ダマされた!韓国アイドルのCDを200枚買ったら、届いたのは1枚

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 アイドルに“推し”がいるという人は多いと思います。推しの存在は日々の仕事の疲れを癒してくれたり、推しがいるから頑張れたりと生活に潤いを与えてくれるものです。「推しに貢ぐために働いている!」なんて言う人もいますが、今回は貢ぎすぎて痛い目にあった方を紹介します。

◆マイナーなK-POPアイドルにハマる女性

 都内でOLをしているサチさん(仮名・30歳)は、5年ほど前からK-POPにはまっていました。日本でもK-POPは有名ですが、韓国には日本デビューを果たしていないアイドルも多く、サチさんは特にマイナーな結成したてのアイドルを推していたそうです。

「当時、『HALO』っていうグループを推していて、全員がかっこいいってわけじゃないんですけど、初々しくて応援したくなるんですよ。母性本能をくすぐられるというかなんというか…」

 日本デビューはしていないので本国ツアーがメインで、サチさんは毎公演を見るべく給料のほとんどをつぎ込んでいたそう。最低でも月に一回は韓国遠征をしていたため、遠征費を出すためになんと都内のアパートを引き払い、埼玉の実家から会社通いを決意したそうです。恐るべき気合の入り方です。

◆韓国でできたファン仲間に情報をもらう

 ある時の韓国遠征でファンクラブミーティングに参加したサチさん。もちろん周りは韓国人ばかりで、あまりファンの輪に入っていけなかったそう。すると、日本語が少し話せる韓国人女性が日本人であるサチさんに気づき話しかけてきたそうで、そこで二人は意気投合しました。

「『HALO』の情報はネットだけの収集には限界があったんです。ショッピングモールとかでライブをしていたときとかあったんですけど、そこまでの情報は出回らなかったんです。でも彼女が定期的に連絡してくれて、本当に助かっていました。韓国語で年上のお姉さんのことをオンニって呼ぶ慣習があるんですけど、私もそれにならってオンニと呼んでいましたね」

◆イベント参加のためにCDを大量購入

 そんな中、彼女から1通のメールを受け取ったサチさん。内容は「新作アルバム発売記念としてメンバーとソウルのホテル貸し切りパーティーに参加できるらしい」というもの。その参加条件はCD購入枚数の上位50人に入ることで、通常200枚購入は必須。メンバーと会うことしか頭になかったサチさんは、どうしても行きたいと韓国人女性に伝えたそうです。

 すると彼女はURLを送ってきたそうで、アイドルの所属事務所が購入枚数を把握するために専用ページからしか購入できないのだと説明されました。特に疑問を持たなかったサチさんは、すぐにURLへ飛び、個人情報を入れて、指定口座に数十万円を送金したそうです。

「もちろんいつもの推し活で給料はカツカツで、貯金もなかったので、軍資金はアコムで調達しました。推しのためなら後先考えないで行動できてしまったんですよね」

◆家に届いたCDはたった1枚。騙された!

 1週間後、サチさんの実家に韓国から荷物が届いたそうです。200枚もCDが入っているとは思えない大きさの荷物に疑問を持ちながら開封すると、たった1枚だけCDが入っていました

 何かの間違いだと思い、購入したページを開こうとするも、ページが封鎖されているというメッセージが表示され、教えてくれた韓国人女性に話を聞こうと電話をしてもつながることはなく、メールもエラーで返ってくる始末。

「最初は今自分がどのような状況におかれているのかが分かりませんでしたが、しばらくしてことの重大さに気づいたんです。血の気が引くという感覚はまさにこのことなんだ、と変に冷静になっていた自分だったのを覚えています」

 もちろん「HALO」のせいではなく、その韓国人女性が詐欺組織のメンバーだったのでしょう。

◆結局泣き寝入り、残ったのは借金だけ

 詐欺商法に引っかかってしまったサチさんは、ようやく自分に降りかかった災難に気づくも時はすでに遅く、韓国の警察に被害届を出しましたが返金まで至ることはなく、本格的な依頼は現地に赴くしかないと言われてしまいました。

 もちろんサチさんにはその費用ももはやありません。手元に残った借金を返すべく、昼は会社務め、夜は地元の居酒屋で働く日々が続いたそうです。

 K-POPは今でもお気に入りのジャンルには変わりないそうですが、今回の一件でかなりこりたらしく、広く浅くを念頭にして日本から声援を送っているとのことです。

<文/片桐麗音>


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