木下優樹菜はヤンキー街道を進み続けるのか? 活動再開の行末は

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文/椎名基樹

◆突然の活動再開宣言に「?」

 いわゆるタピオカ裁判で「脅迫」とされ、有罪判決を下されたことを受けて、木下優樹菜がYouTubeで謝罪動画を公開した。この判決の2日前にYouTubeチャンネルを公開しており、注目を浴びるタイミングで再生回数も稼げることを計算しているようでなかなかしたたかである。同じフリーランスの身としては、習いたい見上げたガッツだ。 動画の内容は、これから仕事をしていくという宣言であった。

https://youtu.be/WCwVeyMqi_4

 「自分にはこの仕事しかない」と彼女は言うが、この仕事が何を指しているかはよくわからなかった。テレビ界に容易に復帰できないことは本人が一番わかっているだろうから、この仕事とは、おおざっぱに「木下優樹菜の看板で食べていく」ことを指していると思われる。仕事をする必要に駆られていて、裁判が終わることを首を長くして待っていたようだ。

◆改めて感じるルックスの良さ

 一度世間に顔と名前を売ってしまった人間が、一般人の生活に戻るのは想像絶する困難があるという。私のような無名人には、その気持ちを本当に理解することはできないが、ミッキー・ローク主演の映画「レスラー」などを見ると、その辛苦の一端が少しは理解できる。

 動画を見て、まず私が率直に印象に残ったのは、木下優樹菜のルックスの良さだった。改めて見ると、顔もスタイルも抜群である。ヤンキー上がりの「おバカタレント」なのではなく、もう少し上のグレードの芸能人を目指したほうがよかったんじゃないかと思ったりした。

◆ヤンキーだったが故の失敗

 このルックスをして、若干23歳で結婚し、青春時代を育児に捧げ、そして今、子育てのために働かせてくれと訴えている。「生き方は非常にまともじゃね?」と感じた。不器用なくらいだ。タピオカ騒動も姉のために義憤にかられた故の行動で、ヤンキーらしく、彼女の行動の原理には、浪花節を感じる。もう少しドライだったら失敗もしなかったろーに。

 流出した「脅迫」メールの内容があまりにもひどすぎるので、彼女の現在の境遇は仕方がない。ただ、あのくらいルックスの良い女子が、若い頃からお母さんをやっていたら、相当エネルギーを持て余していただろうと思う。

◆木下優樹菜はどこへ行く?

 それにしても失言の怖さだ、事件の内容のたわいもなさと比べて、彼女の失ったものが大きすぎる。「タピオカ」という言葉の脱力感が、余計に滑稽と悲惨を際立たせる。

 木下優樹菜が世に出たのは、「クイズ!ヘキサゴン」(フジテレビ系列)からだ。そこで「おバカタレント」として人気を博した木下優樹菜スザンヌ里田まいの3人が、韓国語で「お馬鹿さん」を意味するPaboなるアイドルユニットでデビューした。メンバーの中でスザンヌも、木下同様、離婚を経験している。そこで際立つのが里田まいの一人勝ちぶりだ。ヤンキースのローテーションピッチャーの妻としてニューヨークに暮らしていたなんて、世界の指折りのセレブじゃないか。人生の恐ろしさを感じる。

 今回の木下優樹菜の動画公開は、ご意見無用で木下優樹菜の看板でサバイブしていく宣言のように思えた。彼女はどんな仕事をしていくつもりなのだろうか? とりあえず、少し前にやっていたヤンキーファッションのモデルは抜群に面白かった。

【椎名基樹】
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina

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  • 日刊SPA!

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