100均グッズで防災。地震の“部屋ぐちゃぐちゃ被害”を最少にするワザ

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 やったほうがいいと分かっていても、つい後回しにしがちな防災。『おうち避難のための マンガ防災図鑑』は、自宅を避難所と捉えた指南書です。停電や断水といった、身近なトラブルに対処できる簡単なテクニックも満載。防災士・イラストレーター・の草野かおるさんが、今あるものでできる「備え」のテクニックを、マンガで分かりやすく教えてくれます。

「感染症予防から、今後は在宅避難が中心になる」と本書。地域の避難場所を把握しておくのも大切ですが、防災も巣ごもりの延長になるのが必須のようです。しかし、地震などの時は自宅ですら危険になる恐れが。まずは自宅を徹底的にチェック!

◆阪神大震災では約8割の人が、建物や家具の下敷きに

 私自身、最大震度5以上は体感していません。しかし、被災した友人からは予想外の事実を聞きました。それは家具の転倒や装飾品の転落による怪我。

 夜中に地震があって逃げようとしたら、転倒した本棚につまずいた、割れて散らばったガラスを踏んだ、等々。地震と停電はセットでやってきますから、怪我をしてもむやみに動けず、手当もできません。

 1995年に起きた阪神大震災では、地震そのもので直接死した人の約8割が、建物や家具の下敷きになって亡くなったと言われています。

 でも転倒防止ってどうやったらいいかわからない、と悩むあなた、今すぐ100均に走りましょう。

◆100均で手に入る、命を守る4アイテム

 本書がすすめる、100均防災アイテムがこちら。

・転倒防止プレート
・滑り止めシート
・ジェルマット(耐震マット)
・転倒防止ベルト


 転倒して被害が大きい家具といえば、本棚ですよね。本棚の防災ポイントは「倒れてもいい安全な場所に移す。本棚の下に転倒防止プレートを挟み込む。滑り止めシートを敷いてから本を並べる」の3点。重い本は下に、軽い本を上に置けば、完璧な備えになります。

◆部屋の被害を最小にするコツ

 家族が集まるリビングは、家具や装飾品も集中しがち。リビングや寝室に高い家具は設置しない、というのが本書のセオリーですが、なかなかそうもいきません。

 家族の団欒を守るべく、合言葉は「家具にはすべて転倒防止プレート」。さらに「テレビやパソコンの下にはジェルマット」「小物や小物が入っているボックスの裏に滑り止めシート」。

 部屋の雰囲気をこわしたくない、と防災よりもセンスを重視したい人もいますよね。安心してください、昨今の防災グッズは目立ちません。インテリア性重視のあなたでも納得できます。

 100均には、歯磨きシートや非常用ケミカルライトなど、便利グッズが盛りだくさん。いくつか常備しておくのもベターです。

―小説家・森美樹のブックレビュー―

<文/森美樹>

【森美樹】
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

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