江口のりこと鈴木京香の「流れに身を任せる」仕事論『ボクらの時代』

 10月17日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に鈴木京香、高橋克実、江口のりこが出演した。かつて『鼬』という2014年の舞台で共演したこの俳優3人は、20日から開幕した舞台『Home,I’m Darling ~愛しのマイホーム~』でふたたび同じ舞台の上に立つ。

 江口は大好きだった映画の世界に憧れ、そこに行くためには劇団に所属するのがいいだろうと考えて柄本明らの「劇団東京乾電池」の研究生に応募して合格し、19歳で上京したのが女優への第一歩だった。高橋も松田優作に憧れて芝居の道に入ったと明かすと、鈴木も元々はモデルだったが、自分が学生時代に大好きだった映画『それから』を撮った森田芳光監督の映画のオーディションがあると言われて受けたことが女優になったきっかけと説明。その『愛と平成の色男』で1989年にデビューすることになるわけだが、「“憧れ力”みたいなものは大事なのかな」とかつての自分を振り返っていた。

 3人の中で最年少の江口は、現在放送中の『SUPER RICH』(同)でゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演となるなど、今やすっかり売れっ子。出演舞台も重なっているだけに、高橋から「こんだけバタバタ忙しいと、どんな感じ?」と訊かれると、「何にも思ってないです。だから私、それが怖いなと思って」と本音を吐露していた。慌ただしい日々の中で「何か、自分だけが取り残されていく感じ」なのだという。江口は「19歳で上京してきて、その時からやってることが変わらないので、気持ちの中……自分の年齢とかも“あの時のまま”みたいなところがある」とも語っていたが、周囲の急激な変化に気持ちが追いついていないのかもしれない。

 江口は19日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)では司会の黒柳徹子に「愛想がないって言われない?」と指摘され、「これでも今すごい頑張ってるんです」と釈明していたが、慣れない“番宣”に苦労している部分も多いだろう。黒柳から「でもあなたは風体っていうか、全体と、愛想のないのが合ってるから大丈夫ですよ」と言われ、ホッとしたような笑顔を見せていたのが印象的だった。

 江口は中学を卒業して3年間は進学せずにバイトをしていたそうだが、「その3年間が本当に嫌だった」ため、上京した際に「もうやりたくないこと絶対やるのやめよう」と決意。劇団員になってからはほとんどバイトをしなかったという。「それでいけてたのはすごいね」と高橋が感心すると、江口は「“あ、もうお金ない”って時にCM受かったりする」と明かし、「運がよかった」と説明した。

 そんな江口は、仕事について「自分が望んでる、望んでないとかじゃなく、(自分の意思に関係なく)勝手に決められていくもの」と考えているそうで、「流れに身を任せてるっていう感じがすごくします」とコメント。これに鈴木も、「自分が“こういうことをやりたい”っていうのがあっても、そのタイミングで自分のスケジュールがどうしても合わなくて、お受けすることができないことってある。だから今与えてもらったことをやることが一番大事」「意思を持って流れていくっていうか」と共感していた。

 最後に、「私も“今来た仕事を頑張ろう”ってやってる感じですね。こないだの反省をちょっと思い出して、同じ失敗やらないように頑張ろう、みたいな。頑張りましょうね!」と話をまとめ、鈴木から「一番しっかり者で助かります」と言われていた江口。『ぴったんこカン・カン』(TBS系)での安住紳一郎アナウンサーとのやりとりもそうだったが、気心の知れた相手や、信頼している相手に対してはバラエティ適性を発揮する人だ。“流れ”によってはもっとバラエティ番組で見る機会も増えるかもしれない……と思いつつ、高橋から心配されるほどの多忙さで健康を損なうことだけはないようにしてほしいと願わずにはいられない回だった。

  • 10/21 7:00
  • サイゾー

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