清野菜名、TBSドラマ『ハンオシ』キテレツ白アスパラ・坂口健太郎の不意キュンで視聴率好調も不安を予感させる“ガサツさ”と“弱キュン”

 清野菜名(27)主演のドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)の第2話が10月26日に放送され、世帯平均視聴率が9.9%(ビデオリサーチの調べ/関東地区)と、初回から0.5ポイントアップ。2ケタ台に迫る勢いを見せた。

 同ドラマは雑誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)で連載中の有生青春氏による同名コミック(通称“ハンオシ”)が原作。デザイン会社で働きながら独身生活を楽しむ大加戸明葉(清野菜名)が、30分前に出会ったばかりの広告代理店勤務の堅物イケメン・百瀬柊(坂口健太郎/30)に偽装結婚を求められるラブコメディ。

 第2話は、百瀬と偽装結婚して2週間、ズボラな明葉はキッチリしている百瀬の生活スタイルに合わせようしていた。しかし、趣味で集めているガチャガチャのオモチャを飾っていると、百瀬の「すぐに片づけてください」と文句を言われ、明葉のイライラは我慢の限界に。

 そんなある日、百瀬の兄・旭(前野朋哉/35)に、週末だけモモズ弁当を手伝ってほしいと頼まれる。バイト代に目がくらんだ明葉は、仕事の百瀬に代わってお店を手伝いに行くことに。義兄嫁の美晴(倉科カナ/33)とも仲良くなれ、浮かれ気分の明葉だったが、良かれと思ってやったことが、取り返しのつかない大失敗に……という展開。

 百瀬が偽装結婚を申し込んだ理由は「好きな人をずっと好きなまま生きるため」だったのだが、その相手が中学の同級生だった美晴であることが判明。百瀬と明葉が実家に泊まった夜、パジャマ姿の百瀬と美晴が2人きりで会話するシーンがあるのだが、百瀬は美晴への想いを隠しつつ、好きな人といられる喜びを噛みしめていた。

■坂口健太郎のキュンシーンに視聴者悶絶

 これを見ていた視聴者は、ツイッター上で「美晴と話してるときの百瀬は、明葉と話してるときと違って、なんか素が出てるし、少し恥ずかしそうなのカワイイ」「誰ともつきあったこともなく、ずっと美晴を想い続けてきた優しい笑顔。一途男子じゃんか」などと、坂口が繊細に演じる百瀬の表情に胸キュンしていた。

 また、勘違いで合挽き肉を大量に注文してしまった明葉に、百瀬は「あなたを選んだ僕がバカでした」と言い捨てる。しかし、兄夫婦が合挽き肉を使って、特製ハンバーガーを限定販売することを知った明葉は、デザインの腕を発揮して徹夜でチラシを作成。

 街でチラシを配っている明葉を見かけた百瀬は彼女の能力と努力を認め、「こんな良いチラシ、1人でも多くの人に見てもらわないと、もったいないじゃないですか」と、チラシを半分受け取り、朝一番で打ち合わせがあるというのに一緒にチラシを配った。

 その夜、帰宅した百瀬は「アナタのせいで打ち合わせに7分遅刻しました」と嫌味を言いつつ、明葉に感謝されて照れた表情を浮かべる。そして、自室に向かおうとしたところで、ためらいながら振り返り、「あなたで良かったです」と伝えると、照れくさそうに足早に階段を上がっていった。

 そんな、前言撤回の告白シーンに、視聴者は「あまりにもヒドい百瀬さんの対応に、腹が立ったけど、最後のひと言で許せちゃう。キュンキュンするやないかー」「嫌味で潔癖で理屈っぽいキテレツ白アスパラの激しいツンデレに感情が追いついていかない」などと、百瀬の不意キュンに興奮していた。

■これからシリアスな展開が始まる?

 視聴率とともに視聴者の反響も好評だが、その一方でネガティブな意見も。「主人公がガサツで余計なことするタイプだし、百瀬さんもふだんのキツい態度に対してキュンが弱すぎる。どちらにも好感があまり持てない」などと、明葉の極端な行動や、百瀬のモラハラ気味な言動に付いていけないという声も少なくなかった。

 また、百瀬が想いを寄せる美晴を倉科が演じていることもあり、美晴は“ヒマワリのように笑う”明るさの裏に影がありそうだ。今年1月期放送の『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(同局系)でも、ヒロインが想いを寄せる男性の初恋相手を演じ、恋の行方を混乱させていたが、今回も小悪魔的な役回りなのかも。

 今後、なぜ同級生の弟でなく兄を選んだのかなど、美晴の心の内が明かされることが予測される。そのとき、明るいラブコメだけでない、切ない展開になるかもしれないが、それでも視聴率の好調を維持できるかが、同ドラマの勝負どころだろう。(ドラマライター/ヤマカワ)

■清野菜名と倉科カナの豪華2ショット

 オフショットは楽しそうだが、倉科カナが演じる美晴は、今後のキーマンになりそうだ。

※画像はTBS『婚姻届に判を捺しただけですが』番組公式ツイッターアカウント「@hannoshi_tbs」より

2021/11/2 19:30

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