カルディの謎すぎるご飯のお供「イクラのいらないイクラ丼の素」は美味しいのか?

 先日、カルディで久しぶりに“ナゾの商品”に出会いました。それが「イクラのいらないイクラ丼の素」(2食入り120円)です。そう、温かいご飯にかけるだけでイクラ丼の味になる、というモノ。以前、似たような商品で、「うなぎのいらないうな丼のタレ」というのをご紹介したことがあります。

 カルディはこうした“主役”なしで楽しめるアイデア商品を作るのが得意なようです。そして今回もほぼ同じ手口というか手法のようです。下の商品パッケージをよく見てください。

 キラキラ光るイクラをたっぷりのせた美味しそうな丼の写真があり、その横にものすごく小さい文字で、「本商品にはイクラは入っておりません。写真はイメージです」と書いてあります。「うな丼のタレ」のときも、豪華なうな丼の写真の横に「うなぎは入っておりません」と注意書きがありましたよね。

 今回はさすがに買うか悩みました。考えてもみてください。うな丼の場合、主役は確かにうなぎですが、タレだって主役に負けず劣らずの魅力を持つ名脇役。だからタレだけでもイケるかも、という希望が持てましたが、イクラ丼の場合は、主役はあくまでイクラで、脇役はいません。あえて言うなら醤油でしょうか。しかもイクラ丼の魅力でもある粒つぶプチプチ感はどう表現するの? などなど、ナゾは深まるばかりです…。

「カルディさん、イクラ丼の前に、鶏のいらない焼鳥丼の素とか、鶏肉も卵もいらない親子丼の素とかを出すべきじゃないの!?」などと思ったりもしましたが、食べもせずに判断はできません。そこで、ものは試しということで、この商品を買ってみることにしました。

「イクラのいらないイクラ丼の素」の味わいやいかに?

 さっそくご飯を炊いて、イクラなしのイクラ丼を試してみることにしました。でも、その前にこの商品の原材料チェックしてみましょう。「しょうゆ、魚介エキス、たんぱく加水分解物、砂糖、卵黄加工品、みりん、なたね油、食塩、こんぶエキス……」といった具合。確かにイクラの文字はナシ。

 さらに、実は密かに期待していたのは、“イクラ状のつぶつぶ感のある何か最先端のモノ”が同梱されていることでした。が、袋を開封してみたところ、そんなものはどこにもなく、あるのは液体のタレのみ。無念。これは食感などまったく期待できない。そう覚悟して臨まなくてはいけません。

 タレを開封して小皿に出し、匂いを嗅いでみました。魚介系の香りはしますが、果たしてこれがイクラの香りかと聞かれれば、断然NO。NO IKURAです。一瞬、星一徹ばりのちゃぶ台返しを決めたい気分になりかけましたが、ここはグッと我慢。とにもかくにも、炊きたてのご飯にかけて食べてみたのですが…。ここで奇跡が起きるのです。

 イクラが1粒も入っていないのに、確かにイクラの味がするんですよ。ちょっと甘めだけど、これはウニでもないしタラコでもない、まごうことなきイクラの味。もちろんイクラのプチプチした食感はありません。ただ、ご飯ひと粒ひと粒がまとったイクラ味によって、イクラ丼感はちゃんとある。

 そして大事なことは、「きちんと美味しい」ということ。いつもなら、これの応用を考えて、パスタソースや卵焼きに入れたり、なんとかうまい処分法を考えるところですが、これはご飯にかけるだけでいいし、リピ買いしたくなるほど美味しいです。

 たった120円で、2回もイクラ丼気分が味わえるこの商品。ぜひ試してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

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  • 10/23 10:51
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