試合前会見で審判に言及…FAが問題視、チェルシーのトゥヘル監督に処分か

 チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、イングランドサッカー協会(FA)から告発を受ける可能性があるようだ。イギリス紙『イブニングスタンダード』が伝えている。

 チェルシーはプレミアリーグ第8節でブレントフォードと対戦した。試合はイングランド代表DFベン・チルウェルのゴールで先制したチェルシーが、終盤の猛攻をしのぎ切り、チェルシーが1-0で勝利を収めた。

 この試合を裁いたのはアンソニー・テイラー氏だったが、同氏は8月28日に行われたプレミアリーグ第3節リヴァプール戦でチェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズにレッドカードを出したことで、チェルシーファンの不興を買っていた。

 試合前にはオンラインで8万筆以上を集めた、テイラー氏をチェルシーの試合の担当から外すファン主導の嘆願書の存在が話題となった。これを受けてトゥヘル監督は試合前の会見に出席した際に、主審について「私は審判を信頼しているし、アンソニー・テイラーも最高のパフォーマンスをしようとしてくれると信じている。トップレフェリーが必要か? イエスだ。VARによる良い判断が必要か? これもイエス。多少の運も必要か? イエス。願わくばアンソニー・テイラーとともに状況をよくしたいね」とコメントしていた。

 トゥヘル監督は批判を展開したわけではないものの、FAルールE3.1によって処分が下る可能性があるようだ。FAは「試合前のメディアやソーシャルメディアで、任命されたマッチオフィシャルに関しコメントすることは、その名前を出しているかどうかにかかわらず、FAルールE3.1の違反として扱われます」と定めており、これに抵触する可能性が浮上しているようだ。

 なお、同紙はこれまでの例から、ベンチ入り禁止などの重い処分ではなく、ヒアリングの後、警告を受けることで済むと予想している。

2021/10/19 15:10

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