年収1000万円を捨てて、俳優になった「キリンビール元営業部長」の後悔

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 昨年、キリンビールの営業部長を54歳で退職し、役者として第二の人生を歩み始めている山田直樹さん。一体、なぜ大手の部長職を辞めてまで役者になったのか。

「57歳で役職定年するとヒラ社員待遇で、1000万円あった年収も半減。『500万円あれば御の字じゃないか』と思うかもしれませんが、先輩を見ると“ふてくされる”“開き直る”“燃え尽きる”など、人生終了感が漂っている人も少なくありませんでした。それまでは肩で風を切り、威勢のよかった上司が、肩書が外れた途端にみるみる小さくなっていくのを見て、夢を追いかけてみようと思ったんです」

◆70歳、80歳で一人前になりたい

 社内で営業のシステムが刷新され、「もう自分の時代じゃない」と思ったことも大きかったという。幸い家のローンも完済しており、子供も独立していたため、退職金と貯蓄で質素な暮らしをすればと芸能界に飛び込んだ。

「専業主婦だった妻は、今では30年ぶりに働きに出て、生き生きしています(笑)。エキストラの現場や芝居のワークショップなどで、いろんな人生を送ってきた人たちや若者と交流するのも楽しいですね。母に『いつまで続けるの?』と聞かれたので、『70歳、80歳で一人前になれたら』と答えました。役者なら、別におかしくないですしね」

◆今の職場で次のキャリアへの準備をする

 ただ、後悔もあるという。

「もっと早く、在職中から週末はワークショップに通うなど準備しておけば良かった。安定もいいけれど、安定すれば甘えてしまい、どんどん時間がなくなっていく。“将来やりたいこと”と“今できること”を、逐一見つめ直しておくべきでした」

 会社にいても次のキャリアの準備はできる。まずは自分の胸に“どう生きたいか?”を聞いてみよう。

【山田直樹さん】
’20年に俳優業に転身。サザンオールスターズのトリビュートバンド「麻生恋次郎」で約20年間にわたり音楽活動も続けている

<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/芝山健太>

―[70歳まで働く方法]―


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  • 11/3 15:54
  • 日刊SPA!

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