1泊4000円台で豪華朝食も。ディズニー周辺ホテルが今、絶好の穴場!

「GoToトラベル」再開の予定がなかなか発表されず、じれったい今日このごろ。今回は、お得に非日常を味わえる、近場ホテルステイの“穴場”をご紹介しましょう。

 緊急事態宣言の解除に伴い、これまで1日5000人に制限していた入場者数の上限を1万人に引き上げたディズニーリゾート。しかし18~19年度の平均入場者数は1日9万人弱であったことを考えると、コロナ以前の人数にはまだまだほど遠い状態です。

 その影響からこれまで利用客が宿泊していた浦安・舞浜エリアのホテルは、いまだ空室だらけ。一時に比べると多少マシになったようですが、まだまだ厳しい状況です。

 そして、1泊1万円台が当たり前だったこの界隈のシティホテルの宿泊相場は大幅にディスカウント。1食2000~3000円はしそうな豪華朝食ビュッフェ付きで1泊5000~6000円台と地方のビジネスホテル並みの料金で泊まれるところも多く、首都圏の人が近場でホテルステイを楽しむには絶好の穴場だったりします。

◆豪華朝食ビュッフェ付きで1泊4000円台のホテルも

 今回は少しでも安く手配できるサイトを探すため、ホテル予約一斉検索サイト『トリバゴ』を使ってリサーチ。試しに11月11日(木)から1泊朝食付き、2名1室で調べたところ、ディズニーリゾートすぐそばの『東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート』がるるぶトラベルなら8840円から予約可能でした。

 しかも、これは2名分の料金で、1人あたり4420円。予約サイトによっては1万円台半ばや2万円を超えているところもあったので、かなり割安な印象を受けます。ホテルや宿泊日、プランなどに応じてどのサイトが安いかは異なるため、1円でも安く泊まりたい人は特定のサイトにこだわらず、一斉検索サイトを利用するのがオススメです。

 ちなみにこちらのホテル、最安値の8840円のプランでも部屋は28㎡と平均的なビジネスホテルの倍の広さ。室内もレトロでモダンな雰囲気漂うプレジャールーム、豪華客船の船室のようなクルージングキャビンなど非日常感が味わえる個性豊かな客室が揃っています。

 しかも、朝食は別で頼むと大人1名3100円の豪華ビュッフェ。これが含まれていることを考えると、コスパ的には間違いなく◎です。

 また、宿泊日を11月13日(土)からの1泊と週末に条件を変えて再検索しましたが、この場合も一番安かったのは同じるるぶトラベルの1万2074円。平日よりはさすがに割高ですが、それでも1人6037円なら十分お得と言えます。

◆エリア唯一の温泉付きホテルも割安

 ただし、やっぱり秋ということでゆっくり温泉に浸かって、のんびりしたい人もいるでしょう。温泉地ではありませんが、そんな中でも地域で唯一天然温泉を完備しているのが『SPA&HOTEL 舞浜ユーラシア』です。

男女とも源泉かけ流し露天風呂や横になって浸かれる寝ころびの湯など7つの風呂に加え、フィンランド式やトルコ式など3種類のサウナも完備。ほかにも岩盤浴、景色が一望できる男女混浴のビューサウナ(※岩盤浴衣着用)があり、温泉好きはもちろん、サウナー女子にも人気があります。

 宿泊料金はトリバゴによると、11月11日(木)から1泊2名の朝食付きプランが一番安かったのは、Hotels.comの1万5072円(※1人7536円)。なお、5歳以下の子供1名までは無料のため、家族3人での宿泊にも最適です。

 別途払いの場合、温泉は日帰り料金が2100円、朝食ビュッフェは1980円(※いずれも大人1名の場合)。特に温泉は深夜や翌朝など二度三度入る方が多いでしょうし、そうなると元は十分取れそうです。

 でも、気になったのは同ホテルの素泊まりの料金。部屋はお任せでチェックアウトも翌朝9時との制約はありますが、11日から1泊だとなんと8330円(1人4165円)。この金額なら素泊まりで朝食ビュッフェを別で頼んだほうが安く泊まれます。

 週末の11月13日(土)も同様で、1泊朝食付きの最安がるるぶトラベルの1万6072円(※1人8036円)に対し、素泊まりはtrip.comの9391円(1人4695.5円)。こちらも朝食を別途注文するのがお得みたいです。

◆ヒルトンは平日の宿泊がお得?

 そして、普段なら舞浜・浦安エリアでもハイグレードなホテルも今ならリーズナブルに泊まることが可能。世界的ホテルチェーンの『ヒルトン東京ベイ』も11月11日(木)から1泊朝食付き、2名1室の条件で調べると、最も割安だったのはBooking.comの1万6780円(※1人8390円)。

 ヒルトン系列の中にはヒルトン・ガーデン・インのような中級ホテルチェーンもありますが、こちらはグループの基幹ブランドとなる高級ホテル。朝食付きで1泊1万円以下の値段で泊まれる機会はなかなかありません。

 部屋は一般的な客室でも35㎡とこの地域のホテルの中でも有数の広さ。首都圏でも特に評判の高い朝食ビュッフェは別途払いなら大人1名3750円とちょっとしたディナー並みの金額で、これを目当てに泊まりに来る人もいるほどです。

 あと、嬉しいことにホテル内にあるフィットネスジム、室内プールも宿泊客は無料で利用可能。それにディズニーショップも館内にあり、パークに入場しなくてもグッズをお土産に購入できます。

 ですがそこはヒルトン。コロナ禍でも週末は人気なのか11月13日(土)からの1泊2名、朝食付きプランの最安値はtrip.comの3万4959円(※1人1万7479.5円)と高級ホテルにふさわしい金額。お財布の中身を考慮するなら平日のほうがよさそうです。

◆都心近くのホテルはある意味穴場!

 緊急事態宣言が明けたこともあり、観光地は行楽客で賑わいを徐々に取り戻しつつありますが、一方でまだ人の集まる場所は避けたいと思っている方も多いでしょう。その点、都心近くのホテルはある意味穴場とも言えます。

 宿泊代も居酒屋2軒をはしごした程度と考えれば安いもの。ホテルステイで優雅な秋のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

<文/高島昌俊>

【高島昌俊】

フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。この冬、貯めたマイルを使い、ビジネスクラス世界一周旅行に挑戦。日刊SPA!にて『10万2830円と貯まったマイルでビジネスクラス世界一周してみた』を連載。

2021/10/26 15:45

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