柳楽優弥&加藤シゲアキ、『二月の勝者』原作ファンをうならせた再現度の高さ…オリジナル設定と噛み合えば“大化け”の可能性も?

 柳楽優弥が主演する日本テレビ系連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』の初回が16日に放送され、平均視聴率は世帯9.2%、個人5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。強力ライバルが多い今期においては「及第点」といえる水準だが、数字以上に原作ファンをはじめとした視聴者からドラマ内容が高評価されているようだ。

 同ドラマは、中学受験の実態をリアルに描いた人気コミックの実写化。過激な言動で波乱を巻き起こしながらも「絶対に全員志望校に合格させる」と生徒たちに断言する“最強で最悪”なスーパー塾講師・黒木蔵人(柳楽)の活躍を描く。

 第1話では、日本一の合格実績を誇る名門中学受験塾「ルトワック」(原作はフェニックス)のカリスマ講師だった黒木が、業績不振の中堅受験塾「桜花ゼミナール」の吉祥寺校に校長として着任。入塾説明会に集まった保護者たちに「中学受験は甘くない。覚悟のできない者は、この場を去れ」などと受験の厳しさを突き付けた。過激な言動に保護者たちは激しいショックを受けるが、黒木は説明会で「第一志望合格を約束する」と断言し、参加者全員を見事、入塾希望者にする。新任の佐倉麻衣(井上真央)は、「中学受験は課金ゲーム」「子どもを合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」といった黒木の発言に反感を抱くが……といった展開だった。

 放送後、ネット上では柳楽の「原作再現度」が高すぎると話題に。原作キャラの特徴的な髪型はもちろん、無表情なのに意思の強さが伝わってくる独特の迫力と目力の強さ、つかみどころのない雰囲気など、あまりに原作を忠実に再現していたのだ。

 コミック作品の実写化は原作ファンの不評を買うことが多いが、今作に関しては「柳楽さんの黒木役が原作イメージそのままでよかった」「原作から抜け出てきたみたい」「柳楽優弥の黒木先生の再現度の高さに驚いた……やっぱり演技上手いなあ」「黒木先生の見た目から目の見開き方まで再現が徹底されてる」などと好意的な声が続出している。

「柳楽さんの連ドラ主演は、2014年の『アオイホノオ』(テレビ東京系)以来となる7年ぶり。それほどに連ドラ主演から遠ざかっていたとは思えないほど、今作では初回から演技力の高さと徹底した原作の再現ぶりを見せつけています。今年に入ってから主演映画が立て続けに公開され、特に昨年NHKで放送されたドラマの劇場版『映画 太陽の子』での演技は高く評価されました。今後も、大泉洋とダブル主演するNetflix映画『浅草キッド』(12月9日配信予定)などが控えていますし、あらためて実力派俳優として再評価されることになりそうです」(ドラマウォッチャー)

 もうひとり、柳楽に負けないほど「原作再現度がすごい」と絶賛されたキャストがいる。それは、黒木に執着する「ルトワック」のエリート講師・灰谷純を演じたNEWS・加藤シゲアキだ。

 第1話での出番は少なかったにもかかわらず、ネット上で「灰谷先生が本当に灰谷先生だった」「灰谷先生の再現度がエグい」「黒木先生だけじゃなく灰谷先生もビジュアル完璧」「加藤くんって役者としてもスゴかったんだな」などと原作ファンから多くの称賛の声が沸き起こっている。

 さらに、桜花ゼミナール吉祥寺校の「Aクラス」を担当する桂歌子を演じた瀧内公美、「Ωクラス」の担任・橘勇作に扮する池田鉄洋といったバイプレイヤーたちにも「再現度高い」という声が多数。生徒役の子役たちの演技も評判がよく、視聴者からの高評価につながっている。

「唯一、原作ファンが疑問を呈しているのが、井上真央さんが演じる新任講師・佐倉麻衣の存在です。原作では、新卒で塾講師になった、空手経験のある体育会系のキャラクターで、まっすぐで子ども好きで人情家の性格。黒木の合理主義的なキャラとは正反対で、その対比が作品のひとつの肝になっています。しかし、今回の実写版では中学教員経験のある29歳の新任講師に設定が変更され、性格も原作とはかなり異なっています。他のキャストの原作再現度が高すぎることもあって、佐倉が名前以外はほぼオリジナル設定になったことに違和感を覚える人が少なくないようです。ただ、井上さんの演技力の高さは言わずもがなで、オリジナル設定をうまく生かすような展開があれば評価も変わるかもしれません」(前出)

 ストーリーや設定にところどころオリジナル設定があるものの、それを補って余りあるキャストたちの「原作再現」ぶりによって視聴者をうならせている今作。登場人物の原作再現度の高さとオリジナル設定がうまく嚙み合えば、これから大化けしていく可能性もありそうだ。

  • 10/20 13:00
  • サイゾー

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