【天皇賞・秋 注目馬】5か月前の悔しさ晴らす… いざ19年ぶりの快挙達成へ
10月31日に東京競馬場で行われる天皇賞・秋(3歳上・GI・芝2000m)。豪華メンバーがそろった一戦で唯一出走する3歳馬がエフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。
同馬は父エピファネイア、母ケイティーズハート、母の父ハーツクライという血統。通算成績は5戦4勝。
昨年8月にデビュー。新馬、自己条件を連勝すると、年明け初戦の共同通信杯でシャフリヤール、ステラヴェローチェらを破り、重賞初制覇を飾った。
一躍世代の中心となり、迎えたクラシック第一戦・皐月賞。1番人気は譲ったが、レースでは前目につけて最後の直線で抜け出す貫禄の競馬。2着に3馬身差をつけ、デビューから無傷4連勝で今回も手綱をとる鞍上の横山武史騎手とともにGI初制覇を果たした。
圧倒的大本命に推された日本ダービーでは、最後の最後にシャフリヤールに差されての2着。惜しくも二冠達成はならなかった。
キャリア初の敗戦から5か月。秋の初戦として同世代と対決するクラシックではなく古馬との対戦を選択。しかも舞台は日本ダービーが開催された東京競馬場。悔しさを晴らし、2002年シンボリクリスエス以来19年ぶりの3歳馬Vとなるか、期待がかかる。