誰が殺した? 愛するがゆえに生まれた殺意【最愛考察】

拡大画像を見る

※このコラムにはドラマ『最愛』第3話までのネタバレが含まれます。

(c)TBS

渡辺父へ500万円を渡していた人物が発覚し、一気に考察が進んだ第3話。最悪の展開の可能性も含めながら考察していきたいと思います。

■情報屋から渡辺父へ渡された500万円

(c)TBS

殺された渡辺父(酒向芳)のホテルで見つかった謎の500万円。これは情報屋のイケメン(高橋文哉)が、渡辺父に渡していたものであることが分かりました。となると、何が目的で渡したのかがまた一つの疑問として浮かび上がってきます。

この情報屋は以前のコラムでも述べたとおり、失踪した梨央の弟・優である可能性が非常に高い(以降、情報屋=優という前提で進めていきます)。また、この500万円が2021年において旧札であるという点も、取引履歴がどこにも出ないタンス預金的なものであることを示唆しています。

優は記憶を取り戻し、渡辺(朝井大智)を殺してしまった(と本人は考えているがそれが致命傷となったかはまだ不明)ことを悔い、中学の頃に家出をしました。

そのため、これらのお金は渡辺父への贖罪のために、優が家出後に貯めてきた、または誰かから受け取ったお金なのでは? と考えられるのではないでしょうか。

■あえて旧札だったわけ

(c)TBS

500万円は、なぜ旧札だったのか。

優が記憶を取り戻して家出をしたのは2012年頃。新札に切り替わった年は2004年。仮に家出から貯金を始めたのなら、旧札で持っているのは不自然なんですよね。ですので、自分が稼いで貯めた可能性は少し弱い気もしています。

優の家出後、梨央の実母である真田梓(薬師丸ひろ子)が行方を見つけ出し、その時に優は「もう梨央には会いたくない。朝宮優であることを捨てたい」とまで思っていることが分かりました。併せて、優が家を出たことに対しても、心配はいらないと断言していた梓。

もしかすると、この500万円はその時に梓が優が困らないように渡したお金の一部ではないでしょうか。行方をくらませたい本当の理由を優から聞いていた梓が、何かあった時に引き出し履歴などから足がつかないよう、梓と優の双方の口座は介さず、個人的な足のつかない資金として持っていたお金を現金で渡したため旧札だったのでは?

■贖罪のお金をなぜ今渡した?

しかし、優はなぜ今渡辺父にお金を渡したのでしょうか。贖罪のためだけで、お金も前述のように手元にあったのであれば、もっと前に渡せたはずです。なぜあえての今なのか。それはやはり梨央を守るためではないでしょうか。

「渡辺父が梨央を脅迫していたのでは?」と大輝(松下洸平)が梨央に聞いた時、彼女は否定をせず、その予測は事実であるようなニュアンスを見せていました。そうであれば、常に梨央の状況をハッキングによって把握している優ももちろんそれを知っていたでしょう。

つまり脅迫をやめさせ、梨央への脅迫の矛先を変えるために自分が殺した事実と謝罪を兼ねて優は渡辺父に接触したのではないでしょうか。

そして、それが公園で梨央と渡辺父の接触の理由に繋がって行くのでは? と推測しました。

■事件の日梨央が公園にいたわけ

(c)TBS

前述してきた考察が真実であるとすれば、脅迫され、避けていた相手である渡辺父と梨央がわざわざ会うことは不自然です。しかし、渡辺父が梨央に「優と接触して全てを聞いた」ことを伝えて呼び出したなら、二人が直接会うこともあり得るのではないでしょうか。

あれだけ会いたがって気にかけていた優のことを引き合いに出されれば、梨央もいてもたってもいられなくなるかと思います。

そして、渡辺父が呼び足した理由は2つ考えられます。

1つ目は、梨央が渡辺失踪のキーパーソンだと思っていたが、優から真実を聞き、全く逆で被害者であったことを知っての謝罪のため。

2つ目は、優から渡辺殺人の謝罪のお金を受け取りながら、弟が殺人を犯したという事実をさらに梨央へのゆすりのネタにしようとしたため。

事件当日、公園の近くで優の姿も防犯カメラに写っていますが、梨央へのつきまといをお金で解決したつもりなのであれば、この接触が心配で優が様子を見に行っていたのも自然ではないでしょうか。

■絶対に起こらないでほしい地獄のような展開

渡辺父と梨央の公園での接触。もし渡辺父の目的が先程の2つ目であるさらなるゆすりであるとしたら、もしかすると見張っていた優が激昂してその場に出ていくこともあり得るのではないでしょうか。

そして、これは一番起きてほしくない展開なんですが、実はその場で優が激昂のままに渡辺父を殺めてしまったが、その記憶を失ってしまっている……。

梨央にとって久しぶりだった優との再会が人を殺してしまう場面。やるせない帰宅のタクシーでの涙。新たな殺人を犯した事実を優には思い出させたくないので、人生を賭けて彼のために開発した新薬は優のためには使えず……なんて展開は救いがないので絶対に起こらないでほしい……。

■いろんな形の最愛

(c)TBS

また、今回もさまざまな形の最愛がドラマ内に散りばめられていました。

渡辺父は、渡辺の行方を大学の入り口でビラを配ったりしながら、15年間もの間探し続けるという形で息子への最愛が。

また、梨央は失踪した優から毎月届く葉書を全て壁に貼りつけ眺める視線に、優への最愛が溢れていました。

はたまた優は梨央の様子をハッキングしたパソコンのカメラから眺め、安堵するかのような優しい笑みを浮かべる姿に最愛が表現されていました。

当初、優は梨央の敵かのような描かれ方をしていましたが、梨央が「優の幸せを壊してしまった」と責任を感じていたように、優も梨央に対して同じ気持ちを抱いていて、情報屋をしながら姉への幸せを守っているのかもしれません。

■社長だけど庶民的な暮らし……?

(c)TBS

刑事が梨央を張り込みしていた際に、「社長にしては質素なところに住んでますよね」と梨央がお金を使わず庶民的な生活をしているような場面がありましたが、ご安心(?)ください。使うところではしっかり使ってます。

事業説明会につけていたネックレスは、ブシュロンの「セルバンボエム」。バッグはセリーヌの「セーズ」。最後記者に囲まれた場面でつけていたネックレスは、ブルガリの「ディーバドリーム」。使うところはしっかりお金使ってます!

予告では、突然の後藤(及川光博)の鼻血で、ミッチー死んでしまうん(節子風)? という心配もありますが、また次回を楽しみに待ちましょう!

(やまとなでし子)

関連リンク

  • 11/4 11:10
  • マイナビウーマン

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます