流行語大賞ノミネート30語、女性に聞いた「知らないよ」ランキング

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 毎年恒例の『現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞』。2021年のノミネート30語が発表されました。新型コロナとオリンピック関連ワードが多数を占めていますが、中には“え、こんなの知らないよ”というのもチラホラ。

 そこで、女子SPA!では30代40代の女性に、“知らないのはどのワード?”を聞いてみました(※)。ランク上位になるほど意味が知られていないというツラいアンケート結果は、以下の通り。まずは20位から11位まで見ていきましょう。

◆「リアル二刀流」って?大谷選手まわりはイマイチ知らない

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新語流行語大賞ノミネート30語のうち知らないのはどれ?(複数回答)

20位 SDGs 23%
19位 親ガチャ 23.5%
18位 人流 27.5%
17位 ととのう 29%
16位 ウマ娘 29.5%
15位 ショータイム 32%
14位 イカゲーム 32.5%
13位 リアル二刀流 34.5%
12位 ゴン攻め/ビッタビタ 37.5%
11位 Z世代 38%
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 個性的なラインナップの中で目を引くのは「ととのう」(17位)。これは、コロナ禍で復活したサウナブームにまつわるワード。たっぷり汗をかいた後に水風呂に入っては、またサウナで汗をかくというサイクルを繰り返していくうちに、コンディションが整っていくことを言うのだそう。ねづっちかと思った。

 そして、大リーグでホームラン王争いを演じるなど大活躍の大谷翔平選手でしたが、女性への浸透度はイマイチだった模様。「ショータイム」(15位)と「リアル二刀流」(13位)の2つでランクイン。

「ショータイム」は、大谷翔平選手の名前とかけて、アメリカの実況中継で連呼されたフレーズ。「リアル二刀流」は一試合の中で先発投手と打者を同時にこなすこと。野球好きじゃないとピンとこないかもですが、プロの世界ではスゴいことなんですよ。

 続いて10位から4位までを見ていきましょう。

◆「カエル愛」「チャタンヤラクーサンクー」五輪は謎ワードだらけ

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同率9位 ヤングケアラー 39%
同率9位 チキータ 39%
8位 13歳、真夏の大冒険 42%
7位 カエル愛 50.5%
6位 ぼったくり男爵 51.5%
5位 フェムテック 52%
4位 チャタンヤラクーサンクー 56.5%
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 家族の介護に追われ、学業に支障をきたしている18歳未満の子どもを指す「ヤングケアラー」(同率9位)。女性特有の体調やメンタルヘルスの問題を情報通信やテクノロジーの力で対処していく「フェムテック」(5位。女性という意味のフィメールとテクノロジーを合わせた造語)は、今後さらに目にする機会が増えそう。より理解が深まることを期待しましょう。

 この2つ以外は、東京五輪関連が占める結果に。「チキータ」(同率9位)は卓球のレシーブで使われる技術のこと。相手のボールに、バナナのようなカーブをかけて打ち返すことが由来だそう。

 「13歳、真夏の大冒険」(8位)は、スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛選手のこと。実況を担当した、フジテレビ倉田大誠アナウンサーの発した名ゼリフです。

「カエル愛」(7位)は、女子ボクシングフェザー級の金メダリスト、入江聖奈選手が無類のカエル好きだったことから生まれた流行語。バラエティ番組にも引っ張りだこで、独特のキャラクターで楽しませてくれました。

 そんななか異彩を放つのが、「チャタンヤラクーサンクー」(4位)。すみません、筆者も全く知りませんでした。目にした瞬間、“タイ料理?”と思ってしまいました。これは空手で銀メダルを獲得した清水希容選手が演じた形なんだとか。夏の間、ずーっとオリンピックづくしだったはずなのに。

 おまたせしました。トップ3の発表です。

◆同率2位 スギムライジング 57%

 まず、「スギムライジング」(同率2位)。パラリンピックのボッチャという競技で金メダルを獲得した、杉村英孝選手のテクニックのこと。

 ポッチャは、白いボールに最も近く投げられた人が勝ちというルールなので、どうしても近いところで対戦相手同士のボールが近づいてしまいます。そこで、杉村選手が編み出したのが、混み合ったボールの上に自分の投げたボールを乗っけてしまうという離れ業。

 杉村選手の名前と、ボールが浮き上がる様子(ライジング)をかけたというワケ。

◆同率2位 NFT 57%

 「NFT」(同率2位)は、今年現代アート界を席巻したワード。非代替性トークン(Non-fungible token)の頭文字で、デジタルで制作された芸術作品の情報について、それが唯一無二ものであることを証明する仕組みのことを言います。

 つい最近も、小学生が夏休みの宿題で書いたピクセルアートに380万円もの値がつき、大変話題となりました。とはいえ、ただでさえ敷居が高そうな現代アートの世界に、難しそうな専門用語。これは知らなくてもムリはないか。

◆1位 エペジーーーン 59%

 そして、残念ながら最も知られていない新語流行語が「エペジーーーン」でした。

 オリンピックのフェンシング男子団体エペで金メダルを獲得した日本のキャプテン、見延和靖選手が命名しました。エペのチームを表す“エペ陣”と、ジーンと感動する様子をかけ合わせたことが由来だそう。

 ただ、よほどのフェンシング好きじゃない限り、“エペ陣”というフレーズになじみがないので、ちょっと唐突感は否(いな)めなかったかなぁ。

◆コロナ関連やマリトッツォ、ジェンダー平等は認知度バッチリ

 ちなみに、知らない人が少ない、つまり、よく知られていたのは下記の結果になりました。
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21位 推し活 20%
同率22位 うっせぇわ 18.5%
同率22位 ピクトグラム 18.5%
同率24位 ジェンダー平等 14%
同率24位 マリトッツォ 14%
26位 副反応 13%
27位 変異株 11.5%
28位 路上飲み 11%
29位 黙食/マスク会食 10%
30位 自宅療養 8.5%
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 新型コロナの陽性になっても、入院が重症者や重症化リスクのある人に限定されるため病院に受け入れてもらえず、皆が危機感を覚えた「自宅療養」をはじめ、新型コロナやワクチン関連はよく知られている様子。それでも「副反応」を知らない人は13%います。

 他には、ブームになったイタリア発祥のクリームたっぷりのお菓子「マリトッツォ」(同率24位)や、ヒットしたAdoの楽曲「うっせぇわ」(同率22位)がランクイン。数年後にはこれらが流行った年として2021年を思い出すこともあるかもしれませんね。

 というわけで、大賞の発表は12月の初め頃。一体どのワードになるのでしょうか?

【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30~40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2021年11月4日
有効回答者数:30~40代女性200人

<文/沢渡風太>


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