ももクロ百田夏菜子 初のソロコン2Days完遂、ファンと過ごした“シンデレラタイム”

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ももいろクローバーZの百田夏菜子が16日、17日と二日間にわたり、さいたまスーパーアリーナにて自身初となるソロコンサート『Talk With Me ~シンデレラタイム~』を開催した。


二日目は全国40ヶ所の映画館にてライブビューイングも実施された。新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置、イベントの開催制限等、政府のガイドラインを厳守し、ももいろクローバーZの新型コロナウイルスの感染拡大防止のための運営ガイドラインを徹底。問診票の記入や検温、アルコール消毒など、感染拡大防止のための対策が講じられ、演者、スタッフ、来場者への最大限の配慮を行い有観客での実施となった。


ももクロのリーダーが満を辞して開催したライブは、現在の百田だからこそ表現ができる、今しか魅せられない百田夏菜子を存分にステージ上で魅せ、タイトルにもある『Talk With Me ~シンデレラタイム~』の通り、歌で、言葉で、心でファンとのコミュニケーションを取り合った百田ワールドに来場者は包まれた。本レポートは二日目の公演模様をお届けする。


会場ではスクリーンに大きな時計の映像が映し出され、幽霊が彷徨っていたが、時計の針が進み24時を指すと暗転し幽霊はステージに集結し、あたり一面が赤のペンライトで染まった。再びライトがつくと円形のセンターステージより白いワンピース風の衣装に身を包んだ百田夏菜子が登場。2019年にリリースされた最新アルバム『MOMOIRO CLOVER Z』より心の闇をテーマにした異色な世界観を放つ『魂のたべもの』をシリアスに歌唱し、初のソロコンサートの幕が開けた。続けてアップテンポなダンスナンバーである『D’の純情』をダンサーとともに披露し、会場へこれでもかとライブに向ける気概を表現。会場からは大きな拍手が湧き上がった。


久しぶりに顔を合わせた会場とライブビューイングに来てくれているファンの方にお礼を述べ、「最後まで魔法のような時間を過ごしていきましょう。早速次の楽曲に行きたいのですが、次の楽曲はももクロでお馴染みのあの曲、もう一曲は初めていただいたソロ曲を大人っぽくアレンジしていただきました。」とあり、ももクロの定番バラード『キミノアト』を生バンドとのハーモニーを噛み締めながらしっとりと歌い上げた。その後は自身初のソロ曲である『太陽とえくぼ』を初披露した当時から大人になった百田夏菜子を表現するべくアレンジを加え、3年ぶりとなる披露にファンは歓喜し、会場とライブビューイングで見ている観客を笑顔とえくぼの世界に誘った。


MCにて、「次に歌う『愛・おぼえていますか』は、今回の演出を担当してくれている本広監督からのリクエストで、アイドルがこんな素敵な作品の歌をどうやって歌ったらいいんだろうと悩んでいたんですが、今回セットリストに入れさせていただきました。また、もう一曲の『それぞれのミライ』はそれぞれの道とか未来とかを考えることが多くなった時期があり書かせていただいた楽曲です」と話すと、映像の世界観が宇宙に切り替わり、曲がスタート。アニメ映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の主題歌となっていた飯島真理『愛・おぼえていますか』を壮大なスケールの宇宙の映像をバックにパフォーマンス。続けて自身が作詞したバラードナンバー『それぞれのミライ』に想いを歌声に乗せてしなやかに披露した。『それぞれのミライ』は昨年の『ももクロくらぶ xoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z! 2020』で初披露され、今回で2度目のパフォーマンスとなった。レア楽曲のライブパフォーマンスを見たファンからは声援の代わりに割れんばかりの拍手が巻き起こった。


一度ステージを後にすると、今回のライブタイトルである「Talk With Me」の文字が散りばめられたセットアップのパンツスーツ姿の衣装へ着替え再びステージへ。アメリカのハードロックバンドであるKISSとコラボレーションしたロックナンバー『夢の浮世に咲いてみな』をダンスとレーザーのシンクロを用いながらの高度な演出とリンクしたパフォーマンスで会場の熱気を一気にあげ、間髪なく “復活・再生”というテーマを持つオリエンタル調のEDMである『リバイバル』をダンサーと二人で激しいダンスを織り交ぜながらの力強いパフォーマンスで会場を魅了した。


続いてのMCでは「次もカバー曲をお届けしたいと思うんですが、この曲は戸田恵子さんがももいろ歌合戦で歌われていた曲で、本当に素敵な曲だなと思って、そのあとご本人にお会いしたときに話をしたら今度歌ってと言ってくださったので、そんな曲をこの機会に歌わせて頂こうと思います。」と述べると、百田の顔つきが変わり先ほどの世界観から一変、イントロから優しい空気に包まれる中、百田にとっても大切な楽曲『強がり』を丁寧に歌い上げた。続けて人生をショーと捉えた楽曲『The Show』を持ち前の優しい歌声と全開の笑顔で会場を暖かな百田夏菜子ワールドに惹き込んだ。


