彼が女性とご飯に…嘘をつく人を心から信用するには?/ものすごい愛

by Estefania Cortes

親愛なるAM読者のみなさま、ごきげんよう。ものすごい愛です。
少し前に気温が急激に下がったため「完全に冬だな!!! 冬物ダウンの出番だ!!!」と高を括って秋物コートを全てクリーニングに出しました。
ところが、思いがけず秋が舞い戻ってきたせいで気温に適したアウターが一枚もなく、外出のときはいつも汗だく。
そのため引きこもり生活に拍車がかかり、意図せずステイホーム生活に突入しました。
ハァ、わたしっていっつもそう……。

前回の記事では、彼の身体が弱く、もし結婚したら「自分ひとりで家計の収入を稼ぎつつ、彼の面倒も見なければならないのか?」と不安になっている女性からの相談でした。
人生は思いもよらないことがたくさん起こります。
不安要素はつきものなので考えだしたらキリはありませんが、結婚前の時点で「まあ、なんとかなるでしょ」と楽観的に構えられないのであれば、一度立ち止まって冷静になったほうがいいかもしれません。
相手を助けること、相手に助けてもらうことをお互いに気持ちよくやれる相手かどうか、きちんと見極めることをおすすめします。

嘘をつくようになった彼

【相談】 彼とこのまま付き合っていくか悩んでいます。社会人なって付き合い始めた彼と、もうすぐ4年になります。会社の異動や彼の海外渡航などで3年間の遠距離を経て今は同棲し、一緒にいれるようになって嬉しいと思う一方で、浮気されているのではないか、彼に裏切られているのではないかと不安に感じてしまいます。というのも、付き合ってすぐに彼が女の人とご飯に行くことを私が良く思わず喧嘩になったことをきっかけに、彼が私のことを友人(男女問わず)に愚痴ったり、嘘をついたり、隠すようになりました。何かある度に話し合いをして解決してきましたが、ずっと心にモヤモヤというか、また嘘つかれてるんじゃないかという不安が取れません。時間が経てば彼のことを信じられると思ってきたのですが、付き合ってもうすぐ4年が経とうとしているのに、あまり変われていない自分が辛くて相談させていただきました。彼を心から信じるには、どうしたらいいのでしょうか。アドバイス頂けたら嬉しいです(26歳 女性)。


うーん……少々言いにくいのですが、信用を失う原因になった過去の出来事、またそれによって疑心暗鬼のループにハマってしまっていることから、彼のことを心から信用するのってかなり難しいのではないでしょうか。

彼が嘘をついたり隠し事をしている事実をあなたはどういった経緯(共通の友人からのリークなのか、こっそり彼のスマホをチェックしたのか)で知ったのかはわかりかねますが、能動的に詮索して知ったわけではなく、偶発的に知ってしまったという仮定で今回はお話しを進めさせていただきますね。

信用する価値があるかを見極める

もしわたしがあなたの立場だったら、浮気をしている事実どうこうより、嘘や隠し事をしているとわかりきっている彼を信用できないでしょう。
たとえ恋人同士や夫婦でも、わたしは何から何まで包み隠さず相手にオープンにする必要はないと思っています。
もちろん、黙っていることでパートナーに不利益が生じる場合やお互いの生活によくない影響を及ぼす可能性のある場合(事故を起こして相手にケガを負わせてしまった、過去に自己破産をしているなど)は言うべきだとは思いますが、わざわざ言う必要のないことはあるはずです。

わたしはパートナーの全てを把握したいとは思っていないので、それこそ女性とごはんに行こうが、一緒に過ごしていないときに何をしてようが、正直どうでもいいのです。
ただ、それは相手の行動全てを容認しているというわけではなく、わたしが不愉快になったり悲しんだりする可能性を孕んでいるのであれば、「わたしがわからないように賢く立ち回れよ」という考えがあるから。
隠し事や嘘の内容がなんであれ、「嫌われたくない」「よく思われたい」という素振りすらない人は、信用する価値はないと思っています。
「どうせおれのことが好きなんだから別れる気なんてないでしょ」「これくらい堂々としてても気づかないくらい鈍感だもんね」とバカにされているようで腹も立ちますからね。

