ヴィラを挟んだ“禁断の移籍”に? GKマルティネス、ロリスの後釜にスパーズが関心か

 トッテナムは、フランス代表GKウーゴ・ロリスの後釜として、アストン・ヴィラのアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの獲得に動く可能性があるようだ。29日、イギリスメディア『インデペンデント』が報じている。

 同メディアによると、現在チームの正守護神でありキャプテンも務めるロリスが2022年6月末で現行契約が満了し、契約延長を行わない場合にマルティネスが後釜候補の1人としてリストアップされているとのこと。なお、トッテナムはマルティネスの他にもレアル・ソシエダのスペイン人GKアレックス・レミロ、ナポリのイタリア代表GKアレックス・メレト、ウェスト・ブロムウィッチのイングランド代表GKサム・ジョンストンに関心を寄せていることも伝えている。

 また、この取引に関して、アストン・ヴィラは放出するつもりがないものの、トッテナム側は水面下で取引成立の可能性、必要な移籍金、マルティネス自身がこの移籍に興味を持つかを尋ねたことも『インデペンデント』は併せて報じている。

 現在29歳のマルティネスは、アーセナルの下部組織出身。2012年にトップチームを昇格後、5度のローン移籍を経て2019-20シーズンは終盤戦で負傷離脱したドイツ代表GKベルント・レノに代わってゴールを守った。同シーズンのFAカップ優勝に貢献した後、2020-21シーズンからはアストン・ヴィラへ移籍。リーグ戦全試合に出場し、15度のクリーンシート(無失点試合)を記録した。アルゼンチン代表には2021年6月4日のチリ戦でデビューを果たし、直後のコパ・アメリカ優勝にも貢献している。

 移籍が実現となれば、かつて過ごしたクラブと最大のライバル関係を持つクラブへ移籍することになるマルティネス。22日に行われたアーセナルvsアストン・ヴィラの試合でも“グーナー”(アーセナルファンの愛称)から揶揄するチャントが歌われていたこともあって、大きな波紋を呼ぶ取引となりそうだが果たして。

2021/10/30 12:10

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