くりえみ 2nd写真集、大好きなカメラマンが撮影「想像もしていなかった」
SNS総フォロワーが150万人を突破し、SNSのフェチ天使の異名を持つタレントのくりえみが23日、都内で2nd写真集「くりめぐり」(玄光社刊)の発売記念イベントを開催。イベント前に単独インタビューに応じた。
同写真集は、くりえみが写真展に何度も通うほどのファンで“いつか撮影してほしい”と思っていたカメラマンの福島裕二氏とタッグを組み、“グラビア写真旅”をテーマに全国をめぐりながら撮影したカットがふんだんに収められた1冊となっている。
―写真集発売おめでとうございます。9月30日に発売されたとのことで、改めて2nd写真集が完成した心境をお聞かせください。
今回、176ページというかなりの大ボリュームで、普通の写真集でも100ページ未満だったりする中で、2倍くらいのサイズ感で出せたのがすごく嬉しいですね。この写真集は約1年前から撮り始めていて、北海道・沖縄・鳥取・京都・大阪と全国5箇所をめぐって、衣装の数もシチュエーションの数も桁違いで多いと思うので、いろんな私が見られるんじゃないかなと思います。
―くりえみさん自身がファンだという福島裕二さんの撮影はいかがでしたか?
私は福島さんのファンで写真展などに通いつめていた人だったので、まさか福島さんに写真集を撮っていただけることになるとは想像もしていなかったので、シンプルに嬉しかったですね。いちファンでもあるので福島さんの写真の良さだったり、深みだったりがこの1冊に込められているのが自分自身でも感じられるので、そういうところを見てくださるみなさんにも同じように感じてもらえたら嬉しいなと思います。
―福島さんの写真の魅力はどんなところですか?
普段SNSにあげている写真は基本レタッチをしているんですけど、福島さんの写真は唯一レタッチをしていない自分も好きになれるんです。そのままの自分だからきれいって感じて、完成された自分じゃない自分のほうがきれいって思えるのが不思議な感覚なんですけど、そういう魅力があって、悲しいときとか、苦しいときとか、嬉しいときとか、ちょっとした変化なんですけど、“自分ってこういう顔をしているんだ”って思いますし、いい意味で作り込んでいないそのままの自分の顔を引き出すのがすごく上手な方で、写真も自分自身を好きになれるものだなと思います。これは私だけじゃなくて、同じことを言う子が多くて、その子自身の魅力を引き出せるカメラマンさんってなかなかいないので、リスペクトですし、そんな写真を撮ってくれる福島さんが好きだなと思います。
―中でもお気に入りの写真を教えてください。
今回、沖縄で撮影した写真が多くて、シンプルなピンクの水着で王道の海での写真があるんですけど、私は今まで撮影のとき雨ばかりで、沖縄に行ってもほとんど雨だったので、意外と晴れていて海で楽しそうにしている写真ってほぼなかったので、シンプルですけど王道の写真が入っているのが、今回、自分の中で見どころなのかなと思います。
―お気に入りの衣装やシチュエーションなどはありましたか?
自分の私服でも撮影したんですけど、私服はいつも通り素な感じで撮れました。夜のモノクロのカットがあるんですけど、それはすごく大人っぽかったり、妄想を掻き立てるようなカットがたくさんあるんじゃないかなと思います。
―ほかに、印象的なカットはありますか?
北海道で撮った夜の写真なんですけど、月明かりがすごくきれいで、月明かりに照らされている私みたいな、セクシーなんですけどどこかアートに近いような写真もオススメですし、みなさんの反応も気になりますね。
―撮影時の思い出はありますか?
北海道のご飯が美味しかったですね。私、人生初北海道だったんですけど、みんな『食べ物美味しいよ』って言っていて、“美味しいって言っても東京にも美味しいものいっぱいあるじゃん”って思っていたんですけど本当に美味しくて、ちょっと食べ過ぎちゃいましたね(笑)。あと鳥取の旅館に行ったんですけど、すごくきれいなところで、そこもご飯が美味しかったですね(笑)。ハプニングで言うと、鳥取砂丘に行ったんですけど、砂丘は暑いので基本的には春とか秋に行くものなんですけど、私たちは真夏に行っちゃって、体感55℃みたいな感じで、その撮影は大変でしたね。
―周囲の反響は届いていますか?
