子どもたちが「自分で考えて行動できるように」…「火」や「刃物」を使った体験プログラムも! 千葉「岬の学校」の活動とは?

高根枝里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「サステナ*デイズ」。“子どものあした 大人のきょう”をテーマに、子どもたちが安心して暮らせる未来のために、「SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)」の考えを軸にした“新しい毎日”を提案します。

9月30日(木)の放送は、番組で制作した絵本「みんなのうみ」と、千葉県「南房総市大房岬自然の家」の体験プログラムを紹介しました。

絵本「みんなのうみ」を紹介するパーソナリティの高根枝里

「サステナ*デイズ」では、2015年9月に国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」の“17の目標”に真摯に取り組む、さまざまな企業の事業活動を応援するとともに、社会変革のアクションをサポートしながら、私たちが等身大でできるさりげないサステナブル生活のヒントを探っていきます。

◆“大好きな海を大切にする気持ち”を絵本に

番組では昨年から、「子どもたちと一緒に安心してくらせる未来を絵本にしよう!」というキャッチコピーのもと、「SDGs絵本プロジェクト『みんなのうみ』」企画を進行してきました。「SDGs」の14番目の目標である「海の豊かさを守ろう」をテーマに、子どもたちが大好きな“海”を大切にする気持ちを絵に描いてもらい、応募で集まった絵から1冊の絵本を作成していく企画です。

このプロジェクトを通して、“SDGをもっと身近に感じてほしい”という番組の思いに賛同した日本製紙クレシア株式会社の協力のもと、1冊の絵本になりました。

* 

高根:子どもたちがそれぞれの海を表現していて、絵本のなかには、タコさん、お魚さん、カニさん……など、いろんな海の表情が見ることができます。

【「TOKYO FM『サステナ*デイズ』SDGs絵本プロジェクトsupported by 日本製紙クレシア」特設サイト】

入賞作品のギャラリー:https://www.tfm.co.jp/sustaina/minnanoumi/

――そんな“海”にまつわる絵本を制作した当番組では、毎月、海が大好きな子どもたちの声をお届けしています。今回、取材にご協力いただいたのは、千葉県「南房総市大房岬(たいぶさみさき)自然の家」。青い海と、緑の木々に囲まれた場所で宿泊や自然体験ができる施設です。地元の小学生を対象に、年に10 回程度「岬の学校」と題して、自然体験活動をおこなっています。

今回は「岬の学校」に参加した小学生・かいとくん、ここのちゃん、「岬の学校」スタッフの花嶋さんにインタビューをおこないました。

まずは、かいとくんに「岬の学校」を通して発見したことを伺いました。

■かいとくん(小学校6年生)

飛び込んでから海に入るまでの時間が、思ったよりも長かったです。海のなかでは、岩や魚などが見えるのできれいです。今度はもっと魚をいっぱい探して、いろいろな魚を見つけてみたいと思います。

■ここのちゃん(小学校4年生)

たき火が一番楽しかったです。火が消えないように炎をレンガで守ったりしました。焦げてしまったけどマシュマロも焼きました。あと、海のなかではライフジャケットを着ているので、今度は深いところまで入りたい。

高根:かいとくん、ここのちゃん、ありがとう。兄妹で「岬の楽校」に参加しているんですね。かいとくんが言っていた「飛び込んでから海に入るまでの時間が長かった」ってことは、けっこう高いところから飛び込んでいるのかな?

ここのちゃんは、たき火が一番楽しかったんですね。ちなみに、私も焼いたマシュマロがすごい好きなんですけど、マシュマロにチョコレートを挟んで、さらにクラッカーに挟んで食べるとめちゃめちゃ美味しいから今度試してみてください!

――続いて「岬の楽校」スタッフの花嶋さんに、体験プログラムについて伺いました。

■「岬の楽校」スタッフ・花嶋さん

かいとくんが話していたのは、「海岸アドベンチャー」っていう海のプログラムでの活動です。大房岬の岩場を歩いたり登ったり、あとは海のなかに入って泳いだりしています。あとは、ちょっとした島があるので、そこに登って3メートルぐらいの崖から飛び込むようなイメージで遊んでいます。地元の子たちには、冒険的でちょっとハードルの高いアクティビティも体験してもらえたら良いかなと思っています。

ここは岬なので海の活動がメインですが、森のフィールドもあります。あとは、火や刃物を使ったさまざまな活動もしています。子どもたちには、多様なことに挑戦してもらえたらなと思って実施しています。

やはり最初は1人では何もできないのですが、回数を重ねていくにつれて、「火をつけておいて」って言うだけで、パパッと手際よくできたり、何も言われなくても刃物を安全に使えるようにもなりますし、「自分で考えて行動できるようになっているな」って感じています。

高根:花嶋さん、ありがとうございます。ちなみに私は、小さいときにあまり火を使っていなかったのですが、子どものときにいろいろと経験していると、自分で考えて行動できるようになるんですね。この活動は良いかもしれない。教えていただきましてありがとうございます。

千葉県の「南房総市大房岬自然の家」では、自然を楽しむさまざまなイベントがおこなわれています。詳しくは公式Webサイトをご確認ください。

▶▶この日の放送は音声アーカイブ「AuDee(オーディー)」でも配信中です。

<番組概要>

番組名:サステナ*デイズ

放送日時:毎週木曜 11:30~13:00

パーソナリティ:高根枝里

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/sustaina/

2021/10/31 11:00

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