『最愛』サスペンスラブストーリーの妙、松下洸平と井浦新が魅せる対比

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吉高由里子主演の金曜ドラマ『最愛』(TBS系、金曜よる10時~)。
殺人事件の重要参考人となった若き女社長・真田梨央(吉高)、かつて梨央が思いを寄せていた事件を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を中心に描かれるサスペンスラブストーリーは、今夜第4話を迎える。



先週の第3話では、梨央を演じる吉高の演技とは思えないむせび泣く姿に心掴まれ、松下演じる大輝とは15秒以上無言で見つめ合うという、印象深いシーンを生み出した。また、井浦が演じる加瀬も自分の身を呈して梨央を守りその存在感は徐々に大きくなっている。梨央を守る二人の対比もまた、1つの見どころと言えよう。

大輝と梨央にはキラキラと心を通わせていた時間がある。ぽろぽろと出てくる他愛もない思い出話が、距離を保とうとしながらもその思い出を共有している二人の特別な関係性を感じさせ、胸が切なくなる。大輝が刑事として聞く質問も、その奥にある感情を想像して心がしめつけられる。自分があげたお守りを「なくした?」と問い直すこと。「ごめんね」と言う梨央の方にも、大事なものをなくした悲しみと、それ以上は言えない背負ってしまったものを感じる。


加瀬には手を差し伸べ15年で培った梨央との絆がある。ビールを飲む二人はリラックス。疲れたから「怒るなら明日まとめて怒って」という梨央に向ける顔は菩薩のようだ。梨央を襲った犯人に切りつけられても、「ケガはなかった?」と梨央の心配をする。しかし、梨央と大輝の関係性からすると、加瀬の健気な姿は、どこか切なくも思えてくる。

演じる松下洸平と井浦新の演技力と色気が余計にそうさせるのかもしれない。事件に向き合うとき、気持ちが揺らぎ、感覚が鈍り、感情が露わになる。それぞれの関係が深ければ深いほど、切なさは増す。謎の多い事件に愛情が絡むことで物語が深くおもしろくなっていく。張り込みをしている時の、少しの表情の揺れも注目してしまうのだ。

第4話予告映像では、「私を介さない問い合わせには、一切対応しかねます。」と強い口調で大輝に言い放つ加瀬の姿。2人の対峙する場面でどんな感情が見え隠れするのか、興味深い。そのとき梨央はどんな表情をするのか。「おまえやないってこと、おれが証明する」と、予告のラストはまたもキュンとする大輝の方言で終わっている。後藤(及川光博)が流す鼻血も気になってたまらないが、今夜の第4話はどう愛情と事件が絡む合うのか、楽しみだ。



第4話あらすじ

事業説明会での騒動に加え、真田ウェルネスの疑惑を追及する記事のゲラが出回り、後藤(及川光博)の梨央(吉高由里子)への風当たりはますます強くなった。さらに、後藤は会社の裏事情を嗅ぎ回るしおり(田中みな実)に不信感を抱きはじめ、彼女について調べるよう情報屋(高橋文哉)に指示を出す。

その頃、警察は殺人事件の被害者である昭(酒向芳)に500万円を渡した男の足取りを追っていた。大輝(松下洸平)は桑田(佐久間由衣)と共に真田ウェルネスを訪ね、梨央と加瀬(井浦新)に男の心当たりがないか、さらに事件当夜の加瀬の行動について聞く。


翌朝、1本のネットニュースが梨央をさらなる窮地へと追い込む。「疑惑だらけの治験薬」という新薬の中傷記事で、不安を感じた被験者が治験の中断を申し出る事態に。社内にも動揺が広がり、真田グループの株価にまで影響が出始めていた…。



■金曜ドラマ『最愛』
毎週金曜よる10:00~10:54

(C)TBS

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