綾野剛主演『アバランチ』初回10.3%! 「期待通り」と高評価の一方、「既視感ありすぎ」「どこかで見た」の声続出

 10月18日に放送開始した綾野剛主演の連続ドラマ『アバランチ』(フジテレビ系)。初回の視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2ケタ発進を遂げたものの、視聴者からは早くもある“疑念”が持たれているようだ。

 常識外れのアウトロー集団「アバランチ」が、政治家や大企業に務める人など、いわゆる“勝ち組”の悪事に対して戦いを挑むという内容の同作。第1話では、警視庁捜査一課から左遷された西城英輔(福士蒼汰)が、山守美智代(木村佳乃)が室長を務める特別犯罪企画室に配属され、彼女を雑居ビルまで送迎することに。なぜかそのまま車で待つように言われたものの、西城はビルの中に入り、そこで羽生誠一(綾野剛)をはじめとしたアウトロー集団「アバランチ」と出会う――といった展開だった。

「アバランチは、大規模都市開発のプロジェクトリーダー・風間道明(安井順平)の失踪事件を追っていました。この事件には、風間と対立していた六車泰次郎(板尾創路)が関わっていると見て、彼の息子である和也(磯村勇斗)と接触。アバランチが和也を拉致し、風間は暴力団の事務所に監禁されているなどと告白させ、救出に成功しました」(芸能ライター)

 その後、アバランチは風間の失踪事件に関与している証拠を泰次郎に突き付けたが、「警察はおまえらの言うことなんか誰も聞きやしない。私が指示したメールなんか、明日になれば何もなかったことになってる!」と“揉み消し”を示唆。しかし、アバランチはこの様子をネット上で生配信しており、最終的に泰次郎は逮捕された。

「この展開に、ネット上では『綾野剛にピッタリの役でうれしい!』『期待通りの面白さだった。次回も絶対見る』などと評価する声があるものの、『面白いけど、設定やストーリーがどこかで見たことある感じ』『全体的に既視感ありすぎる。期待してただけに残念』といった感想も多いです。中には、今作にも出演している福士が主演を務め、昨年9月に放送されたフジテレビ系連続ドラマ『DIVER -組対潜入班-』との共通点を挙げ、『福士くんの役どころが違うけど、ほぼ「DIVER」だよね』『どこかで見たことあると思ったら「DIVER」だわ』などの声も見られます」(同)

 『DIVER』も、警察が極秘に結成した潜入調査チームが、犯罪者に対して手段を選ばずに対抗する姿を描いた作品で、どちらもカンテレの製作だ。同じ局で放送されただけでなく、出演者まで被っているため、視聴者が『アバランチ』に既視感を覚えたのかもしれない。

 数字の面では好スタートを切った同作だが、「どこでも見たことない」ストーリーで視聴者を楽しませることはできるだろうか。

2021/10/25 12:00

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