サプライズな料理がデートを盛り上げる!センスあふれる人気店5選
料理から立ち上がる白煙や、アートピースのような美しいお皿の数々。
そんなサプライズなプレゼンテーションで、ゲストを別次元に誘うイノベーティブな料理たち。
シェフによる“楽しんでもらいたい”という仕掛けの数々に、ふたりの心の距離もグッと近づくはずだ。
今回は、デートをさらに盛り上げるイノベーティブなレストランを紹介する。
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
1.デート激戦区・銀座にて美しきフルコースで差をつける
『エール』
銀座のフレンチと聞けば、とっつきにくいイメージもあるが『エール』はイノベーティブな料理で華やかな時間を与えてくれる場所。
ゆえに、昨今のデートシーンで人気の一軒なのだ。
襟を正して語らいたい、高級感溢れるプライベート空間
3箇所に仕切りが立てられ、プライベート感を重視した造りが感じられる店内。デートではソファ側に彼女を座らせるのがお約束。シックな天井の模様にも優雅な気持ちになる
店名の〝エール(フランス語で空気)〞には「空気のように寄り添うレストラン」という意図があり、ふたりの時間に浸るために、最適なサービスと料理が揃っている。
銀座の一等地に立つビルに入る店は、十分な広さにして5組までとゆとりある席間隔。
白と淡いベージュによる柔らかいデザインは、ドレスアップして記念日に訪れたくなる空間だ。
そしてスペシャリテの「Air」は“ワイングラスに広がる庭”といった美しさで、季節の食材が緻密に重なる逸品。
秋ならカニとアオリイカのタルタルにカリフラワーのムース、根セロリ、トリュフ等が入り、多様な香りと食感が調和する。花束代わりになるひと品の効果は想像以上だ。
スペシャリテの「Air」が、思い出を刻む夜になる
蓋をするのは玉ねぎのチュイル、上には卵黄のコンフィとトリュフ。
これをスプーンで壊して中に落とし、魚介のタルタルやカリフラワーのムース、トマトコンソメのキャビア仕立てと混ぜていただく。
まるでアートのような料理が、ひと時の非日常を演出する
中にマロンクリームを詰めたフォアグラのモンブラン仕立て。外はフォアグラのムースを絞り、和栗のパウダーをかけている。
アクセントは栗の渋皮のパウダー。秋らしいひと品だ。
宇和島の甘鯛のウロコ焼き。
きのこのコンソメと野菜の皮を炭にして作ったオイルを敷き、ジロール茸を添えている。銀座で土の香りを感じられるのが贅沢だ。
ディナーコース 13,200円、ペアリング 8,800円。
ふたりでシックな装いで銀座へ行き、白いクロスの敷かれた店でワインを傾ける。
時代がどんなにカジュアルになろうが、大人の嗜みを実践できる場には、大切な人と穏やかに過ごせる特別な時間が流れている。
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銀座らしい品ある夜を約束する『エール』は、最高のデートにしてくれる。
ここが銀座っぽい!
レセプションの後ろに見えるのは、整然とセラーに並ぶワインボトル。
あらゆる国の稀少なボトルまで揃えるのは、銀座の食通への対応のひとつ。
【デートを成功させるためのポイント!】
フランス料理の技法で、日本の食材を意外性のあるかたちで提供します。
スペシャリテを目当てに女性が男性を連れてくることも多く、いい思い出を作れるようサポートします。
鉄扉の向こうにはミステリアスな漆黒の世界!
2.神楽坂の隠れ家で、サプライズな夜を
『SECRETO(セクレト)』
立地は住宅街に立つマンションの一階。看板はないが、よく見ると扉に『SECRETO』の文字が。
店内は一面仄暗い空間で、卓上には赤いランプが怪しげに灯る。およそ神楽坂らしからぬ不思議な世界は、すでにエンタメ性満載。
ミステリアスな漆黒の世界が広がる!
