小室圭さんが結婚会見で見せた“明るい表情”を分析。安堵か、それとも自信の表れか

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―[清水建二の微表情学]―

 こんにちは。微表情研究家の清水建二です。10月26日に小室眞子氏及び小室圭さんの結婚会見が開かれました。本日は、小室圭さんの言動を通じて、小室圭さんの心理分析をしたいと思います。分析対象の動画はこちらです。

【ノーカット】小室眞子さん圭さん会見「結婚は必要な選択」 (2021年10月27日アクセス)

 表情が強く動いている、表情が抑制されている、言動が一致していない箇所について、その原因に想いを馳せる、耳を傾ける、はたまた、質問を重ねることによって、相手を深く理解することが出来ます。言外に込められた想いや本音に近づくことが出来ます。

 会見中、圭氏にこれらの表情の特徴が最も当てはまっていると考えられるのは、誤った情報を端に誹謗中傷が続き、眞子さんと圭氏の母親が心身に不調を来した、という旨の発言をしていた場面です。

 動画8:24以降、圭氏が次のように発言します。
 
「この数年間、誤った情報があたかも事実であるように、扱われ、誹謗中傷が続いたことにより、眞子さんが心身に不調を来したことを、とても悲しく思います。私の母も、心身に不調を来し、仕事を辞めざるを得ない、事態にまで追い込まれましたし、身の危険を感じながら過ごしています。このような苦しい状況にあった私たちを助けてくださった、多くの方々に大変感謝しております」

◆圭氏の笑顔に込められた心情、4つの可能性

 発言冒頭、「この数年間、誤った情報があたかも事実であるように」という場面で、圭氏の口角と頬が引き上げられ、唇が上下からプレスされています。これは幸福表情の抑制です。ネガティブな発言を伝えている中でポジティブな表情が生じており、言動が一致していません。また、幸福表情が抑制されている様子が観られます。なぜでしょうか。

 ここで質問を重ねることが出来れば、この原因をクリアにすることにつながるでしょう。しかし、それは叶いませんので、推測します。私が考えた仮説は、次の4つです。

 ①ネガティブな発言を和らげるため
 ②良い印象を与えるため
 ③困難な事態に対して余裕に構えているため
 ④一難去ったという安堵感のため


 以降、それぞれの可能性について考えてみます。

◆一部報道への軽蔑か、一難去った安堵感か

①ネガティブな発言を和らげるため
「誤った情報があたかも事実であるように」という発言は、一部報道に対する批判的見解です。こうしたネガティブな発言を幸福表情で伝えることで、ネガティブな気持ちが相手にストレートに伝わらないように気遣えます。しかし、ネガティブな発言を和らげるためなら、微笑を浮かべながら、ネガティブ発言をするのが、普通であり、幸福表情を抑制する必要がありません。よって、仮説①の可能性は低いと考えられます。

②良い印象を与えるため
 会見を通じて良い印象・雰囲気を醸成するために終始笑顔を保っていたものの、この場面で笑顔は不適切だと気づき、幸福表情を抑制した、こうした可能性が考えられます。

③困難な事態に対して余裕に構えているため
「誤った情報があたかも事実であるように、扱われ~」から発展した事態に対し、余裕があることを見せるため、幸福表情を見せたと考えられます。しかし、それならば、幸福表情が抑制される理由がありません。普通に微笑を保っているはずです。また、この発言の直後、眞子さんおよび母親が心身に不調を来した旨を説明する際(8:36~)、圭氏の左側の口角が引き上げられています。これは軽蔑表情だと考えられます。母が抱えているとされる問題が眞子さんを苦しめることになったことへの罪悪感(軽蔑を自分に向けている状態)でしょうか。一部報道への軽蔑でしょうか。この会見のみの情報からは判断できません。しかし、余裕という心理状態とは異なるでしょう。よって、仮説③の可能性は低いと考えられます。

④一難去ったという安堵感のため
 ネガティブな報道や困難がありながらも、結婚することが出来、近い将来ニューヨークに生活拠点を移すことが出来るという現状。また、この場面は、圭氏の母親と元婚約者との間にある金銭トラブルと言われている事柄とその解決策を説明した直後にあります。誤った情報が何を指すのか具体的に説明されていなのでわかりませんが、この流れから、少なくとも金銭トラブルと言われている事柄は関連していると考えられます。自身が出来る解決策は提案した、あるいは、解決の算段がある、解決の方向性は見えている、このように考え、安堵感から幸福表情が漏れた。しかし、まだ解決はしていないため、ここで幸福表情を見せるのは不適切だと気づき、抑制した、こうした可能性が考えられます。

◆ありのままか、自信の表れか?

 この会見映像の情報からは、②と④の仮説が残ります。

 やや気になるところは、会見冒頭の0:49及び会見終了間際の11:16にて、圭氏が見せた、顎をやや上げた姿勢です。胸を張っているとき、顎を引かないとこの姿勢になります。

 圭氏は、胸を張っていますが、顎が引かれていません。顎が引かれないと、他者を見下しているように見えてしまうため、あまりよい姿勢とは言えないでしょう。自分の魅せ方を意識されていたら、顎が上がらないように注意されると思われます。なぜこうした姿勢になったかわかりません。出来るだけありのままに、自分の魅せ方を操作しない、そんな意識だとしたなら、仮説②の可能性は低くなります。

 クセの可能性もあるでしょう。そこで、2017年9月3日に開かれた婚約内定会見での圭氏の姿勢を見てみます。今回の会見と同様の場面で、顎を上げた姿勢はしていません。次の動画の0:16及び12:46の場面です。

【録画配信】眞子さまと小室さんが婚約内定会見(2017年9月3日)(2021年10月27日アクセス)

 こうみると、クセではないようです。

 物議を醸し出していますが、いずれにしろ幾つもの日々と困難を超え、辿り着いた結婚です。貫き通した愛といいますか、熱意といいますか、意地といいますか、適切な言葉はわかりませんが、初志貫徹です。私たち外野には決してわからない二人だけの想いも沢山あるでしょう。二人で幸せな家庭を築いて頂ければと思います。

<文/清水建二>

―[清水建二の微表情学]―

【清水建二】
株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役、防衛省研修講師。特定非営利活動法人日本交渉協会特別顧問。1982年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、東京大学大学院でメディア論やコミュニケーション論を学ぶ。学際情報学修士。日本国内にいる数少ない認定FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)コーダーの一人。微表情読解に関する各種資格も保持している。20歳のときに巻き込まれた狂言誘拐事件をきっかけにウソや人の心の中に関心を持つ。現在、公官庁や企業で研修やコンサルタント活動、犯罪捜査協力等を精力的に行っている。また、ニュースやバラエティー番組(「チコちゃんに叱られる」「偉人たちの健康診断」など)で政治家や芸能人の心理分析をしたり、刑事ドラマ(「科捜研の女 シーズン16・19」)の監修をしたりと、メディア出演の実績も多数ある。著書に『ビジネスに効く 表情のつくり方』イースト・プレス、『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』フォレスト出版などがある。メールマガジンにて「清水建二のウソと心理の見抜き方」連載中。

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  • 10/29 8:54
  • 日刊SPA!

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