小脇に抱えているだけで「読書家」に見えるトドメの一冊9パターン

読書の秋。何気なく手にしているだけで周囲の女性に「知的な男性!」と一目置かれるのは、どんな本なのでしょうか。そこで今回は、10代から20代の独身女性158名に聞いたアンケートを参考に「小脇に抱えているだけで『読書家』に見えるトドメの一冊」をご紹介します。

【1】司馬遼太郎、池波正太郎など色あせない魅力を放つ「時代小説」

「渋いチョイスから本好きなことが痛いほど伝わってきます」(20代女性)というように、昔から読み継がれてきた名著を愛読する男性は、流行に左右されない読書観の持ち主だと思ってもらえるようです。吉川英治や藤沢周平などの作品でも、同様のセンスを発信できるでしょう。

【2】ピケティ、ドラッカーなど近年話題になった「新理論書」

「『やっぱり読んでるのね、さすが!』と思っちゃいます」(20代女性)など、旬のものを一通り押さえておこうとする態度に感心する女性も多そうです。書店をこまめにチェックして、これはと思うベストセラーは把握しておきましょう。

【3】シェークスピアやドストエフスキーなど「世界的な古典文学」

「チャラい男が電車で『マクベス』とか読んでたら、『何者?実は文学青年?』って二度見しますよね」(20代女性)というように、誰もが知る「名著」を改めて読む男性は、それだけで内面の知性を感じさせる場合があるようです。できれば本も新品ではなく、読み古した風情に仕上げておくと格好がつくでしょう。

【4】アインシュタイン、ホーキング博士など「理論物理学者による宇宙論」

「『こんな難しい話、わかるんだ?』とマジ尊敬します」(10代女性)など、抽象的なテーマの本では、内容が理解できるというだけで頭の良さをアピールできそうです。「宇宙」や「時間」といった、男のロマンを感じさせる題材を選ぶとなお良いでしょう。

【5】芥川龍之介、夏目漱石などの著作のうち、「知る人ぞ知る文豪のレアな作品」

「男友達が持ってた『夢十夜』。夏目漱石が書いたことを初めて知りました」(10代女性)というように、有名作家のものでも認知度の低い作品を選ぶと、マニアックな読書家ぶりが伝わるようです。「知る人ぞ知る一冊」を選ぶ選択眼がキモになりそうです。

【6】伊坂幸太郎、平野啓一郎など「独特のスタイルを持った若手作家の最新小説」

「『うわ!これを読むんだ?』と一目置いてしまいそう」(10代女性)など、一癖も二癖もある独自の世界を展開する作家の本なら、著者のキャラクターと相まって強烈なインパクトを与えられるようです。本好きな女性なら「この作家のお勧めはどれ?」と食いつくかもしれません。

【7】小林秀雄、吉本隆明などの「ちょっぴり難解な文芸評論書」

「『本物の読書家』って気がする」(20代女性)というように、生半可なポーズだけでは読めない文芸批評の本も、わかる人には注目されそうです。同じ分野に興味のある女性からは突っ込まれる可能性もあるので、難しくても多少は内容に目を通しておきましょう。

【8】デカルト、カントなどの「超王道な哲学書」

「何の役に立つのかわからないところが逆にすごいかも」(20代女性)など、実用性のない学問への探求心が、女心をくすぐるパターンです。ただし、知らない人にはまったくピンと来ないジャンルではあるので、アピールすべき相手のタイプを見極めましょう。

【9】デュラスやラディゲなど「現代フランス文学の翻訳本」

「おフランスってところが、英語よりもオシャレな気がする」(20代女性)というように、海外モノを英文学ではなく仏文学にずらすところにモード感を漂わせる作戦です。村上春樹作品の仏語訳版といった「逆輸入もの」でも文化度の高さを強調できるかもしれません。

学術的な書籍の場合、小脇に抱えにくいものもありますが、有名な作品なら、文庫版や新書版として出版されているかもしれません。本の好みをさりげなく宣伝できそうな「これぞ!」という一冊を探しましょう。(倉田さとみ)

【調査概要】

期間:2015年5月7日から14日まで

対象:合計158名(10代、20代の独身女性)

地域:全国

方法:インターネット調査

2023/10/27 18:00

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