友だちとか知り合いの方が買ってくれて、とにかく「ボリュームがすごいね」と最初に言っていただけるんですけど、シンプルに(写真集を発売できて)「よかったね」って言ってもらえることが多いです。1人でやっていた時期もあったりして、そのときを知ってくれている友だちもいるので、「写真集として形に残せてよかったね」って言ってくれる方が多いですね。あとは『表紙のカットがいいね』って結構言われました。普段、前髪を下ろしているんですけど、表紙のカットでは全部上げていて、かなり新鮮味があったみたいでよかったかなと思います。
―お話を聞いているだけで大満足の1冊という思いが伝わってくるんですが、改めて、この写真集に点数を付けるとしたら何点ですか?
えっ、点数ですか?…。そうですね…98点ですかね。マイナス2点は、次もっと越えられる気がするからです。もっといいものを作れる気がします。
―また“グラビア写真旅”に行けるとしたら、行ってみたい場所はありますか?
今は日本にしか行けていないので、海外に行きたいですね。グラビアかどうかはわからないんですけど、30歳の節目にまだこの世界にいるなら、本として何かを出版したいですね。海外に行けたら理想で、もともとこの写真集でも『ギリシャに行けたらいいよね』って話していたことがあって、ギリシャはめちゃめちゃ写真映えするので、いつかは行ってみたいですね。
―普段からたくさん写真を撮られていると思いますが、写真を撮られる上で意識している点はありますか?
自分がどういう写真だったら気持ちが沸くかなというのは1番に考えます。見る側の視点に立ってどういう写真がいいかなって、まず考えるかもしれないですね。
―それが“フェチ”につながっている感じですか?
そうですね。私自身がフェチっぽい写真が好きなので、そういうのは結構考えて、アングルとかにもこだわりますね。
―今年も残り2ヶ月となりました。少し早いですけど、今年はどんな1年でしたか?
今年はコロナでみなさん、仕事が思うようにいかないことが多い中、私自身としてはめちゃくちゃ充実したなと思います。やりたいこともかなりできましたし、もともと写真集を出すことは目標にあったことですし、トレカとかカレンダーとかも、昔は事務所の先輩が出していて、自分では出せないものと認識していたんですけど、昨年と今年で全部叶えることができて、土台から少しステップアップできたのかなって思えた年だったので、自分にとっては大満足な1年でした。
―今後の抱負や野望はございますか?
まだ油断はできないと思うんですけど、少しコロナも収まってきましたし、少し光が見えてきた気がするので、今までできなかった、それこそコミケもずっとできなかったですし、イベントなどこの2年でできなかったことをやりたいですね。それこそゲームショーのお話も何回かいただいたんですけど、全部ダメになってしまったので、また来年などにチャンスがあったら大きいイベントにも出られたらいいなと思います。
―今後の活動予定をお聞きしたいのですが、何やらラジオをされるそうですね。
InterFM897で『くりえみの水曜日のわがままシンデレラ』というタイトルのラジオ番組をやらせていただくんですけど、時間が23:30〜24:00で、その30分だけは私がどれだけわがままを言っても許されるという内容です。毎回、男性ゲストをお呼びして私のわがままを聞いてもらうというコンセプトになっているんですけど、11月3日の1回目の放送では芸人の永野さんに来ていただきました。初めての冠のラジオ番組を持たせていただいたので、すごく楽しみです。2ヶ月限定と決まっているので、たくさんの方に見ていただいてSNSでバズれるように発信していきたいと思います。
―今インタビューをしていてもトークが上手だと感じますが、お喋りは得意ですか?
自分ではそこまで喋れるとは思わないんですけど、日頃YouTubeでひとり喋りをしているんで、喋るクセがついているのかなと思います(笑)。
―ほかにお知らせはありますか?
11月13日に大阪のTSUTAYA EBISUBASHIでこの写真集のイベントをやります。めちゃくちゃ久しぶりの大阪で、しばらく地方でもイベントをしていなかったので、ぜひ大阪の方も東京の方も地方の方も来ていただけたら嬉しいです!
■ラジオ番組概要
放送局:InterFM897(TOKYO 89.7 MHz)http://www.interfm.co.jp/
タイトル:くりえみの水曜日のわがままシンデレラ
DJ:くりえみ
放送日時:毎週水曜日23:30~24:00 ※(2021年11月、12月の限定番組)
初回放送は11月3日(水・祝)23:30~