大人のプチプラ「フジコ」、ベスコス賞連発のヒミツを社長に聞いた

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 次々に出てくる新しいコスメや美容法。特にアラフォー以上の“大人の美活”は日々進化しています。
 大人なら、ちゃんと理屈をわかって選びたい!というわけで、ヒットコスメや話題の美容法をシリーズで取材していきます。

◆「フジコ眉ティント」ほか気になるブランド「フジコ」

 今回紹介するのは、ドラッグストアやバラエティショップのコスメコーナーをパトロールしていると妙に目が行くブランド「フジコ」。

 塗って、乾燥させて、はがすと、顔を洗っても数日眉が万全になれる眉毛用ティント「フジコ眉ティント」や、中国で大ヒットした“ぺたんこ髪”をふんわりさせるケアアイテム「FPPパウダー」(元々「フジコポンポンパウダー」として発売され、現在はリニューアル)、油分ゼロでシェイクして使う「フジコシェイクシャドウ」など、使ったことがなくとも、店頭やSNSや雑誌で見たことがあるのでは?

 “キレイになるって楽しい”をコンセプトに、今までのプチプラコスメとはひと味違う大人っぽいシンプルなパッケージや独特のネーミングで驚きを与えてくれ、さらにその機能性で感動させてくれることで注目を集めているんです。

 魅力的なアイテムが星の数ほど並ぶバラエティショップの中でも、圧倒的な個性を放ち、印象に残るコスメブランド「フジコ」。一体どんな人たちが作っているの?ということで、今回は「フジコ(Fujiko)」を展開する、株式会社かならぼの代表取締役・和田佳奈さんに話を伺いました。

◆「そこそこ」のコスメ愛だからこそ唯一無二の商品が生まれた

 もともとは、広告代理店で仕事をしていた和田さん。社内異動のような形で、フジコの事業に参画し、そしてその後独立したブランドとして2016年から歩みだすことになりました。

 コスメブランドの社長というと、さぞかしコスメが好きで今に至ったのだろうと思っていたのですが、意外にもコスメ好き度は「そこそこ」だったとのこと。

「簡単にメイクをしたい。でも仕上がりは可愛く」。そこそこコスメ好きだった和田さん自身が求めている物を突き詰めたことが、唯一無二のフジコの商品の礎になっています。

「そこそこ」の労力で、グッと可愛くなりたい。欲張りな私たちの願いを叶えてくれるフジコだから、支持されまくっているわけですね。

 全国的に人気のブランドにも関わらず、フジコはわずか17人で運営されています。少数精鋭すぎる!

「そもそも会社を大きくしようとか、有名になりたいという気持ちは特にないんです。大事なのは“フジコらしさ”を失わないこと。インスピレーションや感覚の部分が社員の中でズレないように、小さなサイズの組織で運営しています」(和田さん)

◆たとえ質が良くても、特徴のない商品は出さない

 私のイメージする“フジコらしさ”といえば、あっと驚く機能性や、テンションが上がるネーミング。きっとフジコファンの期待値も日に日に上がっちゃってます。「次のフジコは何してくれるの?」って。

 でも、それって新商品開発のプレッシャーでもあるのでは……?

「正直それはあります(笑)。例えば、特徴はないけどそれなりに質の良い商品をフジコから出しても、お客さまをがっかりさせてしまうかも知れない。これは結構大変です。だけど、フジコである意味を感じていただける商品を出し続けたい。質ももっと高めていきたい。いただいた期待を超えて、お客さまとの信頼関係を結べたらと思っています」

 わ、力強いお言葉。お言葉に甘えて、次の商品も期待します。って、結局ハードルを上げている。

 実際に、7月に発売されたフジコ初のアイライナーは、3股に分かれた“仕込める”ライナーと、カラーライナーのWエンドタイプ。3股に分かれた“ドット”でまつ毛とまつ毛の間を埋め込み、目尻にはカラーを入れることで、抜け感のあるデカ目が作れるというコンセプトです。デカ目を作ろうとすると90年代のギャルみたいなべったりしたラインになるし、かといって抜け感を目指すとぼんやりとしてしまって、抜け感というよりただの間抜けな目元に……と悩んでいたのは私だけじゃないはず。それを解決して抜け感のあるデカ目って、神なの!?

