ヴィラの右SBキャッシュ、ポーランド国籍取得が完了…英国生まれの24歳

 アストン・ヴィラに所属するDFマティ・キャッシュが、ポーランド国籍を取得した。26日、ポーランドサッカー協会(PZPN)が公式サイトで発表した。

 キャッシュは母親がポーランド人の血を引いており、1997年8月7日にイングランドのバークシャー州で生まれた。PZPNによると、2〜3年前にキャッシュの方からポーランド代表入りに向けての打診があったという。当局に市民権の申請が承認され、11月の代表ウィークから同国代表に参加可能となった。なお、同選手はアンダー世代も含めて、イングランド代表の招集経験はない。

 パウロ・ソウザ監督率いるポーランド代表は、FIFAワールドカップカタール2022欧州予選でグループIに所属しており、首位のイングランド代表とは残り2試合で勝ち点差「3」の2位。予選ラスト2試合となる11月のシリーズでは、アンドラ代表およびハンガリー代表と対戦する。

 右サイドバックを本職とするキャッシュは、高精度のクロスや積極的な攻撃参加など、攻撃的な能力が高く評価されている。2014年からノッティンガム・フォレストのアカデミーに在籍し、2016年3月にレンタル先のダゲナム・アンド・レッドブリッジでプロデビューを飾った。2016年夏から復帰したノッティンガムでは、公式戦通算141試合の出場で13ゴール15アシストを記録した。

 キャッシュは2020年夏、5年契約でアストン・ヴィラに完全移籍。すぐに定位置を確保し、プレミアリーグ1年目の昨シーズンは28試合に出場した。今季はチームのシステム変更もあって右ウイングバックとしてもプレーしており、ここまでリーグ戦の全9試合にスタメン出場している。

2021/10/26 23:56

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