ローソンの“和製マリトッツォ”が意外な美味しさ!135円で大満足

 今年一番注目を集めたスイーツとは言えば、“マリトッツォ”でしょう。スイーツ専門店だけでなく、コンビニスイーツでもマリトッツォを見かけることが増えました。

 マリトッツォブームに乗っかろうとしているのか、ブームを下火にしたくないのか、最近はマリトッツォっぽいスイーツも度々リリースされています。

 今回はローソンで最近発売された、マリトッツォとは言っていないけど、どことなくマリトッツォっぽい“マリトッツォの親戚”を実食レポートしてみました(以下、価格はすべて税込)。

◆ローソン「おやつコッペ リッチミルク」228円

 9月21日に発売された「おやつコッペ リッチミルク」。カロリーは304kcalと何とも言えない高さです。

 マリトッツォのように、溢れんばかりのホイップクリームがパンパンに詰まった圧巻のビジュアル。

 横から見るとわかりやすいですが、コッペパンの真ん中に切り口を入れ、その中にホイップクリームを大量に塗っています。食べてみると、北海道産の生クリームを使用したホイップクリームの口溶けが非常に滑らか。口の中に入れると風味を残しながらも一瞬で消えます。

 上品でありながらもサッパリしているため、ホイップクリームの重たい感じが苦手な人も美味しくいただけるでしょう。ただ、パンが普通のパンなので、ホイップクリームとのギャップもあって少々物足りなさも感じます。

◆ローソン「どらショート 苺果肉ソース入り」255円

 10月5日に発売された「どらショート 苺果肉ソース入り」。カロリーは348kcalで、今回食べた4つの中で最高。

 こちらもマリトッツォのようにホイップクリームがガッツリ入った見た目です。

 パン生地はとてもモチモチしているため、パンケーキ好きな人もハマりそう。また、どら焼きの和っぽい甘味と、ホイップクリームの洋っぽい味わいが合わさってかつてない甘さを味わえます。

「どら焼き×ショートケーキ」 というコンセプトが掲げられており、苺果肉ソースが入っているのですが、残念ながら(?)量はあまりありません。また、コンセプト通り、ホイップクリームはショートケーキに入っている濃厚なタイプです。コッテリ感が強いため、「甘い物はそこまで……」という人には結構厳しいかもしれません。

◆ローソン「あんホイップサンド」135円

 10月5日に発売された「あんホイップサンド」。カロリーは334kcalとこちらもやや高め。

 スイーツではなくパンですが、筆者はホイップクリームが結構入っている食べ物は全て“マリトッツォの親戚”と乱暴に考えているため選びました。

 どこか無理やりパンを外側に開いて、マリトッツォっぽさを演出したもののようにも感じますが、味は安定感があります。餡子とホイップクリームの相性の良さは、すでにコッペパンで立証されていますが、やはり外さない味と言って良いでしょう。

 また、パンがフランスパンを使用しているのですが、固さはなくモチっとした食感をしています。フランスパン特有のライ麦の風味が、餡子とホイップクリームに絶妙にマッチしているため、コッペパンよりも好みです。

◆ローソン「カスタードを味わうパイ」245円

 10月5日に発売された「カスタードを味わうパイ」。カロリーは222kcalと比較的控え目。

 パイ、ホイップクリーム、カスタードクリーム、パイという構造になっています。 ホイップクリームがはみ出している感じが、なんともマリトッツォっぽい。と判断しました。ちなみにこの商品の注意点は「めちゃくちゃ食べにくい」ということ。

 上下のパイでサンドされているため、手に持って食べようとするも、ホイップクリームとカスタードクリームが予想以上にフワフワしているため、パイの間からはみ出てしまい手が汚れます。フォークで食べようとするもパイが地味に固く、フォークですくうことができないため、これまた食べにくい。上のパイは外してフォークやスプーンで食べるのが良いでしょう。

 ただ、味はとても格別で、カスタードクリームはクリームパンに入っているものとは全く違う贅沢な深みがあります。食べ方に気をつければ最高のご褒美スイーツになるのでは。

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 コンビニでの“マリトッツォブーム”はもう少し続くでしょう。今後もマリトッツォの親戚はリリースされそうなので、チェックしていきたいです。

<写真・文/網島レイビン>

【網島レイビン】

ライター兼動画編集者。グルメ系やテック系などの記事を執筆する傍ら、シナリオライティングや動画編集もちょくちょくやっています。

2021/10/31 15:45

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