バナナのように鮮やかな黄色いナマズ 遺伝子の突然変異が原因か(オランダ)

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驚きのナマズを釣り上げたのは、ドイツ西部デュイスブルク在住のマーティン・グラーツさん(Martin Glatz)。マーティンさんは双子の兄弟であるオリバーさん(Oliver)とともに今月4日、オランダにある湖に釣りへ出かけていた。

プロの釣り人として生計を立てているマーティンさんはこの日、出資を受けているというスポンサーのドイツ釣り具会社「Angel Domäne」から提供された試作ルアーを使って釣りをしていた。

大きなカワカマスを狙っていたマーティンさんは、ルアーに魚が食いつくと期待を胸に力強く釣り竿を引いた。「47インチ(約119センチ)のカワカマスを釣り上げるのと同じくらい大変でした」と当時を振り返るマーティンさんは、かかった大物をやっとの思いで水面に引き上げた。

ところが徐々に姿を現した魚を目にしたマーティンさんは、「少しパニックになって、オリバーに網を持ってきてもらうのに叫んでしまったんだ」と当時の驚きを明かす。

マーティンさんが釣り上げたのは、まるで金のように輝く黄色いナマズだったのだ。ボートの上に引き上げる前に撮影された写真には、鮮やかな色で水の中でもひと際目立っているナマズの姿が写っている。

13歳の時に釣りを始め、今では週に2~3日は釣りをしているというマーティンさんも「こんなナマズは見たことがないですね。まだこの珍しい遭遇に驚いていますよ」と話した。

このナマズはヨーロッパに生息する“ヨーロッパオオナマズ(wels catfish)”という種類で、淡水魚で最大サイズと言われている。体長3メートル、体重は150キロにまで成長することもあるそうだ。

しかし一般的な個体は、通常のナマズと変わらず黒やグレーのような暗い色をしている。科学ニュースウェブサイト『Live Science』によると、今回発見されたナマズがここまで鮮やかな黄色の体を持っているのは、白変種と呼ばれる遺伝子変異が原因だという。

白変種は突然変異により体内の色素が減少し、体毛・羽毛・皮膚などが白くなるものだ。体が白くなる症状はアルビノと呼ばれる遺伝子異常でも見られるが、これとは原因が異なる。

白変種で有名な動物としては、ホワイトタイガーやホワイトライオンなどが挙げられる。今年2月には南大西洋の島で黄色いオウサマペンギンが目撃されたが、哺乳類の他にも爬虫類、鳥類、そして今回のように魚類のなかでも確認されているという。

マーティンさんはボートの上に今回のナマズを引き上げると、一通り写真を撮って珍しいナマズとの遭遇を堪能した。一般的なナマズと比較してかなり大きなサイズではあったが「これはもっと大きくなるぞ」とマーティンさんは考え、さらに成長した黄色いナマズとの再会を祈って湖にリリースしたそうだ。

画像は『The Daily Star 2021年10月23日付「Bloke panics after catching rare bright yellow Catfish that can grow up to 400lbs」(Image: Michael McCarthy)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 10/25 16:38
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この記事のみんなのコメント

2
  • エッコ

    10/26 11:42

    日本だとこの色は「黄金」と言って紹介するだろうな。それにしても綺麗な色だなぁ。アルビノみたいに弱い個体なのだろうか?

  • 別天津神

    10/26 11:07

    これは珍しい!(゜o゜;) マニアが欲しがるやろな…(*´ω`*)キレイヤナ

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