いわきに宿泊すれば、無料で乗れる観光周遊バスを実証運行中

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 いわき観光まちづくりビューローは11月6日に、観光庁令和3年度の観光資源磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業(福島県沖地震等の風評対策)の採択を受けて、10月から開始していた観光周遊バスの実証事業のコース内容を一新し、2022年1月まで実証運航する。

 今回の観光周遊バスにおけるコース一新は、開湯1300年以上といわれ、日本三古泉のひとつであるいわき湯本温泉郷をはじめ、JRいわき駅周辺のビジネスホテルなど、いわき市内にある200超の宿泊施設の需要喚起を目的としており、いわき市に宿泊することで、無料で観光周遊バスに乗車できるようになる。
 観光周遊バス「いわきMEGURU号」は、毎週土曜日・日曜日・祝日の2便運運行で、県内唯一の国宝建造物「国宝白水阿弥陀堂」や、日本では珍しい登れる灯台「塩屋埼灯台」、東北最大級の水族館「アクアマリンふくしま」、観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」のある小名浜地区のアクアマリンパークなど、福島県を代表する観光名所や、2020年に開館した震災伝承施設「いわき震災伝承みらい館」、2021年4月に運航を開始した観光遊覧船「小名浜デイクルーズ」といった、新旧の観光施設に立ち寄る、誰でも楽しめるコースとなっている。
 ほかにも、いわきの特産品である蒲鉾の直営工場での試食や、「いわきワイナリー」でのワインのテイスティング(有料)なども楽しめる。さらに、立ち寄り施設に設置されているスタンプを押すと「いわき・ら・ら・ミュウ」買物券と引き換えられるスタンプラリーや、ネックストラップに入った記念乗車券を立ち寄り施設で見せると割引や優待が受けられる乗車特典も付属する。
 福島県沿岸部の浜通り地方を、語り部とともに巡る「みらいTSUNAGU号」は毎週日曜日・祝日の出発で、双葉地区を中心に新しくできた震災伝承施設を見学し、防災・減災の知識を習得するほか、東日本大震災の記憶を風化させないことを目的に運行している。
 将来的には、いわき市に滞在しつつ、双葉地区を織り交ぜた震災(防災・減災)学習コースとして中高生を対象とした教育旅行の誘致や、大学生のゼミ、さらには企業・団体向けのカリキュラムとして、いわき観光まちづくりビューローが主体となり、交通事業者ならびに観光関係事業者と連携して、同事業のアンケート結果などを分析した上で、アフターコロナにおける着地型コンテンツの造成、および新たな販路の開拓を目指す。
 どちらのコースも、いわき市内に宿泊すればバスへの乗車料金は無料となるが、各施設への入館料や昼食代金などは別途必要。各日先着20名までで、出発前日までに事前予約を行う必要がある。乗り場は「JRいわき駅前」「ハワイアンズバスベイ」「温泉神社バス停」「JR湯本駅前」「いわき市石炭・化石館第2駐車場」の市内5カ所。

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  • 11/5 9:00
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