「織田裕二モノマネ」山本高広を大手プロ退所に追い込んだ“本家”からの「非情すぎる法定文書」と「謎の240時間マラソン」!!「僕は笑えない」断言過去!

 織田裕二(53)の「キターッ!」や「地球で生まれてよかったーぁ!」などのモノマネで知られるモノマネ芸人の山本高広(46)が、所属していた大手芸能事務所を9月いっぱいで退所していたと10月26日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が報じた。

 山本といえば織田のほか、ケイン・コスギ(47)、渡部篤郎(53)、草なぎ剛(47)などの、無数のモノマネレパートリーを誇り、『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)や『ものまねグランプリ』(日本テレビ系)などの番組で活躍。

 そんな山本が、デビュー当時から15年所属してきた大手事務所を退所したというから驚きだ。

 10月1日、山本は自身のインスタグラムを更新して「私事ではございますが、本日10月からアクロスエンタテインメントにお世話になる事になりました」と報告。

 さらに「これからも芸人としてのお仕事は継続致しますが5年前から声優のお仕事もやらせて頂いてる中で、今以上に挑戦したいという思いが日を増すごとに強くなり、芸人になる前からの夢だったと言うこともあり所属事務所とお話をさせて頂いた結果、背中を押して下さり移籍という形となりました」と、声優としての仕事に注力していくことを明らかにしたのだ。

 山本は10月21日放送のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に出演した際にも「それこそ声優になりたくて僕、福岡から出てきて。声優学校に行って、その学校で特に何もなく卒業し、どうしようかなと路頭に迷っているとき、役者やってみようかなと思って劇団に入り……」と、もともと声優になりたくて上京してきたと語っている。

 これまでも山本は、モノマネ芸人と並行して、『プリズン・ブレイク』や『梨泰院クラス』などの世界的ヒットドラマの吹き替えを担当してきた。

 山本が新たに所属することになった事務所には山寺宏一(60)をはじめ、アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役の花江夏樹(30)など、売れっ子声優が所属している。

「ただ、業界でも最大手の芸能プロダクションを辞めるというのは、相当な覚悟ですよね。本人も語っているように今後も芸人の仕事は続けるのでしょうが、移籍先は声優事務所ですから、今回の山本さんの決断は“転身”というよりは“転職”レベルだとも言えそうです」(芸能プロ関係者)

 10月27日夜、山本は自身のツイッターに『週刊女性』の報道への反論コメントを掲載。「ちょっと笑っちゃったよ 室井さん!!どうして芸人辞めなきゃいけないんだ!!」とユーモアを交えつつ怒りを表している。

■織田裕二サイドから山本高広に「モノマネ禁止令」

 今はモノマネ番組も少なく、バラエティ番組では勢いのある若手芸人が活躍しており、モノマネ芸人にとっては冬の時代だと『週刊女性』では伝えている。

「若手芸人に加えて、ジャニーズタレントがモノマネをしてバラエティ番組を席巻する時代ですからね。席の奪い合いは激しく、古くから活躍しているモノマネ芸人の活躍の場は少なくなっている印象です。山本さんの声優事務所への移籍には、そうしたことも関係しているのかもしれませんね。

 もちろん、今後もモノマネは継続してやっていくでしょう。ただ、山本さんがこれほどまでの決断をするに至ったのは山本さんの十八番が事実上“封印”されてしまったから、というのも大きそうですね」(前出の芸能プロ関係者)

 山本の十八番とは当然、織田裕二のモノマネだ。

 2008年12月、織田の所属事務所から民放各局に「物真似を企画される際には、(真似される)本人のイメージを尊重していただくようなルール作りをお願いしたい」と通達があったと報じられた。

 同月の『FLASH』(光文社)には、さらに詳細に「禁止令」の内容を報じており、織田の所属事務所から各局に以下のような文書が送付されたとしている。

 今後貴局放送において、山本氏をはじめ織田の物真似をパフォーマンス内容とするタレントを使用した番組企画をする場合には(中略)当社の承諾を得ていただきますように、強く要望する次第です。

