結婚相談所の門を叩く中年男性。成婚のために意識すべきポイントとは
新型コロナウイルスの感染拡大で孤独に苛まれ、“結婚”を意識し始めた人が増えたようだ。とはいえ、中年男性が今から婚活を始めようと思っても、外出自粛下の普段の生活で出会いなんて期待できないし、マッチングアプリは分が悪いと感じてしまう。
そんななかで、より本気度の高い人たちが集まる「結婚相談所」はどうか。今回は、約5万人の会員を擁する老舗の結婚相談所「オーネット」銀座支社のアドバイザーである松宮由佳利氏に中年婚活で意識すべきポイントを聞いた。
◆結婚相談所の門を叩く中年男性のリアルとは?
結婚への意思をより明確に、より強く持った男女が集まる結婚相談所。入会金や月会費など相応のコストを負担しているからこそ、アプリなどと比べて、中年男性でも成婚率は高いとみられる。
「入会されて1年以上、残っている方はあまりいません。やることさえきちんとやれば、何らかの結果が出る方がほとんど」
そう語る松宮氏。オーネットにおける交際に至るまでの期間は次の通りだ。
【出会うまでの期間】
・6か月以内…71%
・7~12か月以内…15%
・13~24か月以内…14%
大半が半年以内。交際期間中は月会費の減額制度もあるという。
◆素直な目を持つことが大事
では、中年婚活で意識すべき“やること”とは?
「一般的に人を好きになる能力は25歳をピークに下がっていき、年齢を重ねるごとに固定観念という物差しを持つようになってしまいます。女性は何歳以下でないとダメ、身長は何センチくらいがいいなど、人を数字だけで見たり減点法で評価しがち。ここで中年の婚活でつまずく人が多い。なので相手のよいところをきちんとキャッチできる目を持ってほしい。条件にばかりこだわるあまり、可能性を狭めてしまうのはもったいない」(松宮氏)
素直な目を持つことこそ、中年の婚活を成就させる第一歩と心得よう。
【婚活アドバイザー・松宮由佳利氏】
会員数4万8000人以上を誇る業界最大級の結婚相談所「オーネット」銀座支社支社長代理。結婚を希望する男女への親身なアドバイスやサポートのほか、新人社員の研修も担当している
<取材・文/週刊SPA!編集部>
―[中年婚活のリアル]―