森の中になぜかテーブルセット「アート作品」「プロポーズに失敗?」憶測飛び交うも、その事実に拍子抜け(英)

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今月15日、英メディア『BBC』『The Mirror』などが見出しに「ミステリアス」の言葉を添えて森の中に忽然と現れたテーブルセットについて伝えたところ、多くの関心を集めた。このテーブルセットは、気候変動による環境への影響を記録している英国人写真家アシュリー・クーパーさん(Ashley Cooper)が発見したという。

アシュリーさんは11日にイングランドの自然豊かな湖水地方に位置するグレート・ラングデールとリトル・ラングデールの間にある森を訪れ、このテーブルセットを目にすることとなった。2脚用意されたテーブルの上には2人分のシャンパングラスに食べ残したままの皿が2枚、ワインクーラーやケーキスタンドなどが置かれていた。

アシュリーさんは当初、このテーブルセットをアート作品かと思ったそうだ。しかしカップルがお祝いのための食事をしたようにも見えたことから、「インスタグラム世代の者がそのまま残していったのではないか」と推測したという。

のちにアシュリーさんは『BBC』のインタビューに応じ、「森の中でロマンチックな食事をした跡のように見えました。しかし彼らは後片付けができなかったようです」と苦言を呈した。アシュリーさんはテーブルセットが小道から0.5マイル(約800メートル)ほど森に入ったところにあったことから、「テーブルセットをここまで運ぶのに苦労したため、食べ終わった後に全部放置していったのでしょう」と付け加えた。

ネット上ではこのテーブルセットに対して、このような憶測が飛び交った。

「芸術家のトレイシー・エミンの最新の作品では?」
「たぶん不思議の国のアリスの主人公とマッドハッターがここで落ち合っていたんだよ。」
「演出に凝りすぎたプロポーズをして、失敗に終わったんじゃないかな。」

ところが翌日、『BBC』が新たに伝えたところによると、このテーブルセットは誕生日やイベントなどでロマンチックな演出を提供する会社「DateMate」が、休暇で湖水地方を訪れていたスタッフォードシャー在住のカップルの誕生日のために用意したものと判明したという。

同社のシャーロット・マニングさん(Charlotte Manning)は「この場所を選んだのは、クライアントの女性が『美しい森と人里離れた場所』を探していたからなんです」と明かした。また実際にテーブルセットを森に持ち込む作業は非常に大変だったそうで、小道から4往復して全てを運んでセッティングしたという。

そしてカップルが食べ終わった後に片付けの作業に入ろうとしたが、その前にアシュリーさんに発見されたようだ。シャーロットさんは今回の騒ぎについてこのように語っている。

「このカップルには素晴らしい一日を過ごして頂き、それで終わったものと思っていました。でもこのテーブルセットがソーシャルメディアで話題になっていることを知って、私たちスタッフだけでなくカップルにとっても大きな驚きでした。」

これには様々な憶測を立てていたネットユーザーも拍子抜けしたようで、「私の幻想が打ち砕かれちゃったわ」といった声が見られた。今回、大きな騒ぎとなってしまったことで驚きを隠せない様子のシャーロットさんだったが、会社にとっては宣伝になったようである。

画像は『The Mirror 2021年10月15日付「Mysterious abandoned afternoon tea with bubbles and cheese discovered in UK woodland」(Image: Ashley Cooper)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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  • 10/18 16:48
  • Techinsight japan

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