「湯シャン」って頭が臭くならない?髪の汚れはお湯だけで落ちるのか

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 毛髪診断士の元井里奈です。

 洗髪を、シャンプーを一切使わずにぬるま湯のみで行う、「湯シャン」。シャンプーの洗浄成分による洗いすぎを防ぎ、頭皮の健康回復をはかるために有効とされています。

 前回は、「湯シャン」での洗い方や頻度について解説しました。今回「湯シャンって臭くならない?」「汚れはちゃんと落ちるの?」といった、湯シャンにまつわる素朴な疑問にお答えしていきます。

【前回記事⇒】シャンプーを使わない「湯シャン」で頭皮が健康に!髪への“リスク”には注意

◆湯シャンで「臭い」は気にならないの?

 皆様、湯シャンを想像するだけで、随分汚いと思われるようで、「臭いがしないの?」とよく聞かれます。そうですね、確かに湯シャンをした翌日は、頭の匂いを至近距離で嗅ぐと、「シャンプーの香り」ではなく、「残ったシャンプーの香りと体臭の混合臭」がするはずです。
 その臭いが「悪臭」になるかどうかは、湯シャンの頻度やその方の頭皮のコンディションによるものと思います。自分では悪臭かどうか分からないはずなので、信頼のおけるパートナーにジャッジしてもらいましょう。

 ちなみに私も自分の頭皮臭が気になったので、いま夫に私の頭の臭いをクンクン嗅いでもらったら、「タンスにしまわれていた洋服の匂い」がするとのことでした。良しとします。

◆湯シャンで汚れはきちんと落ちる? フケは出ない?

 もう一つ聞かれるのが、汚くない? フケが出ない? という不安の声です。実は、シャンプーを使う場合でも、最初に「予洗い」(お湯だけで頭を洗う)という工程を行うのが良い洗髪方法なのですが、この予洗いだけで汚れの70~80%程度は落ちると言われています。

 なので、私が初心者の方に推奨する「2日に1回湯シャン(もう1回はシャンプー洗髪)」くらいでは、そこまで汚くありませんし、フケも出ないはずです。

 フケが出る場合は、いきなり毎日湯シャンにチャレンジしてしまったり、そうでなくてもそもそもの洗髪手技に問題があるのだと思います。指が頭皮まで届いておらず、外側の髪だけを洗っていたり、すすぎが甘かったりすると、シャンプーを使っていてもフケが出ることがあります。

◆湯シャンのメリット。薄毛や抜け毛の悩みには有効

 というわけで、湯シャンのメリットは、頭皮の洗いすぎを防いで乾燥や皮脂によるバリア機能の消失を防ぐこと、未来の髪を育む頭皮を健康にすることが挙げられます。これは、薄毛や抜け毛に悩んでいる方にとってはとても大きなメリットです。
 もう一つはシャンプーの節約(!)でしょうか。こだわりのシャンプーを使っていると高価だったりするので、家計が助かります。

◆湯シャンのデメリット。洗い方には注意が必要

 デメリットは、頭皮のコンディションをチェックしながら行わないと、知らない間に悪臭がしていたり、そもそもの洗髪手技が間違っているとフケが出ることもある、ということ。そして何より、気を付けて行わないと今ある毛髪が傷む、ということです。
 このデメリットには見逃せないものがありますが、大人女性は40歳頃から皮脂の分泌量が減っていきます。毎日のシャンプー洗髪は頭皮の乾燥という観点からおすすめできませんので、この湯シャンをシャンプー頻度の見直しに役立てていただけたらと思います。

<写真・文/元井里奈>

【元井里奈】
東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」

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