何より、自分の友達にパートナーの愚痴を話している点を見過ごせません。
わたしは、恋人や配偶者などの愚痴や悪口を他人に話す行為はクソダサ愚行だと思っています。
具体的な相談となれば別ですが、ただダラダラ垂れ流されるだけのおもしろくもなんともない愚痴は聞かされる側も不快です。
もし、何らかの不満があるのであれば直接言ってもらわなければ根本的な解決にはなりませんし、何より「あなたのやっていることはわたしだけじゃなくて、そんなわたしを選んだあなた自身の価値を下げる行為ですよ」とガッカリしてしまうでしょう。
だから、外でわたしの愚痴を話しているのを知った時点で「もうあなたのことはどうでもいいです」と見切りをつけます。

とまあ、ここまではあくまでもわたしがあなたの立場だったらどう思うかについてお話しをさせていただきました。
でも、あなたは今のところ彼と別れるつもりはないようですし、相談文には彼と一度話し合って解決をしたと書かれています。
ひとつ気になったのですが、その「解決した」の時系列がいつになるかです。
彼があなたからの信用を失いかねない行動をするたびに話し合ってお互い納得のうえ解決したはずなのに、改善されることなく何度も繰り返されているのか、それとも過去に話し合いをし解決してから彼のそういった行為は全くなくなり、信頼を取り戻すための努力をしているにもかかわらずあなたの不安は拭えていないのか。
どちらによって、あなたがどういった選択をすべきかの答えは変わるはずです。

もし前者だとしたら、それこそ見切りをつけるタイミングかもしれません。
彼の行動に一切の改善が見られないのであれば、それは解決したとは言えないですし、彼も「次からバレないようにやればいいや」という認識でいるなら、それこそ信用する価値がある相手とは思えません。

後者の場合、それでも彼と付き合っていく決心をしたのであれば、少なからずあなた自身も変わる努力を必要とされるのかもしれませんね。
たしかに、過去に彼のした行為はあなたにとって許せるものではなく、未だにそれが尾を引いて不安につながっているのでしょう。
過去の行いはなかったことにできませんし、された側は忘れようと思って容易に忘れられるものでもありませんから。
「これまで頑張ってみたけれどやっぱり無理だった」と途中で気づいて見切りをつけるのだって、選択肢のひとつです。

ただ、わたしはあなたが“信用する”という言葉に囚われ過ぎているように感じたのですが、いかがでしょうか?
相手を信用するうえであなたの譲れない部分があるように、「こういう部分を持っている人は信用できる!」という琴線は人それぞれ異なります。
極端な例になりますが、異性の友達はゼロ、友達とは一切遊ばない、仕事の飲み会も毎回不参加、一緒に暮らしていて仕事以外の行動は常に一緒、寝室は同じ、仕事中でも常に連絡を取り合っているといった、浮気や隠し事をする余白が全くない生活をしているのならたしかに疑う余地はないかもしれません。でも、少しでもいつもと違う行動を取ったら……途端に不安や疑いの目が生まれてしまうのではないでしょうか。
逆に、別々に暮らしていて休みの日もそれぞれ一人きりで過ごすことも少なくない、LINEも電話も用事があるときだけ、でも相手が自分のことを一番に大事に思ってくれている実感があるから、女性と飲みに行こうが全く気にならないというのも、ひとつの信用のかたちのはず。

もしも、あなたが彼に対して物理的に浮気する余白のない行動を求めているのだとしたら、それは難しいと思います。
そもそも相手の行動はコントロールできるものではありません。
たしかに彼の行動は目に余るものがあるとはわたしも感じましたし、彼本人が変わろうとする努力は必要だと思いますがが、常に疑いの目を向けられ、求められ続けてばかりでは「信用してもらえるように頑張ろう」という気持ちの糸は切れてしまうのではないでしょうか。

「話し合って解決した」と言い切るのであれば、それを掘り返していつまでも責め続けるのはルール違反。
もう終わったこととして捉え、新たに関係性を築き上げる努力をしたほうがいいと思います。

不確かな「信用」を得るために

「信用」とは、とても不確かなものです。
どうしたって証明しようがないものを信じる行為なのですから、ある程度のことは気にせず、時には見て見ぬ振りをしないとやってられません。
だからこそ、目に見えて実感できる相手の言動を代替として、信用できる/信用できないのジャッジをするのでしょうが、相手のすべてを把握して嘘や隠し事を見抜くことなんてできっこないわけです。そうなるともう、こちら側の気持ちの強さが試されてきます。

