家のリモコンをスマホ一台に集約する神アプリ。3分でわかる「Nature Remo mini 2」の使い方

―[デジタル四方山話]―

◆部屋のリモコンは増える一方

 リビングにはエアコンやテレビ、レコーダー、スピーカー、照明など、多数のリモコンが転がっているのではないだろうか。いざ使おうとすると見つからなかったり、離れたところにあったりして、手間取ることも多い。

 一般的な製品だと遠隔操作できないのも不便だ。寒い冬は家から帰るときに暖房で部屋を暖めて欲しいところ。電源を入れっぱなしにするのは電気代が怖いし、タイマーを使おうにも帰宅時間は読めない。

 筆者の場合は、テレビの前にサウンドバーを設置しているのだが、テレビリモコンの受光部を少し塞いでおり、寝転んだ状態では操作できない。少し腕を上げて、斜め下にリモコンを向ける必要があり、手間がかかる。

◆すべてのリモコンをスマホに集約

 これらすべてはIoTデバイス「Nature Remo mini 2」で解決できる。温度センサーを内蔵したスマートリモコンで、リモコンの機能をスマホアプリに集約できる。「Nature Remo mini 2」をWi-Fi経由で操作できるため、外出先からの操作も可能。家を出てからエアコンの消し忘れに気がついても問題ない。

 接続するケーブルは電源のmicroUSBケーブル1本のみ。ACアダプターは付属していないので、古いスマホの充電器などを流用しよう。

◆使い方の手順を簡単ガイド

 スマホアプリ「Nature Remo」をインストールし、まずはアカウントを作成。ログインしたら、家電を登録する。家電の種別を選んだら、本体に向けて登録したいリモコンのボタンを押せばいい。信号を解析し、どのメーカーのリモコンか表示される。これで登録作業は完了。超簡単で手間がかからない。

 エアコンやテレビに信号が飛ぶ位置に本体を設置する。両面テープやネジで留める前に、その場所で動作するかどうかテストしておくこと。

◆学習機能も備えている

 これだけでも学習リモコンのように利用できるのだが、IoTなので他にも色々と活用できる。例えば、室温が10度を切ったら暖房を自動的に入れるといったことができる。

 アプリの「オートメーション」で新規オートメーションを作成し、トリガーに「温度が10℃以下になったら」「リビングエアコン」をオンにする設定を作成すればいい。温度が25度以上になったら電源を切るとか、夏には30度を超えたら冷房を入れる、といった設定も可能だ。

 スマホのGPSと連動させることも可能で、外出先から帰宅する際、家まで300mの距離まで来たら、エアコンとテレビ、照明などをオンにしておく、なんて設定もできる。逆に、家を出発して離れたときに、任意の家電の電源をオフにするという設定もあり。

◆音声で操作することも

 リビングに転がるリモコン類がスマホにまとまるだけでなく、家電の遠隔操作もできる「Nature Remo mini 2」はとても便利。さらに、Google HomeやAmazon Echo、Apple HomePodなどのスマートスピーカーと連携させ、音声で操作することも可能。6000円以下でこれだけ多機能なスマートリモコンが手に入るのはありがたい。リモコンに関して悩んでいるなら、導入を検討してみてはいかがだろうか。

<文/柳谷智宣>

―[デジタル四方山話]―

【柳谷智宣】

お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「Wi杯」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

2021/10/20 15:52

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