「女性は結婚すべし」の圧力を“笑い”に変換!? お笑いコンビ・オアシズの功績を山田玲司が分析
TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中の番組「山田玲司とバグラビッツ」。漫画家・山田玲司と俳優・伊澤恵美子が、カルチャーやニュースをもとに“恋愛”を分析していくトーク番組です。9月26日(日)の配信では、世間の価値観と戦い続けている“女芸人”について分析しました。
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「山田玲司とバグラビッツ」
◆女芸人のルーツは“女性の強さ”にあり?
今回のトークテーマは「女芸人特集」と題して、これまで活躍してきた女性の芸人たちを2回に渡って取り上げていきます。まず山田は、女芸人のルーツを紐解いていきました。
山田:平和な時代に女将さんが面白いことを言うというか、「サザエさん」的なノリって言うのかな? 偉そうにしている男を「もっと強い女がいるんだよ」ってやっつけるみたいなところが原点にあるんじゃないかな。
伊澤:うんうん。
山田:夫婦漫才っていうのも、基本的には女性が強いんですよね。そこから一気にブームが広がっていく流れだったなと。僕は中学生ぐらいのときに第一期漫才ブームみたいなものを見てきているんですけども、やすきよ(横山やすし・西川きよし)が頂点にいて、そこに若手がワーッと集まっていたんです。
とは言っても、人気漫才師は10組もいなかったんじゃないかな? そのなかでメジャーだった女芸人さんは2組います。今はめちゃくちゃいますけど、昔は本当に少なかったんですよ。それが春やすこ・けいこさんと今いくよ・くるよさんでした。
(左から)伊澤恵美子、山田玲司
◆“結婚すべき”という世間の声と戦っていた
続いて、山田と伊澤は、大久保佳代子・光浦靖子によるお笑いコンビ「オアシズ」の功績に注目。世間からの強い風当たりに対して立ち向かっていた点を評価しました。
山田:オアシズが出てきた頃って、世間のなかで「結婚しない女はダメだ」っていう考えがマジョリティだったんですね。今考えると変な時代ですよ。「いつまでも女芸人をやって結婚もしないで可哀想に」っていう視線のなかで戦っていた人たちです。その世間からの声に対して逆らわず、「私たちも結婚したいんですよ」と笑いに変えていた。それってなかなか大変だったろうなって思いますよ。
伊澤:そうですね。
山田:今だと「うるせえよ」で済む話じゃないですか。独身の人に圧をかけていく、嫌な時代と戦っていたんですよね。とはいえ、今の光浦靖子さんはしれっと「新しい女の人生」を完成しつつあります。
伊澤:今はカナダに留学されていますよね。
山田:知的で品があるところをずっと維持していますね。
伊澤:しかも、東京外国語大学卒ですよ。めちゃくちゃ頭がいい。
山田:面白いことが好きだから女芸人をやっていたけれど、世間の常識というものが正しいとは思えないから「私は私の道を行きますよ」と、あえて進まれた感じがしますね。
次回の10月3日(日)配信分は、2000年代以降に活躍している女芸人を分析します。詳しくは音声配信サービス「AuDee(オーディー)」でチェックしてください!
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<番組概要>
番組名:山田玲司とバグラビッツ
配信日時:日曜22:00配信
パーソナリティ:山田玲司、伊澤恵美子
番組Webサイト: https://audee.jp/program/show/100000214