カウンター中央にシェフの調理台があり、卓上の赤いランプは『ムーラン・ルージュ』をイメージ。
液体窒素の白煙が上がるのがお約束なので、黒い壁は白煙が映える最高の背景。
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劇場型カウンターに現れたシェフの藪中章禎さんが掲げるテーマは「好奇心の全てを超え続ける」。
手練な大人の心を刺激するのは難しいが、ここでは容易いのだ。
お楽しみ続きのひと皿が、笑顔を引き出す
小松菜を混ぜた生地にカニやエビ、能登の稀少魚であるアラの出汁を詰めた前菜。薪の火で作るブイヤベースをヒントに、能登の薪でほんのりスモークしている。20,000円(ペアリング込)
「ブイヤベース」と呼ばれるひと皿は、煙の中の小さなボールで、噛めば凝縮した旨味が広がり意外性に笑ってしまう。
そんなサプライズの連続だが、ベースには「故郷・能登の食材の美味しさを伝えたい」というシェフの指針があるので、舌も満足する。
食後、新しきものに出合った高揚感とともに歩くふたりは、もう少し飲みたくなっているだろう。
客のほとんどがカップルだというから、勝負の夜は『SECRETO』で安心して身を委ねたい。
ここが神楽坂っぽい!
『SECRETO』があるのは、ごく普通のマンションの1階。窓もないので、中の様子はまったく分からない。
鉄扉の向こうには、ウェイティングスペースがある。
【デートを成功させるためのポイント!】
料理のプレゼンテーションを楽しんでくれる方がほとんどで、会話が少ないふたりでも大丈夫。
驚きあっているうちに仲良くなります。何も考えずに、店に身を委ねてください!
好奇心をかきたてる!恵比寿デートの注目株
3.気の利いた仕掛けが満載!恵比寿デートの注目株
『セルサルサーレ』
カジュアルでリラックスできる大人好みの店が多い恵比寿は、安定した店選びに陥りがち。
だが、そこに新鮮さを求めるならば『セルサルサーレ』が正解。
フランスの星付きレストランで修業した濱口昌大シェフが繰り出すのは、イノベーティブなひと皿のオンパレード。
〝一瞬の美味しさを逃さない〞と、食感や温度、旨みなどを計算し尽くした「一口のカッペリーニ」のように、すべての料理がフォトジェニックで好奇心をかきたてる。
心を掴まれる料理とプレゼンテーションに感動
コースの一皿目に登場するスペシャリテ「天然真鯛の冷製カッペリーニ」。塩の浸透圧で旨みを引き出した真鯛に、トマトの旨みを合わせる
料理はハイクオリティでありながら「食事は楽しく」というシェフのモットーを反映して、雰囲気はフレンドリー。
それでいて、フルコースに極上のペアリングがついて、1万6,000円という価格で楽しめるのだ。
「料理だけじゃなく、なんか良かったねって感じを目指しています」と、シェフは語る。
シェフとのやりとりが楽しいカウンター
テーブル席もあるが、広いオープンキッチンを眺めるカウンターが特等席。
目の前には、店名にもなっているこだわりの“塩”が並び、その解説や食材との相性を聞くのも楽しい。
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コースの流れの中で緩急を付けながら、ふたりの五感をフルに刺激する。しかも、決して食べ疲れさせない魅力もある。
濱口シェフの絶妙なバランス感覚こそ、恵比寿で愛される理由なのだ。
ここが恵比寿っぽい!
ガラス張りの外観は、適度に中の雰囲気が見えるので安心感がある。
木をふんだんに使ったナチュラルな印象が、デートの緊張感をやわらげてくれる。
【デートを成功させるためのポイント!】
美味しいだけではなく、食材との出合いや生産者の思いを伝えることもレストランの大切な役割。
最大限に楽しんでもらえるよう、話しやすい雰囲気作りにも力を入れています!