自由を制限したり、ことある事に行動をチェックしたり、詮索や束縛といった実際の行動には移しておらず気にしていない風を装っていたとしても、案外相手に雰囲気で本心は伝わるものなんです。そうなると息苦しさが募って、外での発散を求めてしまうことだってあるかもしれません。もちろん、だからといってそれ自体も容認できる行動ではないでしょうし、言い訳にしていいことではないのですが。
わたしは『彼を虜にするモテ仕草』だの『愛される女性がやってる10のルール』だのといった、決めつけが過ぎる小手先の指南書なんかはあまり好きではないのですが……恋人間や夫婦間のコミュニケーションにおいては気をつけるべき点はあると思っています。

たとえばですが、彼が友達と飲みに行って帰ってくるのが遅いことにあなたが不満を抱いているとしましょう。
それが連絡もなしに連日朝帰りをしていたり、無断外泊が続いていたりなど、あまりにも度が過ぎていて一緒に暮らしている相手への配慮が足りないのなら、さすがに「いい加減にしろよ」と苦言を呈すことになりますよね。
でも、それがたまになら、わたしだったら「遅くまで飲んでるのは全然構わないけれど、ごはんの準備があるしわたしにも生活スケジュールがあるから事前に連絡だけはしてほしいな」と伝えるに留めます。
飲んだ相手は誰なのか、どこに行ったのか、何を話したのかなどは一切聞きませんし、もちろん不機嫌そうな素振りも見せなければ、「わたしが寛大だからあなたは自由に遊べているんだよ」といった不遜な態度もしません。
聞いたとしても、「楽しかった?」くらいでしょうか。

「わたしはあなたのことを信用しているからね」「それを裏切らない範囲でどうぞご自由に」「あなたの良心と常識にお任せします」という、自ら知ろうとしない、無理に探ろうとしないというスタンスのもと、想像だけで疑わず、それでも入ってくる情報をふまえて相手を判断するでしょう。
たとえ恋人や夫婦でもあなたにはあなたの生活やプライベートがあることはきちんと理解しています、あなただけのテリトリーを侵害するような真似はしないですよ、と心に留めてコミュニケーションを取ることが、相手への信用の証だとわたしは思っています。そして、「わたしがこういうスタンスでいるのはあなたを信用しているからだよ」というのがきちんと伝わって、それを裏切らない行動を取ってくれてはじめて、相手を心から信用できるのではないでしょうか。
万が一、これを都合よく解釈されて「やったー! 何しても許されるんだ! 好き放題やっちゃお!」と目に余る行動が増えたり、「おれのことなんてどうでもいいんでしょ……」と見当違いの捉え方をするようなら、それこそ相手への信用は地に落ちます。
「見る目がなかった」「相性が悪かった」と、さっさと見切りをつけるでしょうね。

「4年付き合ったから」で選択肢を狭めないで

どうか、“信用する”という言葉に飲み込まれないでください。
もしもあなたが彼と別れる決断をして、今後新しい恋愛を始めたとき「相手のことを心から信用しなくちゃ」とプレッシャーに感じてしまうのではないかと、少し心配です。
もちろん、信用できる人/信用できない人の線引はあると思いますが、表面的に見えるものや細かな行動を気にするよりも(ひどい行動が多ければそれこそ信用できない人というジャッジになりますが)、あなたの中の大事なポイントを押さえているかどうかを判断基準にすることをおすすめします。

もしかしたら、ここまでわたしがお話しをしたことをすでにあなたは実践されていて、それでも彼を信用できずにいるのかもしれません。
もしそうだとしても、彼を信用できない自分を責めたりしないでほしい。
それは「だって彼がわたしの信用を裏切る行動ばっかりするんだもの!」と言い切っていいことです、あなたはひとつも悪くありません。

ただ、彼との今後を考えるとき、「海外での遠距離を耐えたのに」「同棲までしているのだから」「いろいろ乗り越えながら4年も付き合ったんだし」と、これまでの頑張りが無駄になってしまうのではないかと自分を追い込んで選択肢を狭めることはしないでくださいね。
あなたが変わろうと努力していることにすら気づかないのに、彼が変わってくれるのを黙って待ち続けるなんて、時間がもったいないですからね。
話し合いをしようとしたこと、自分も変わらなくちゃと一歩踏み出したあなたは、十分に素敵な人ですよ。

Text/ものすごい愛
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