ブラジャーを買ったらハレンチだと母に返品された?!親の下着観に悩む中高生

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 こんにちは、元下着販売員のちーちょろすです。

 私は販売員をやめてから下着の情報発信をしているのですが、現役時代もフリーランスになってからも、中高生を中心とした若い世代から耳を疑うようなエピソードを聞いています。

 今回はそんな下着について家庭で起きたエピソードをご紹介していきますね。

◆「ブラジャーを自分で選ぶなんて…」母親に下着を返品された

 独立して1番頭を悩ませたのが「自分に合ったサイズの下着が欲しくてお小遣いで買ったのが母にバレて、『ブラジャーを自分で選ぶなんて…』と勝手に返品されてしまった」というお話です。

「いわゆる毒親のような家庭で…」という前置きがあったのですが、高校生になっても自分で下着を購入できないのはとても息苦しいと思います。

 人によって状況はそれぞれですが、親が買い与えてくれる家庭の場合もあります。

 しかし「セールの時期に母親がまとめて買ってくるので、試着はできずサイズも合っていないことがほとんどの、つけ心地の悪いブラジャーをずっとつけているより、試着をして好きなものがほしい」という経緯があり、最後の手段としてのお小遣いでの購入だったのに、それすらも返品だなんて…と悔しい気持ちになりました。

◆下着は母や姉のお下がり

 こちらにも驚いたのですが、お嬢さんのファーストブラのために自分の娘時代のブラジャーを取っておく、というお母様もいるそうです。

 “下着はお洋服の一部”という感覚でいる人もまだまだ多いのですが、体型は人ぞれぞれなので全く同じサイズということはありません。もしそうだったとしても、何年も前の下着、しかも衛生用品を渡すのはあまりオススメできません。

 お洋服感覚で姉妹でお下がりを使っているケースもあるようなのですが、こちらもサイズの問題があります。

 下着は1番肌に近い衣類ですので、サイズ面でも衛生面でも自分のみで使うのがよいですよ。

◆「バストが小さいから」とブラジャーを買ってもらえない

 見た目のバストの大きさだけでは、ブラジャーが必要かどうかは決まらないと、私は常々発信しているのですが、そういうことを知らないご家庭もたくさんあります。

 私が驚いたのは、相談してくれた方以外のご家族の女性はみんなバストサイズが大きく、ご本人だけが小ぶりなので「小さいから下着はいらない」「女じゃない」と馬鹿にされて下着を買ってもらえない、というケースです。

 下着が必要かどうかは、ご本人とプロである下着販売員が選ぶものです。しかし、知識のない一般の人が自分の価値観で判断してしまうケースは少なくありません。何より「女じゃない」と同性、しかも家族から言われるのは精神的にも辛いはずです。

 そういった経験がある人は、言われる側が悪いのではなく、言ってしまう側の問題なので気にせずにいきましょう。ブラジャーが欲しいと感じた際には、お近くの下着屋さんに相談に行ってみてくださいね。

◆3年前に買ってもらった2枚のブラジャーのみ

 これは現役販売員時代の悔しかった話なのですが、中学生のお客が来店した時のことです。

「サイズが合っていない気がしていて、とても痛い。でも母に言っても3年前に買ってあげたんだからと取り合ってもらえないから、せめて正しいサイズだけでも知りたい」とのことでした。

 もちろん中学生なのでお小遣いで買うには下着は高すぎます。しかも洗濯機で回している為、使用期限はとうにすぎている印象でした。

 実はこういったケースは割合に多く、最初に2,3枚買っておけば大丈夫と思っている保護者も少なくないんです。しかし、学生さんは成長期というのもあってこまめなサイズの見直しが必要です。

 さらに手洗いをされているご家庭も現在は少ないので、バストラインが崩れる、着けていて痛いという、意味をなしていないブラジャーをつけるしかない学生さんと何度も会いました。

 下着のサイズ見直しは、大人でも3ヶ月に1度と言われるくらい、女性の体は変化しやすいです。ぜひ、心当たりがある人はお店に行ってサイズを見直してみてください。

 ちなみにこちらのお客は、予算と正しいサイズを私たちと決めて、後日お母様から下着代をもらってご来店してくれました。

◆下着について自分の価値観を押し付けるのはNG

 下着への価値観は人それぞれですが、人間関係にも言えるように自分の価値観を押し付けるのはNGです。それが例え親子の関係だったとしても、自分に通用したことが子供には通用しない、なんて当たり前のことですよね。

 時代も変わって、おしゃれの一貫として楽しみやすくなった下着ですが、下着販売員の立場からすると体を守るためのものという印象です。

 これからの若い世代が下着も楽しみ、自分の体を肯定できるよう、大人たちがサポートしていく社会を作っていけたらと思います。

<文/ちーちょろす>

【ちーちょろす】
下着の魔法使い。販売員時代の知識を活かして、下着で自分に魔法をかけるための知識をnoteやTwitter、YouTubeで発信中。特技はサイズを当てること。趣味は下着屋さん巡り

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この記事のみんなのコメント

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  • 後ろのホックが面倒臭くてフロントホックにしようかと思ったら母親に『穢らわしい』的な事言われたわ(-_-) 末の妹が同じようにフロントホックのブラを使っていた時は何も言わなかったみたいだけどね~

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