寺坂ユミ(純情のアフィリア)[アザーカット&インタビュー]卒業への想いを明かす「いつかやり切ったって思える時が来るのかなって」

アイドルが避けて通ることができない“卒業”。そのタイミングと、卒業後の自身のキャリアについて、寺坂ユミが素直な想いを語る。

インタビュー:井手朋子

撮影:西槇太一

ヘアメイク:清水深優

スタイリング:馳尾潤子(Jstyles)、大貫紗枝(Jstyles)

惜しまれて卒業したいという気持ちが大きい

――2015年12月よりアイドルとして活動を行なってきて、キャリアを積んできましたが、卒業を考えることもありますか?

寺坂:

そうですね、考えていますね。今在籍6年で長いんですけど、すごく楽しいのでずっといて、辞めどきって本当に見つけられないなと思っていて。今まで卒業していったメンバーも、“楽しいからずっといちゃうけど、果たしてそれがいいことなのか”ってよく言っていたんです。私も同じように、辞めたいわけじゃなくて、辞めなきゃっていうのが出てきちゃっていて……。ファンの人も、もしかしたら新しい風を望んでいるんじゃないかとか。グループとして飛躍したい時に、たとえ新メンバーを入れたとしても、ずっといる私たちが残っていたらそっちに染めちゃうんじゃないかなと。年齢のリミットももちろんあって、アフィリアはそういう意味では長くいられるグループだと思うんですけど、そうなった時のことは考えますね。6年という、これだけ長い在籍期間はすごいって言われていますし、同期は今のところ誰も辞めていなくて、誰かが辞めたら仲よくしていただけに、いろいろ崩れちゃうかなと。でも、同期の残りの2人よりは先に卒業したいなと思ってます。

――そういう話って同期同士でします?

寺坂:

いや、怖くて誰も話さないですね。昔はふざけて一緒に卒業しようっていう話もしていたんですけど、今はリアルになりすぎて、同期と2人でご飯に行っていろいろ話す中で、(ほかのグループの)誰かが卒業したいっていう話をしたとしても、で、(あなたは)どうなの?というのはお互い聞けなくて。卒業の話は触れない感じになってますね。辞めるからもういいやと思ってほしくないし、辞めるから寂しいという気持ちを抱えてライブをするのも嫌だし。卒業はどうなんですかね……。

――卒業後のことも考えなきゃいけないですもんね。

寺坂:

所属している会社には、アイドルを卒業しても働ける制度があって、スタッフやマネージャー、それからアイドル事業部以外の受付などでも働けるんですね。卒業後もキャリアが保証されているのでそれで行こうとずっと思っていたんですけど、就職したら同じ会社にいるので、グループの活動を自然と目にするわけじゃないですか。そこで羨ましくなったりしないのかな?と思うようになっちゃって。全然関係ないところにいった方がいいんじゃないかって思い始めています。いつかやり切ったって思える時が来るのかなって。でも自分の中では、惜しまれて卒業したいという気持ちが大きくて、まだいるのかよっていうふうには思われたくないというか。“やっと卒業か”にはなりたくないなというのはあります。

――でも、ここ1年半ぐらいはコロナの影響でできないことも多くて、卒業を考えるにはまだまだやり足りないという想いもあるんじゃないですか?

寺坂:

確かにコロナによってツアーの規模も小さくなったりしましたけど、オンラインに重きを置くようになって、それはそれでいいなと思うこともありました。地方のファンの人が観てくれて、逆に今まで東京近辺の人にしか目を向けられていなかったんだなって気づくことがあったり。今は地方の人にも寂しい想いはさせないようにしようと思っています。それからめちゃめちゃ仕事が減って2ヵ月ぐらい自宅待機していた時に、仕事があるっていいことだなって。それまでは“休み欲しい〜!”っていう感じだったんですけど、休みすぎるとダメだなって思いました(笑)。

――確かに仕事があるありがたみってありますよね。

寺坂:

めちゃめちゃありがたいですね。CDに関しても、ここ1年以上リリースがなくて。それまで年に2回は出していたのが出せなくて、そこでも改めて今までCDを出せていたのはすごいことだったなと思いました。MVもちゃんと撮ってもらって、ありがたさを噛み締めていますね。グループ名が純情のアフィリアに変わってからずっとプロデューサーの志倉さんが曲を作ってくださっているんですけど、純情に変わったタイミングで歌に力を入れるようになって、メッセージ性がある強い曲を歌うことが増えてきたんですね。それまでは可愛く“あふぃりりる~”って言うような魔法キャラでやっていたのが、今は歌って踊るステージのパフォーマンスが人を笑顔にする魔法なんだというコンセプトでやっているので、歌は苦手ですけど、また歌のよさが伝えられる強い楽曲がいただけたらいいなと思っています。

本記事は、『PnR』vol.1収録インタビューをもとに再編集した特別編です。

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写真集のように写真1点1点を大きく掲載!

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表紙&巻頭の26時のマスカレイドの来栖りんをはじめ、熊澤風花(Task have Fun)、寺坂ユミ(純情のアフィリア)、村田実果子(BLACKNAZARENE)、西葉瑞希、篠原みなみ、そよんが登場。

それぞれ20ページ前後のボリュームで、撮り下ろし写真とともに、これまでの人生をじっくりと振り返った約10,000字のインタビューを掲載。

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『PnR』vol.1

発売日:2021年9月29日(水)

仕様:A4判/144ページ(オールカラー)

価格:1,980円(税込)

■出演

来栖りん(26時のマスカレイド)

熊澤風花(Task have Fun)

寺坂ユミ(純情のアフィリア)

村田実果子(BLACKNAZARENE)

西葉瑞希

篠原みなみ

そよん

関連リンク

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惜しくも誌面には掲載されなかった秘蔵写真を使用!

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サイズ:120mm×120mm×20mm/500g

※サインは入りません。

■■■直筆サイン入り特大A2写真パネル■■■

価格:各¥11,000(税込/送料別)

サイズ:A2(440mm×614mm×7mm)

■受注期間

2021年10月28日(木)23:59まで

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本商品は2021年12月上旬以降の発送を予定しております。ご注文いただいたお日にちの順番に応じて配送を開始。地域によって配送状況が異なる場合がございますので、予めご了承ください。また、事前に個別での配送日のご案内や日時指定はお受けできません。

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※アーティストのサインのみ、お客様の宛名の記入はございません。なお、サインを書き込む位置の指定はできません。

※サインはアーティストが自筆で記入するため、その過程において一部汚れや傷、折れが発生している場合がございます。返品・交換などの対応はいたしかねますので、ご了承ください。

※パネルは素材、印刷、加工の特性上それぞれ仕上がりが異なり、多少のかすれ、インクの写りなどに個体差ございますが、不良品ではございません。

※商品到着時に状態をご確認いただき、運送の上の都合によるキズ・へこみが見られる場合はまずは運送会社にお問い合わせください。

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2021/10/20 18:00

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