 ほら、結局ハードルを超えてくる。そう、フジコのすごさは、見た目の可愛さやワクワクするネーミングだけじゃないんです。出落ちじゃないの。

◆人気のチョークチークを使ってみた!

 そんなフジコの神っぷりをわかりやすくお伝えするために、今回は、定番の人気商品・フジコチョークチークを実際に塗ってみたところをご紹介します。

 まず見てこれ。文房具みたいなチョーク型の3色のスティックカラー。スティック状のチークは見たことあるけど、グラデ状のは初かも。初見ではチークとわからないかも。

◆内側から発光してるみたいに

 塗ってみると、最初は薄付きだなーと思ったのですが、

 馴染ませていくと、ハイライトがつやつや。シアーな色づきで肌が内側から発光しているよう。光を味方に付けたらだいたい勝てる説。

 濃いめカラーのリップとのバランスがめっちゃいいです。チークレスの抜け感は欲しいけど、血色感を足さないと顔が疲れてる。そんな日によさそうです。

◆この形に意味がある

 そして特筆すべきは使い心地。頬に付けスライドするだけで適量が付き、繊細なグラデが完成。粉のように「塗ってる」感はなく、肌に一体化してくれます。

 見た目がトリッキーなコスメって、実際には使い勝手が悪いことが多い。結局、長年の伝統の形状が一番便利だよな……って、いつものコスメに帰っていくことが多い。それに比べてフジコのチークチョークは、この形状であることの意味が感じられるんですよね。

「自分が使いたいものを作っていると、自然に便利になったり、肌に優しいものができていくんです」と話す和田さん。プチプラで便利で可愛くなれて肌に優しいって…!

◆アラフォーこそプチプラがオススメな理由

 かつてプチプラコスメは、大人の女性が使うのは邪道だとされていました。機能が劣るとか、パッケージがしょぼいとか、若いコが使うモノと思っている人も多いのでは?

 うっかり使うことがあっても、こっそり使う。プチプラコスメは、大人のポーチ一軍には入ることがなかったのです。でも言いたい。いまだにプチプラ鎖国をして、数年間変わらぬ化粧をしている人、まずいよ!! 

 デパートにあるコスメブランド出身の、かならぼ広報・大谷さんは「アラフォーこそ、プチプラを取り入れるべき」と教えてくれました。

「今、プチプラコスメはとっても進化しています。デパコスと遜色ない使い心地や、機能性を持つアイテムがたくさん登場していますから、いきなりデパコス価格で試すには勇気のいるカラーなどは、まずはプチプラで試してみるのがおすすめです。自分に合うとわかったら改めてデパコスで揃えるのでもいい。メイクのトレンドは日々変化していますし、プチプラから試す作戦はすごくおすすめですよ」

◆いつもと違うメイクに挑戦できる

 なるほど。食わず嫌いだったカラーが、意外と似合ったり、今の気分にピッタリだったりするかも。時代を捉えたコスメって、今季の服や新しい髪型に自動操縦状態でハマるから不思議です。財布に優しいプチプラコスメで、「オレンジリップ」や「カラーライナー」などいつもと違うメイクに挑戦してみるのはとっても良さそうです。

 いまや、ポーチから積極的にチラ見させて、「トレンド押えている私」をアピールするアイテムとなったプチプラコスメ。長年の信頼が半端ないデパコス。どちらも使いこなして旬顔を手に入れたいですよね。マンネリメイクを脱ぎ捨てて、フジコで旬顔にアップデートしてみたら、新しい自分に出会えるかも!

<取材・文/井澤梓>


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