『SUPER RICH』赤楚衛二&町田啓太のわちゃわちゃが可愛すぎて一生見たい

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え? もう1年後なん? どういうこと?


最後の次回予告で今しがた放送された内容が全部吹っ飛んだ『SUPER RICH』第4話。優(赤楚衛二)の衛(江口のりこ)への告白で幕を閉じたかと思いきや、次回はすでに1年後らしい。いやいや、確かに公式ホームページのイントロダクションには「ジェットコースターのような波瀾万丈な半生を描く」とあるけど、いくらなんでもジェットコースターすぎない?



※以下第4話、一部ネタバレあり

それにしても4話は内容がボリューミーだった。ひとまず最大の柱は、空(町田啓太)のトラウマの克服。前職で上司から理不尽なパワハラを受けていた空。衛との出会いによって救われたものの、コンペ先で因縁の元上司と再び遭遇する。顔を見ただけで手が震える。動悸がおさまらず、汗が止まらない。ハラスメントによって受けた傷は、時間というかさぶたに覆われているだけで、剥がせばまた真っ赤な血が生々しく吹き返す。そう容易く再生されるものではない。

そんな心の傷を、町田啓太がリアルに見せていく。コンペに乗り込むエレベーターでは目尻にシワをたっぷりつくってうれしそうな顔。それが元上司の顔を見た途端、血の気が引いたように、すーっと青ざめていく。その対比の鮮やかさもさることながら驚かされたのが、6年前の空の表情だ。上司を前に背中を丸める空の顔は、同じ町田啓太の顔なのに、別人そのもの。凛々しい眉も、長い睫毛もそのまま。だけど、自尊心を完全にスポイルされてしまった人の顔になっていて、人は追いつめられるとこんなにも変わり果ててしまうのだと心が凍りつきそうになる。


そこで衛と出会う前の空を強烈に印象づけられているからこそ、衛の部屋で2人でワインを飲む場面の幸せそうな表情にこちらまで笑顔がこぼれてくる。「これより先無断立入禁止」の張り紙の先に入ったのも、ファミレスに行ったのも、自分だけ。そういう特別がうれしくなるのが、恋だ。衛は、空の想いを「勘違いやと思う」といなしたけれど、たとえ最初は錯覚でも、空を慕う気持ちは本物だと思う。


そして、そんな衛と空の間に優が割って入ってくるシーンが、今回のボーナスステージ。鶏皮チップスを持ってくる優は、完全に息子が初めて彼女を部屋に連れ込んできたときのオカン状態。必要もないのに、やたら麦茶とか持ってくるタイプ。


「では、ドアを開けたままでよろしいでしょうか」と提案する優に、秒で「どうして?」と返す空の圧の強さよ。町田啓太は、食い気味で台詞を返させたら日本一面白い俳優だと思う。目を丸くしながら泳がせる赤楚衛二のリアクションもいいし、もはや2人のやりとりには安定感すら漂っている。そのあとの酔っ払っているときのわちゃわちゃも含めて、可愛すぎて一生見ていたい。



そうした空の過去との決別を描く裏側で、他のキャラクターたちのドラマも動いた。まさかの展開となったのが豪徳(板垣瑞生)だ。今回、優を含めた若手メンバーのシーンが随分多いなと思っていたら、それはすべて豪徳の裏切りを効果的に見せるための伏線だった。

ここで豪徳は退場。次回予告を見ると、新たにアルバイトの城戸密(結木滉星)が加わるらしい。まさか4話にして板垣瑞生が見られなくなるなんて…。もちろん結木滉星もありがたいのだけど、板垣瑞生も引き続き見たかった…。終盤で豪徳がカムバックしてくるのを待っているし、密という名前的にも結木滉星は確実にスパイキャラだと思うので、このあたりの動向も注目したい。


一方、ますます謎めいてきたのが今吉(中村ゆり)の存在だ。取引先の部長と個人的に親しくして情報を仕入れているようだけど、決して本意ではないのがうかがえた。自分が会社のために身を削っているその時間に、衛は優や空と楽しく飲んでいる。その様子を今吉はどんな気持ちで見ていたのだろうか。このドラマが波瀾万丈のジェットコースターなら、最後の大波乱を巻き起こすのは、今吉かもしれない。

そして、空の心の傷を描くとともに、衛の傷自体もはっきりと見えてきた。空からの好意を勘違いだと思いたかったのも、衛自身が「人から愛される」ことを恐れているからだろう。唯一自分に愛を教えてくれたと思っていた亮(戸次重幸)はとんでもないクズだった。もう同じ失敗はしたくない。もうこれ以上傷つきたくない。そんな恐怖心が、衛を頑なにさせた。では、その鉄壁のガードを突き破るのは、優か、空か、それとも今吉なのか。


『SUPER RICH』は「人から愛されること」を描いていくドラマなのかもしれない。


それはそれとして、衛に「可愛いって思っています」って言った優、ちょっと可愛すぎません…? こんなかわいい男の子に「可愛い」って言われたら、間違いなくこう言い返します。

「あんたの方が可愛いわ」と。


文:横川良明



第5話あらすじ

氷河衛(江口のりこ)は春野優(赤楚衛二)に告白された。優は宮村空(町田啓太)に衛を取られたくないと言うが、衛は彼の告白をはぐらかそうとする。2人が押し問答のようになっていると、インターフォンが鳴り、島谷聡美(松嶋菜々子)がやってくる。衛は聡美を食卓に招き、旧『スリースターブックス』社員の再就職先を世話してくれたことへの礼を述べた。そんな衛に聡美は、次に何を考えているのかと尋ねる。

次の日、衛は社員たちに会社の新たな目標を掲げる。すると資料を読んでいた優が、目標のひとつである人材育成の手段として挙げられていた留学に自分が行きたいと発言。まだ軌道に乗っているとは言えない会社で海外留学出来る人間は優しかいないと、1年間の留学に赴くことになり…。



■木曜劇場『SUPER RICH』
毎週木曜よる10時放送
出演者:
江口のりこ、赤楚衛二、町田啓太、菅野莉央、板垣瑞生、嘉島 陸、野々村はなの、茅島みずき、矢本悠馬、志田未来、中村ゆり、戸次重幸、美保 純、古田新太、松嶋菜々子
主題歌:『ベテルギウス』優里(ソニー・ミュージックレーベルズ)

(C)フジテレビ


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