【天皇賞・秋 血統データ分析】直近3年はキングカメハメハ系種牡馬の産駒が勝利

 31日に東京競馬場で行われる天皇賞・秋(3歳上・GI・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる9回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のキングカメハメハが続き、2回がロードカナロア、キングズベスト、ステイゴールド、フジキセキとなっている。

 キングカメハメハ産駒は[2-0-1-18]。15年ラブリーデイ、18年レイデオロと2頭の勝ち馬を出しているが、現行コースかつ別馬で2勝以上を挙げている種牡馬はサンデーサイレンスとキングカメハメハに限られる。なお、今年の該当馬であるユーキャンスマイルも一昨年に上がり3F最速となる末脚を駆使して4着となっていた。

 ロードカナロア産駒は[2-0-0-1]。目下2連覇中と勢いのある種牡馬ではあるが、その2勝はどちらもアーモンドアイによるもので、19年には2人気に推されたサートゥルナーリアが6着に敗れている。総じてKingmambo系種牡馬の活躍ぶりが目立つだけに、今後の動向にも注目したい。今年はカイザーミノルが出走を予定している。

 ディープインパクト産駒は[1-7-1-37]。好走例こそ最多となるものの、勝利した馬が14年スピルバーグに限られる点は少々気になる傾向で、同馬においては重賞初制覇が天皇賞・秋でもあった。一方、不良の17年を除けば、毎年2着を確保している実績も光る。今年はカデナ、カレンブーケドール、グランアレグリア、コントレイル、ポタジェ、ワールドプレミアと6頭が該当。

 初出走となるエピファネイア産駒はエフフォーリアが上位人気と目される(同種牡馬の当該コース成績は[5-3-2-24]複勝率29.4%)。エピファネイア自身は14年6着と結果を残せなかったが、Roberto系と大まかな種牡馬系統で見れば08年ウオッカ、16年モーリスほか、データ集計期間外にはエピファネイアの父シンボリクリスエスも別場所ながら2連覇を達成している。

2021/10/28 12:20

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