松坂大輔の引退、東尾理子が父・東尾修との関係思い「私の中でも特別な存在でした」

2019年7月に西武が「球団創設70周年アニバーサリーシリーズ」としてメットライフドームで行ったロッテ戦で、球団OBの東尾修氏と娘の東尾理子、その息子の理汰郎君が揃ってセレモニアルピッチを行った。東尾修氏は西鉄ライオンズ時代から球団名が西武ライオンズになるまで変遷とともに選手としてプレーを続け、西武では監督を務めた。横浜高校時代に甲子園で活躍してすでに“平成の怪物”と呼ばれた松坂大輔投手が、ドラフト会議を経て西武ライオンズに入団した時の監督である。

昨年3月にプロ野球オープン戦をテレビ観戦した東尾理子は、ブログで「昨日、ライオンズのユニフォームを着た松坂君が投げた」と振り返り「20年ちょっと前に、じぃじが身を清め気持ちを込めて臨んだドラフト会議でご縁を持つ事になった、松坂大輔…もう、君。ではないかな」と感慨深げだった。

このほど松坂大輔投手の引退試合を見て、「松坂君、お疲れ様でした!」とブログを更新した東尾理子。「年齢はそんなに変わらないけど、私は女の一人っ子。父が息子の様に思っていた松坂選手は、私の中でも特別な存在でした」と吐露しており、弟を見るような気持ちだったのかもしれない。

ちなみに東尾理子は「最後にライオンズのユニフォーム18番。かっこよかったです」とコメントしているが、松坂投手がプロ入りする際に背番号「18」を巡って球団側でやりとりがあったそうだ。当時日本ハムファイターズの投手だった岩本勉氏が、YouTube「岩本勉チャンネル」にアップした『【松坂大輔が現役引退】松坂との投げ合い!思い出について語ります。』で当時の裏話を明かしている。

岩本氏はすでにプロ野球で活躍していたが、甲子園で投げる松坂大輔投手を見て投球フォームや球威の凄さはもちろんながら、高校生にして「マウンドに立ち続けることへのこだわり」が強いことに驚いたという。その気持ちは松坂投手がプロ野球に入り、メジャーリーグで投げ、怪我による不調が続いた時も変わらず、引退試合のマウンドではワインドアップにこだわることで示した。そんな松坂大輔投手と現役時代に「投げ合えたことは誇りだ」という岩本勉氏。これからは一緒に仕事ができたらと期待していた。

画像2~4枚目は『Riko Higashio 2019年7月15日付Instagram「今日西武 - ロッテ戦で始球式を務めさせていただきます」』『東尾理子 2020年3月9日付オフィシャルブログ「オープン戦」』『和田毅 / Tsuyoshi Wada 2021年10月19日付Instagram「憧れというか、雲の上の存在の人と対戦したり、」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

2021/10/20 17:42

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