留守中の“見守りカメラ”に男の姿が。「ずっと前から侵入されてた…」

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 家を留守にしている時も、部屋でペットが何をしているかを見ることができる“ペットの見守りカメラ”。気になったときにすぐにスマホなどで様子を確認できます。ただしそのカメラに、映ってはいけない人が映り込んでしまうことも……。自分がいない間に部屋を物色する謎の人影。考えただけでも背筋がゾッとします。

◆ペットの様子を見ようとしたら……誰かがこっちを見てる!

「『猫たちは何してるかな~』って見守りカメラのアプリを開いた瞬間、誰かがそのカメラを覗きこんできたんです。もう本気で怖かった」と語るのは、埼玉で2匹の猫ちゃんと暮らしている前島みほさん(仮名・32歳)です。

「部屋が映った瞬間に、画面いっぱいに女の人らしきデカい目がギョロリ。会社の休憩所でカメラを見ていたんですが、思わず人目も気にせず『ぎゃあ!』と大きめの声で叫びました」

 映っていた女性らしき人物は一体誰だったのでしょうか。まさか、この世のものではない存在……?

「それは、ゆうれい……ではなく母でした。近くに住んでいる母が、私が仕事で留守の間に部屋の掃除やごはんを作りに来てくれていたみたいで

 来る前にLINEで知らせてくれるときもあるんですが、置き手紙で事後報告ということも多いので、いつ来ているかは分からなくて。私が夜帰ると、テーブルの上に『最近寒くなってきたから、おでん作ってみました』とか、『ハッシュドビーフに初めてチャレンジしたよ! 美味しいか分からないけど、あとで感想きかせてね』ってメモを置いてくれるんです」

 オンラインのやり取りも手っ取り早くていいですが、手紙や一言メモも心に沁みますね。以上、ちょっと人騒がせなお母さんのお話でした――と思いきや、この話には続きがありました

◆今度は部屋に男の姿が! 私の部屋はどうなってるの

 そうして見守りアプリ越しに、掃除や料理をやってくれている母親の姿を何度か目撃していた前島さん。

「家事をやってくれているのもありがたいですが、時々寝転んでテレビをみていたり、私が買った通販のダイエットグッズや美容グッズを鼻歌まじりに試していたり。そんな風に、母が私の家で“つかの間の一人暮らし”を楽しんでいるような姿もなんだか微笑ましくて。だからとくに文句を言うこともなく、お互いにそんな生活を続けていたんです」

 料理や掃除のお礼として、前島さんもたまの休みには実家へ帰り、お母さんの好きなお菓子の差し入れをしていたそうです。

「そんなある日、見守りカメラのアプリを開くと、今度は男の人が映っていたんです

 お父さんではないですよね……?

「はい。でもよく見ると、男の顔には見覚えがありました

◆別れたはずの元カレが侵入していた

「映っていたのは、3カ月前に別れた元カレでした。合鍵は返してもらったので安心していたのですが……どうやら勝手に鍵のコピーを作っていたみたいなんです」

 彼の浮気が原因で別れたにもかかわらず、「俺は絶対別れない」と言われ、別れ話がこじれまくっていたそう。

「元カレは私の部屋で勝手にくつろいだり、情緒不安定なのかテーブルで泣き崩れたかと思ったら、そのまま私のベットに寝転んだり。でもこっちは恋愛感情が微塵(みじん)も残っていないので、『外着のまま人のベッドに寝転ぶなよ……』と、画面を見ながら冷静に舌打ちをしていました」

 普通にどん引きですね。

「一発文句を言ってやろう、もう完全に別れを突きつけてやろう! と思ってLINEで連絡を取ったら、『俺を見捨てないでいてくれてありがとう』『俺のために美味しい手料理を、マジ嬉しい。美味しかったです』って、意味不明の返事が来たんです」

 その手料理を作ったのって、もしかして……。

「そう。母です(笑)。母が私のために作ってくれた手料理と手書きのメモを、私が元カレのために置いていったものだと勘違いしたみたいで」

◆思い返すと、前から何度も侵入の形跡が!

 たしかに、一人暮らしの彼女(元カノですが)の部屋に行って、「よかったら食べてね」というメモと手料理があったら、自分のため……? と勘違いしてしまうかも。
 しかしそれ以前に、勝手に合鍵を作って部屋に入っていることがかなり問題ですが。

「人の留守中に何やってくれてんの(怒)! ていう感じですよね。確かに、よく考えると以前から不思議なことが何度かあったんです。仕事から帰ってきたら、テーブルの上に食べ散らかされた痕跡が残っていたり。空になった食器とか、食べかけのおかずとかです。でも母のメモも残っていたから、私はてっきり『母が私のために作ってくれたけど、お腹が空いてつまみ食いしたのかな』くらいにしか思っていなくて」

 元カレさんも、食べ散らかしたまま帰らないで、せめて後片付けくらいしてほしい。

「だから、そういう勝手なところも含めた不満が積もり積もって、別れたんです(笑)」

◆私のいない部屋で、母と元カレが“交流”していた

「母にも毎回食事のお礼を言っていたわけではないので、私から連絡がなくても気にしなかったみたいで。
 ある日、私が出張でいなかったときも普通に作ってくれていてたようなんです。私は、ご飯を作ってくれたことすらまったく知りませんでした。でも母から『忙しくて食器洗い忘れちゃったかな? でも全部食べてくれて嬉しいです』って連絡が来てたんです。まったく身に覚えがなくて『ん?』と思っていましたが、やっと辻褄が合ってゾッとしましたね

 ……全部元カレさんの仕業ということですよね?

「そうです。別の日には、元カレが料理のお礼にって、ちょっと有名なお店のマカロンやクッキーを置いて行ったこともあるみたいで。それを母が、私(娘)が用意してくれたってさらに勘違いしちゃってて……。なんかもう、知らないとはいえ勝手に人の部屋で交流するなよ! って」と苦笑いする前島さん。

◆見守りカメラがきっかけの不思議な体験

「最終的に、お母さんに事情を説明して、元カレにもお灸をすえて改めてちゃんと別れました。ペットの見守りカメラがきっかけで、なんとも言えない不思議な(?)体験をしちゃいました。
 今は、料理を捨てることになるのも申し訳ないので、出張などで不在にする予定は事前に母へ伝えるようにしています」

 カメラが映したまさかの光景と謎の交流。猫たちもさぞ驚いたことでしょうニャ。

<取材・文&イラスト 赤山ひかる>


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