電話で「〇〇でした」と名乗るのは何県民?ケンミン刑事・神宮寺剣が見抜く! ここがオモロイ!「秘密のケンミンSHOW」

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「秘密のケンミンSHOW極」の名物コーナーになってきた「ケンミン刑事」。なぜか出身県を黙秘する犯人に対し、汐留署の刑事・神宮寺剣がちょっとした一言から何県出身かを当ててしまう。なぜ各県民の特長を知っているのか、そしてそもそも容疑者はどうして出身県だけ黙秘するのか。そっちの方が謎だが、ケンミンSHOWが刑事ものの名優・高杉亘までキャスティングして描く重厚なドラマが今回も放送された。

特殊詐欺団の主犯格として逮捕された冨樫勇。弁護士に連絡したいという冨樫に神宮寺はあえて電話を許す。その時だった。冨樫は電話でこう言ったのだ。
「あ、もしもし、冨樫でした。」
・・・冨樫・・・でした???・・・
それを聞いた神宮寺の目がキラーンと光り、頭の中でプロファイリングが始まった様子。何かを確信した神宮寺は冨樫に詰め寄る。
「ふるさとは、ただひとつ!」そして歩き回りながらこう言うのだ。
「そこは、10万人あたりのラーメン店舗数が日本一。三世代同居率も日本一。そして冨樫という名字が日本一多い県!」ものすごい迫力だ!
「君は!」と指さすと、神宮寺はこう言った「山形県民だ!」
「なんでわかったんだ」と崩れ落ちる冨樫。
そう、神宮寺は冨樫に電話をかけさせて、そこから出身県をプロファイリングしたのだ。
「一般的に電話をかける時は、もしもし〇〇です、と言う。それを、もしもし〇〇でした、と言うのは、山形県民の証だ!」
出身県を当ててこれほど力強くその根拠を言う刑事が他にいるだろうか!そして毎回、犯人がなぜ他はベラベラ自供するのに、出身県だけはひたすら黙秘するのか?
だがそれにしても、電話をかけて「もしもし〇〇でした」と言う山形県民はどういう感覚なのか。おかしいだろう!

実際に山形県民に電話でどう名乗るかを聞くと「これはお決まりですね。もしもし田中でした、って絶対言う」そうだ。
「でした、は過去形では?」とさらに聞くと「それはちがいます」と言う。いやいや、「でした」は過去形ですけど。「過去形ではないですね。全然違います。」じゃあ何形ですか?と聞くと「それはわかんないですね」って、わかんないのかよ!「DNAに組み込まれてるんで」そこまでの話?
逆に、電話がかかってきて「〇〇です、って言われると、心臓ドキッとする。」のだという。うーん、感覚がわからないなあ。

これはビジネスシーンでも同じで、老舗の調味料メーカー丸十大屋で観察すると「丸十大屋の奥山でした。お世話さまです。」と電話でいきなり「でした」を使う。電話がかかってくると「お世話になっております。山形銀行の長瀬でした。」と言ってくる。これを社長が受けて「はい、佐藤でした。」と言っていた。まじめな仕事の電話でも「でした」が乱発されているではないか。「でしたのほうが、ですより、丁寧に感じられます」と解説されたが、そうなんですかとしか言いようがない。

さらに!この「でした」は電話だけではなかった。美容室を予約したマダムが時間通りにお店に来て言ったのは、「9時半予約の松橋でした」なんと、ここでも「でした」が登場!やってきた美容師さんが「今日担当させていただきます、鈴木でした。よろしくお願いします。」お客が「でした」ならお店も「でした」だ。
また、フードデリバリーの配達員が、届け先のお宅のインターフォンで「やまがたEatsでした」と言うじゃないか。
老舗旅館でお客さんの部屋に来た仲居さんも「係りでした。お食事のご用意整っております。」って、「係りでした」もありかよ!その食事の時間、仲居さんが料理を出しながら「こちら、蔵王牛のステーキでした。」と言うのだが、やっぱり過去形だと料理を下げられちゃいそうな気がしてしまう。

このように、山形県民は「〇〇でした」を、電話をかける時、家やお店を訪問する時、自己紹介をする時、料理を紹介する時などに使うのだ。

へー!文化って違うもんだなと感心するが、山形県民にとっては普通のこと。どれくらい普通かと言うと、「芋煮食べるくらい」と言うのだが、すんません、他県民はそんなには芋煮普通じゃないっす、と言いたくなった。

【文:境 治】

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