独特の世界観へと誘う代々木上原のモダンガストロノミー
4.モダンガストロノミーの先駆が、豊かな創造力を発揮する
『セララバアド』
今でこそ、謎めいた料理名で想像力をかき立て、登場するひと皿の意外性でゲストを魅了するレストランも増えたが『セララバアド』こそ、そのパイオニアだろう。
豪邸が立ち並ぶ閑静なエリアで、6年前から名を馳せるが輝きはまったく失われていない。
何よりコースを通じて紡がれるファンタジックな世界観が、群を抜いているのだ。
食べ進めるうちに物語が展開していく見事なシナリオがあり、料理そのものも立体的で緻密。
独特の世界観へと誘う、ストーリー仕立ての料理に心躍る
「落葉の森」。トマト、ピーマン、アーモンドのソースを添えたコロッケからはトリュフも香る。土はオリーブのクランブルで表現。ペアリング付きおまかせコース(21,384円)より
メニューのひとつ「落葉の森」は、トリュフを見つけ出す子豚のワンシーンを再現した秋の代表作だ。トリュフをかたどったコロッケは、しっとりと濃厚な味わい。
極薄のピザ生地で成形した子豚は、カリカリとした食感で中からはハーブオイルがあふれ出す。
使う食材は多岐にわたり、味も食感も複雑だが、どれも主張しすぎずまとまっている。
シェフの自宅に招かれたような特別感が味わえる
フルフラットのオープンキッチンに隣接して、テーブルスペースを設置。書架も備わっており、まるでリビングのようだ。
シェフが料理を仕上げる様子も間近に見ることができる。
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シェフの橋本宏一さんは業界きってのロマンチストであり、思い描いた情景を具現化できる実力者でもある。
それゆえ、熱狂的な支持があるのだ。
ここが代々木上原っぽい!
『セララバアド』は、代々木上原駅から徒歩7分の場所にある。
街の中心から距離を置いた住宅街を進むと、前庭の木々が見事に生い茂った一角が。都心らしからぬ穏やかな雰囲気だ。
【デートを成功させるためのポイント!】
テーブルのほか、オープンキッチンの一角にシェフズカウンター2席を用意しています。
実験的なことも目の前で行いますので、デートの際は、会話も盛り上がるはずです!
盛り付けが素敵すぎる!女心をくすぐるフレンチ
5.女心をくすぐるフレンチが、研ぎ澄まされた感性に刺さる!
『クローニー』
生産地と素材名を記した約18品のコースを通じて、見目麗しい料理が連続する。それがここ『クローニー』のスタイルだ。
北海道十勝産のジャガイモは、素材の原型を留めたような可愛らしいルックスだが、中は空洞。
驚きのあるフィンガーフードに彼女の顔もほころび、デートの掴みは上々だ。
シェフの春田理宏さんは、パリの三ツ星を皮切りに『カンテサンス』や北欧、アメリカでも研鑽を積んだ精鋭。
類稀なる盛り付けが、熟成させた旬の魚を華やかに
藁の薫香で落葉の秋をイメージした「兵庫明石 紅葉鯛 ホースラディッシュ」。冷たいホースラディッシュのパウダーが、味わい全体を引き締める。おまかせコース(16,500円)より
2016年から同店を率いるシェフの春田さんは、広い見識に裏付けられた独自の世界観をさらに押し広げるべく、今年に入って移転を決行。
東麻布の洒脱な一軒家に新生し、自慢の感性にますます磨きをかけている。
この日は純白の料理が登場。秋に旬を迎える紅葉鯛をオイル漬けにしたひと皿で、藁の香りを移したオイルで落葉の季節の芳しい香りを表現した。
都心にいることを忘れるスタイリッシュな開放空間
天井が高く、窓からけやきが覗く2階のメインダイニングは艶やかな一方、北欧家具が醸し出すナチュラルな雰囲気が落ち着く。
東麻布の住宅街の中、静寂に包まれる点も魅力。
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『クローニー』の素晴らしさは、見て食べて嘆息する、美しい料理の数々が証明している。
ここが港区っぽい!
夜の帳が降りると、ライトに照らされて美しく輝くワインセラーにうっとりしてしまう。
ボトルはフランス産で統一し、銘酒も多く揃える。ワインペアリング 11,000円~。
【デートを成功させるためのポイント!】
共同オーナーのソムリエとは『カンテサンス』時代からの仲。料理の味わいを引き出すワインペアリングも、好評をいただいています。
2階へエスコートする動線もデート向きです。
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ワクワクする体験を共有すれば、ふたりの距離が縮まるのも納得だ。
イノベーティブな料理たちは、刺激に満ちた驚きのデートを約束してくれる。
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