節約で浮いたお金は「副収入」!? ザブングル加藤が挑戦する貯金術

「人生100年時代」と言われるようになり、老後2000万円問題など、働き盛りの世代でも老後について心配する人は多い。

芸人のザブングル加藤さんもそのうちの一人だ。結婚し、長男が生まれた2011年に都内に一軒家を購入。しかし、その頃から仕事が徐々に減り始め、将来が不安を感じるようになったという。

そこで加藤さんが始めたのが「節約」だ。

『手取り20万円台からはじめる3000万円貯金術大全』(ザンブングル加藤著、横山光昭監、宝島社刊)では、加藤さんが独学で学び、生活に取り入れてきた節約のテクニックをイラストや図版を用いながら解説した一冊である。

■ザブングル加藤が実践する「節約術」とは?

「小さな我慢と小さな手間で、小さな節約」「大きな我慢と大きな手間で、大きな節約」が節約の基本。これを常に意識するかどうかで結果は大きく変わってくる。また、加藤さんは節約で浮いたお金を副収入と呼び、「節約=副収入」という考え方を持っている。節約という副収入には、税金がかからない利点もある。

では、加藤さんが具体的にどんな節約をしているのか。本書で紹介されている節約法をいくつかあげていきたい。

●移動は徒歩

とにかく加藤さんは仕事もプライベートもどこへ行くにも、基本歩くという。歩くことで、まず交通費が浮く。加藤さんの場合は、約7000円の副収入となる。また、タクシーを控えることで、歩いて1時間の距離のタクシー代2000円も副収入に。

そして、普段から歩いているのでスポーツジムに通わずに体型を維持できる。月のスポーツジムの料金1万円前後も副収入になる。

●車の必要性を見直す

車を持つということは、購入を含めた月々の維持費を平均すると6万5000円以上、生涯で約4000万円かかるといわれている。

そこで活用したいのがレンタカーやカーシェアリングだ。一般的なカーシェアリングの料金は、毎月の基本料900円弱、利用料金も大衆車なら丸1日で6000円から7000円程度。1ヶ月に1回しか車に乗らない人なら、それだけで毎月5万円以上の副収入になる。

車の必要性を見直すと、長い目で見れば、生涯で4000万円もの副収入となるのだ。

 ◇

ゲーム感覚で楽しく節約することがコツと加藤氏は述べる。手取り20万円台でも3000万円貯金を目指し、出来そうなものから、楽しみつつザブングル加藤流の節約を実践してみてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

2021/10/30 19:00

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