フーターズのスタッフが給料を大公開 時給約240円でも多い日はチップにより4万円以上稼ぐ(米)

自身の収入をTikTokで公開したのは、米サウスカロライナ州にある「フーターズ(Hooters)で働くキルステン・ソンガーさん(Kirsten Songer)だ。投稿は今年6月のものだが、最近になって多くのメディアが取り上げたことで再び大きな注目を集めている。

動画の中でキルステンさんは「一番良かった時の週の収入を公開します」と前置きをしている。まず1日目、日曜日にバーテンダーとして7時間のシフトに入ったキルステンさんは、408ドル(約46400円)を稼いだと明かした。

翌日の月曜日はダブルシフトで午前10時半から夜中の12時まで働き、前半の午後5時半までで300ドル(約34100円)を稼いだが、後半は50ドル(約5600円)しか収入がなかったという。

続いて火曜日、午前10時半から午後4時半までのシフトに入って190ドル(約21600円)を稼ぎ、水曜は午前10時半から午後2時半まで4時間で50ドルの収入だった。木曜日は休み、金曜日はフーターズのカレンダー撮影があり、それに参加したことでその日の時給は10ドル(約1100円)となり、合計50ドルほどの収入となった。

そして土曜日は7時間のシフトに入り、260ドル(約29600円)の稼ぎとなった。ちなみにこの日は男性客が1人で60ドルものチップを手渡したといい、「とても素敵な人でした」とキルステンさんはコメントしている。

日によって大きく差はあり、この週は比較的収入が多かったとキルステンさんは明かしているが、それでも6日間働いて合計1300ドル(約148000円)以上も稼いだことになる。

1週間でこれだけ稼げるとはかなり羨ましいと感じてしまうが、キルステンさんが働いているサウスカロライナ州には、定期的に30ドル以上のチップを受け取っている従業員に適用する“Tipped Employees”という雇用形態がある。

この場合の最低賃金は時給2.13ドル(約240円)と定められており、極端に少ない額となっている。この雇用形態で雇われているキルステンさんは、収入のほとんどをチップで稼いでいることになる。

この動画を見た人は「1日でそんなにもらえることもあるのか」とチップの額に驚いたが、それ以上に「そんな少ない最低賃金とかあり得るの!?」「最低賃金2.13ドルというのが合法だなんて信じられないよ」など、最低賃金が2.13ドルという事実に衝撃を受けているフォロワーも多数見られた。

収入のほとんどがチップ頼りのため不安定ではあるものの、デキる人はキルステンさんに近い額を安定して稼げるのかもしれない。コメント欄には「フーターズで働きたい!」「キッチンで働いている私の収入より全然多いよ」「これなら最低賃金が少なくても文句はないね」など羨望の声も届いている。

画像は『Kirsten 2021年6月13日付TikTok「Drop any questions you have about working at hooters」』『Fox News 2021年10月24日付「Hooters server reveals how much she makes in tips in TikTok video」(iStock)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 iruy)

2021/10/26 14:56

この記事のみんなのコメント

1
  • ***

    10/28 20:03

    短期的な一時的な収入に一喜一憂するアホ!全く安定しない仕事を一生する気か?まぁこう言う安価な輩共もこの世には必要ですが、自分達が裕福になる為には\(^-^)/

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