 山本氏の本件物真似は、織田の人格権、肖像権、ひいて名誉を侵害し違法な不法行為となる可能性が極めて高い行為であると言わざるを得ません。

 織田の所属事務所はこの件について「中止要請ではない」としたものの、フジテレビは定例会見で「モノマネを止めさせるよう通達があった」と認めている。

■『世界陸上』真っ只中に「240時間600kmマラソン」のナゼ

 禁止令が報じられる約5か月前の2008年7月、ドラマの制作発表会見に登壇した織田は、山本のモノマネについて「僕は笑えない。見ていると、心配になっちゃいますよ」と語っていた。

「織田さんサイドが出した通達は、法律用語をいろいろと持ち出していて、最悪の場合は裁判沙汰になることも示唆しているとも受け取れる文面です。今は雪解けしていると言われていますが、織田さんサイドは当時、山本さんのモノマネをどうにか封印したかったのではないでしょうか。

 通達が出た翌年の2009年8月には、いまだに“疑惑”がささやかれる“240時間マラソン”もありました」(前出の芸能プロ関係者)

 2009年8月13日から22日まで、TBSテレビとBS-TBSの『2009年世界陸上競技選手権大会地上波・BS独占テレビ中継』に合わせ、『真夏のJNN祭り「壁を壊そう!炎の240時間マラソン」』が放送された。

 同企画は、山本が大阪から東海道を横断し、東京港区の赤坂サカスにゴールするまで、総距離600kmをそれぞれ地元代表のランナーとともに走破するという内容で、夜間は芸人の長井秀和(51)やTBSの高野貴裕アナウンサー(42)が代走を担当した。

「ただ、『24時間テレビ』(日本テレビ系)のマラソンのように盛り上がるわけでもなく、そもそもなぜ10日間もかけて600kmを走るのかも、しっかりとした説明がなく、企画意図がよくわかりませんでした」(制作会社関係者)

■伊集院光も山本高広の「240時間マラソン」に疑問を呈す

 伊集院光(53)は、2009年8月のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、「山本高広くんがマラソンやっているじゃないですか。全部はもちろん見てませんけど、ちょいちょい見ることがある。240時間、600kmを走るみたいなんだけど……なんで?」と疑問を呈した。

 さらに「業界内の噂ですけど、織田裕二さんが山本高広くんの“キターッ!”とかを好ましく思っていないらしいっていうことがある。そこからいくと、モノマネが解禁になったのかなって。そうじゃなければ(世界陸上に)一緒に合わせる必要がなくなりますからね」など、さまざまな考察を巡らせた。

 この件について、リスナーから「『世界陸上』からネタを拾ってモノマネさせないために、山本高広に走らせているのではないか」とメッセージがあり、伊集院も「納得したので、これが正解ということで」と腑に落ちた様子だった。

 また、お笑い評論家のラリー遠田氏も「織田裕二の事務所とテレビ局からの制裁ではないか?」と言及していた。

「山本さんの“地球で生まれてよかったーぁ!”や“何やってんだよ、タメッ!”などは『世界陸上』で出た織田さんのリアルな言葉ですからね。推測の域を出ませんが、山本さんに『世界陸上』を見せないために走らせた、というのは、なんとなく納得感がありますよね」(前出の制作会社関係者)

■織田裕二にだけ「公認をもらっていない」

 山本は前出の『ナイツ ザ・ラジオショー』で、モノマネをする本人から“公認”をもらうことは多いものの、「あと1人だけですよね。織田さんかな? お会いしてないんでね、そもそも」と、織田とは会ったことがなく、公認をもらっていないと明かしている。

「山本さんは、依然として織田さんのモノマネを披露していますが、堂々とやることははばかられる状況とも考えられる。加えて、求められる織田さんのモノマネができないことで活躍の場が減ってしまった可能性もある。

 また、営業力が強い大手プロダクション所属であっても、近年はコロナ禍でイベントや営業の仕事が激減し、テレビになかなか出られない芸人にはキツい状況がありました。声優事務所への移籍の背景には、そうしたこともあったのかもしれませんね。

 ただ、そもそも山本さんは声優になることを夢見て上京したわけですから、夢を追いかけて新たな一歩を踏み出したとも言えるのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 山本にはモノマネとともに、声優としてますますの活躍を期待したい!

2021/10/28 7:23

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