そして、再びステージを後にした百田は白とグレーを基調としたロックテイストの中にもフリルをあしらった女性らしさを表現したドレス風の衣装を纏い、グランドピアノとともに再登場。


今年公開された映画『すくってごらん』で初のヒロイン役生駒吉乃を演じ、主題歌となった『赤い幻夜』を自身のピアノの演奏とともにしとやかに歌い上げた。その後も続けてピアノと向き合い、テレビアニメ『美少女戦士セーラームーンS』の主題歌でもあり、ももクロとしてもカバーをしている『タキシード・ミラージュ』の弾き語りを披露した。


歌い終えた百田は「とっても緊張しましたー!」と弾き語りの緊張感を口にしつつ、「もう少しだけピアノの時間にお付き合いいただきたいです。続いては『ひかり』という新曲なんですけど、このライブをするにあたってもう一曲詩を書かせていただくことになりました。ライブタイトルがシンデレラタイムということで、私の中でのシンデレラタイムはお仕事をしている時間が夢のような時間で、その時間やテーマに合わせたものを考えていた時に新幹線の中でメモしていた言葉があったなと思い出して、新幹線の中で過ごす時間も私にとっては大切な時間で、いろんな思い出があるんですけど、その日常も大切だったなと思い、今回そのような自分の状況を思い出しながら作らせていただきました。聴いてください。」と語ると自身が作詞を手がけた新曲『ひかり』を弾き語りにて初披露した。ピアノコーナーも終盤を迎えピアノのソロ演奏に挑戦し、『白金の夜明け』のパフォーマンスへ突入。ファンタジーな世界観をバンドメンバーと百田のピアノの演奏で表現しつつ、ライブができている幸せと今しかない非日常的な空間をファンの方と噛み締め、本編は終了した。


再び時計の映像がスクリーンに映し出されると、会場からは声援の代わりに拍手とペンライトを掲げ、アンコールを熱望。ピアニストでもあり今回のバンドマスター宗本康兵がステージへ。グランドピアノにてENCORE overtureを弾き、アンコールパートがスタート。百田は自身のグッズTシャツを着て登場。宗本康兵の演奏に合わせてももクロの人気楽曲『イマジネーション』を披露。歌の途中では百田も演奏に参加し連弾パフォーマンスで会場を魅了した。


その後百田から「次に歌わせていただくのはナオト・インティライミさんに作っていただいた『わかってるのに』という曲なんですけど、私がナオトさんと話している時によく私が口にしていた言葉だったみたいで、たまたま曲や歌の話をしていた時に、ナオトさんがわかってるのに〜と口ずさんでくれたものがきっかけで形になり、素敵な曲に仕上げていただきました。」と添えると、ギターの石成正人をステージに呼び込み、新曲『わかってるのに』をギター一本の演奏に歌声を乗せ自身の普段の姿に重ねながら丁寧に歌い上げた。


「続いてがラストの曲となります!声は出せないので、この曲は一緒に踊ってください!簡単な振り付けになってるのでみんなでね!」と会場を煽り『渚のラララ』をバンドメンバー、ダンサーとともにポップにパフォーマンスし笑顔満開の世界へ導いてアンコールパートを終えた。


最後のMCでは、「ずっとソロコンやってほしいという皆さんの声はちゃんと聞こえていて、いつかみなさんに一人でも何か届けられることができる機会があるといいなとは思っていたのですが、ソロコンサートという選択肢はなくて、でもいつからかいろんなイメージを抱くようになって、みなさんが喜んでくれる顔とかを勝手に想像しながら今日この日を迎えることができました。会場に来てくださった人、ライブビューイングで見てくださっている方もありがとうございます。今日は私がどうしたら届けられるかなと思いながら色々作らせてもらいました。でもやっぱり4人でいる時のパワーは自分でも誇りを持ってるし、来てくださったみなさんに笑顔になってもらえるという自信があるので、元気が欲しい時はももクロのライブに来て欲しいなって思います。今日はソロコンサートを開催させていただいて、とってもみなさんから幸せな気持ちをたくさんいただいたので、これを力に、またこの応援をお返しできるように頑張っていきたいと思います。ですので、機会があればぜひ会いに来てください。私たちもみなさんのところへ行けるように頑張ります。今日は本当にありがとうございました!」と述べるとスクリーンにはまたもや時計の映像が流れはじめ、針が12時を指すと鐘が鳴り、百田はステージを後にした。


さらにステージ終了後には本コンサートの演出を手掛けた本広克行監督による、エンディング映像が会場に映し出された。こちらは7月12日に公開された特報映像「特報!百田夏菜子ソロコンサート」の映像とアナザーシーンを再編集した内容となっており、輝く太陽の下、海や浜辺で満面の笑顔をたたえる百田夏菜子を存分に映した貴重な映像となった。こうして惜しみない拍手の中、百田とファンとの魔法のようなシンデレラタイムとなった百田夏菜子初のソロコンサートは幕を閉じた。


カメラ:上飯坂一/高田真希子 


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  • dwango.jp news

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