NGT48のシンデレラガール、荻野由佳卒コン「“何があってもへこたれない” また会おうね」

NGT48は10月30日に、朱鷺メッセ コンベンションセンターにて、コンサート2公演を開催した。単独コンサート開催は、2020年1月以来1年9か月ぶり、さらに、地元・新潟でのコンサートは、2018年4月以来3年半ぶりとなり、その時と同じく、メンバー憧れの会場・朱鷺メッセでの開催となった。

昼公演の単独コンサートは、にいがた総おどりとコラボしたダンスナンバー『Awesome』で開幕。グループカラーの赤を基調とした初披露の衣装に身を包んだ総勢28名が登場し、センターを務める小越春花は「朱鷺メッセごと飛べるかも!」と“はるか村村長”らしい挨拶で、幕開けから盛り上げた。

夜公演が卒業コンサートとなる荻野由佳は「念願だった28名全員でこのステージ立てて嬉しいです」と喜びを語り、中井りかも「リハの時に“NGT48メンバーみんな好きだな”と感じた」と珍しくメンバーへの愛を吐露するなど、28名全員でステージに立てたことの喜びと充実感を感じているようだった。

ドラフト3期生と2期生による『今日は負けでもいい』、ドラフト会議経験者が合宿でレッスンを積んだ思い出の曲『ここがロドスだ、ここで跳べ!』、1期生の『みどりと森の運動公園』など、ファンにとってもメンバーにとっても思い出深い楽曲がセットリストを彩った。

他にも、ちっちゃいもんくらぶ、NGT48らーめん部、CloudyCloudyなど、NGT48ならではの個性的なユニットが次々に登場し、さらに、姉妹グループでも珍しい弾き語りユニット(キーボード古舘葵、ギター川越紗彩、メインボーカル三村妃乃)によるステージなど、新しい試みも見られた。

最後には、7枚目のシングルが12月22日にリリースされることが発表され、ファンの皆様とメンバーがさらに喜びを分かち合うことができました。いつまでもグループにとって大切な曲『Maxとき315号』で締めくくり、充実の表情で単独コンサートを走り抜けた。また、本間日陽が、来年1月から上演される舞台「サザエさん」で、ワカメちゃん役で出演することも発表した。

夜公演、「楽しい時間にしたいと思います!」と宣言して、アイドル最後のコンサートステージに立った荻野由佳。

これまでのアイドル人生が映し出されたスクリーンの前にひとり登場した荻野は、思い入れの強い『初日』で自身の卒業コンサートのスタートを切った。歌唱後、笑顔でピースした荻野でしたが、今までのステージで一番緊張していたことを正直に告白。それでも、「失敗しちゃったらごめんね」とおどけてみせるなど、“おぎゆか”らしさも見せた。

セットリストは、荻野が憧れたAKB48への感謝や、長い時間を一緒に過ごしてきたNGT48への思いを込めて作り上げたもの。「この曲ではこのメンバーに目立って欲しい」「このメンバーにはこの曲が合うはず」と、打ち合わせからこだわってきた楽曲とメンバー構成が続いていく。

中井りかとは『おしべとめしべと夜の蝶々』、ともにNGT48をいちから作り上げてきた盟友・西潟茉莉奈とは『思い出のほとんど』を披露。西潟からの「6年半お疲れ様でした。これから先もずーと大好きだよ」との労いの言葉に、それまで泣きそうになりながらも、ぎりぎりのところで踏みとどまってきた荻野も大粒の涙をこぼした。

荻野のシンデレラストーリーには欠かすことのできないのが、AKB48選抜総選挙。その思い出の映像が流れた後に、ファンのみなさんと勝ち取ったAKB48選抜での楽曲『#好きなんだ』をパフォーマンスし、コンサートタイトルでもある「私をアイドルにしてくれてありがとう」という気持ちをファンのみなさんに伝えていた。

そして荻野をNGT48に指名した北原里英と柏木由紀からの労いとお祝いのメッセージが流れ、いよいよ卒業コンサートも大詰め。大好きな花「ひまわり」をイメージした髪飾りやイエローのドレスを身にまとった荻野は『あなたがいてくれたから』を、ひとり切々と歌い上げた。そこには、これまで支え続けてくれたファンや家族への思いが強く込められているようだった。

荻野のドレスに合わせたイエローカラーの新衣装で登場したメンバーたちと、残り少なくなった時間を惜しむようにステージに立つ荻野。『アリガトウ』では、スクリーンに浮かび上がるメンバーからの感謝のメッセージを、じっと見つめていた。

そして、グループを支え続けてくれた荻野への感謝のサプライズが。荻野のために作られた「私が一番言いたかったこと」をメンバーがサプライズ披露すると、あまりの想定外の出来事に涙も止まり、ポカンとする場面も見られたが、連日のコンサートリハーサルの中で、密かに準備をしてくれたメンバーのことを思って、また大きな瞳を潤ませていた。

アイドルとして最後のコンサートを飾ったのは、荻野がセンターを務めたNGT48の代表曲『世界はどこまで青空なのか?』。歌唱後、メンバー一人ひとりと言葉や抱擁を交わし、最後にステージに残された荻野は、あらためて、会場に集まったファンやオンライン配信で見守ってくれた方に「みなさんのことがずっと大好きです。NGT48と出会ってくれてありがとう。何があってもへこたれない。また会おうね」と、最後は笑顔で締めくくった。

尚、11月8日(月)に荻野由佳の卒業公演がNGT48劇場で行われる。

●荻野スピーチ(一部抜粋)

この約6年半のなかで私を応援してくださった皆さん、一度でも握手会などに参加してくださった皆さん、本当に本当にありがとうございます。

数多くの魅力あるアイドルがいる中で、NGT48を見つけてくれて、そして私を応援してくださったこと、心の底から感謝をしています。皆さんがいなかったら、本当に今の自分はまったくいないと思っています。電車に乗って、鳥のフンをかけられながら学校に通学していた高校2年生・16歳が、今こうして大きなステージで、卒業コンサートをさせていただけること、本当に本当に感謝しています。

何より、この6年半、支えてくれた家族のみんな。ママ、パパ、お兄ちゃん、弟、こしゃ(愛犬)。私をここまで育ててくれて、サポートして支えてくれて、本当にありがとうございました。けっして良い娘ではなかったかと思いますが、ワガママで自分勝手な私でしたが、ここまでたくさんサポートして熱く応援してくれて、一番のファンでいてくれて、本当にありがとう家族!家族がいなかったら、私もここまで「何があってもヘコたれない」って気持ちでは言ってはいられなかったと思いますので、家族のみんなには本当に一番感謝をしています。

応援してくださる皆さんはもちろん、メンバーのみんなもここまでたくさん一緒にいてくれて、いろんな思い出を一緒に作ってくれて、本当にありがとうございました。これからは、私は一番のNGT48のファンとして、みんなのオンラインおしゃべり会にも参加する予定なので…本当だよ?嘘じゃないからね?「おぎゆか」っていう名前が見えたら由佳だからそれ絶対!待っててね!

なので、これからもNGT48のことを私はずっとずーっと近くで応援していきたいと思います!

皆さんも、今後とも私の大好きなNGT48をずっとずーっと愛し続けてもらえたら嬉しいなと思います。

今日は改めて本当にありがとうございました。

2021/10/30 23:26

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