自称「2058年から来た」未来人・國分玲に直撃取材!彼は真のタイムトラベラーか、それとも…

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 Twitter上で話題騒然の「未来人」が、「任務を終えて未来へ帰る」直前に、対面インタビューに応じた。これまで行ってきた「予言」以外にも聞きたいことは山積みだ。果たして彼はどう答えるのか

◆自称「2058年から来た」未来人を直撃!

「日本の金メダルは27個です――」

 東京五輪閉幕後の8月初旬、自らを「2058年から来た」と称する人物のツイートを巡って、ネット上が騒然となった。投稿された日付は’19年12月15日だったが、その内容が、見事に現実を言い当てていたからだ。

 つぶやきの主は、「國分玲」と名乗るTwitterアカウントで、これをきっかけに50万を超えるフォロワーを獲得した。

 実は、國分氏はこのほかにも多くの予言を「的中」させている。昨年8月、国民を驚かせた安倍晋三首相(当時)の突然の辞任劇や、菅義偉首相(当時)の誕生などだ。過去にも多くの「未来人」が話題となったが、果たして、彼は真のタイムトラベラーなのか?

 週刊SPA!は、その真偽を確かめるべく粘り強く取材交渉を行い、國分氏が「未来に戻る」と宣言していた9月28日の前日にアポイントを取ることに成功。指定された大阪市内の公園に赴いた。

◆身長180㎝はある20代とおぼしき青年

 緊急事態宣言解除前の平日の昼下がり、待ち合わせ場所に着くと、しばらくして身長180㎝はある20代とおぼしき青年が現れた。

 簡単な挨拶を済ませて公園のベンチに腰を下ろすと、國分氏は、なぜTwitterを通じて未来のことを教えてくれるのか、ゆっくりと話し始めた。

「僕は、2021年に未来人がいたことを“仲間”に知らせるためにTwitterを利用していました。『予言』が話題になれば、それが歴史となって2058年にも伝わりますから」

 彼がいう“仲間”とは、2058年にいる日本と中国の大学院生有志13人から成るタイムマシン開発者集団のことを指す。2058年においては、タイムマシンの開発が最終段階に入っており、國分氏はその研究スタッフの一人として現代にタイムリープ。研究資金の調達を目的に、暗号資産イーサリアム(ETH)も買い漁っていたという……。

◆鍵アカを複数利用して「的中」を装っていた?

 未来のことを詳しく聞く前に、まずは、ネット上で浮上している國分氏の「疑惑」について本人に聞いておかねばならないだろう。

 Twitterは「鍵アカ」(非公開アカウント)に設定することでツイートを非公開にできる。そのため、鍵をかけたまま、あらかじめいくつもの「予言」を書き込んだうえで、外れたものはすべて削除し、当たったツイートのみを事後公開すれば、あたかも「的中」したかのように見せられるというトリックだ。だが、國分氏はこの疑惑について淡々とした口調でこう否定した。

「未来人の存在などにわかに信じられないでしょうから合理的な見方です。しかし、そういったことはしていません。ツイートした時間の間隔を見ていただきたいのですが、たくさんツイートできる間隔ではつぶやいていないのです」

 確かに予言を的中させた日のツイートは、午後9時22分、27分、31分、46分、49分と短い間隔で投稿されている。メダル数だけなら短時間で複数の投稿ができるかもしれないが、首相交代の時期や人名はバリエーションが多く、数分というわけにはいかないだろう。

 ここで一つ気になるのは、タイムトラベラーが未来を予言することで、自らが住む2058年の世界をも変えてしまう恐れはないのだろうか? これについても、國分氏が丁寧に説明してくれた。

「私のツイートは当たったことを皆さんが把握してから認知されるわけで、書いた段階では落書きとそう変わりません。ただ、Twitterのフォロワー数が増えたこともあり、僕の存在が認知されれば未来が変わってしまう可能性も高まるため、なるべく未来への影響が少ないことのみを書き込むようにはしています。有名になればなるほど、言える内容も狭まっていくのは仕方がありません」

◆2058年の世界はどうなっているのか

 可能な範囲で國分氏の生きる2058年がどのような世界に様変わりしているのかを聞くと、意外にもビミョーにリアルな答えが返ってきた。

「日本の街の景色はさほど変わっていません。飲食店はあるが小売りは無人店が多い。『交道』と呼ばれる自動運転車と人のどちらも使用できる歩道のない大きな道が街中にたくさんあります。’21年以降の日本は緩やかな衰退が続きます。経済的な格差は分配によってある程度改善され、平均的な労働時間は短縮される一方で、人々の可処分時間の格差が大きくなっていく。がんが克服されて健康寿命は長くなり、70代でも自分の意思で働いている人が多い」

 日本は2050年に「カーボンニュートラル」の達成を目標として掲げているが、テクノロジーの進化も気になるところだ。

「自動車に限らず船舶や飛行機なども電力で稼働させているが、カーボンニュートラルは達成されていません。ただし、日本の取り組みの世界的な評価は高い」

 國分氏は、未来に戻るという9月28日を期限にTwitter上で質疑に答えるかたちで、120を超える「予言」を披露している。国際情勢について触れているツイートも多く、特に中国は近い将来、崩壊し、新国家が誕生するというから驚きを禁じ得ない。

「中国は2020年代前半頃から、国民の中華思想の根底にある価値観が『共産党主導による世界覇権』から『中華企業による世界覇権』へと切り替わっていく。2030年代後半の国内争乱により、長らく多重政府状態になり、クーデターを起こした軍が最高人民法院と中国人民銀行を占拠した2039年11月以降に新たな国家が誕生。国名は『華国』に変わります」

◆未来人からの最後の警告「複合災害」への備えを!

 自然災害の予言も不気味だ。10月8日には首都圏を中心に震度5強の地震が起きたばかりだが、國分氏によると「2058年までに富士山噴火と南海トラフ地震は発生しません。ですが、2024年1月に北海道十勝沖で、2037年には沖縄本島で、甚大な被害をもたらす大きな地震が起きます」というのだ。

「十勝沖では豪雪による救助の遅れが、沖縄では余震と同時に襲った台風が影響し、悲劇的な災害となってしまった。そういった経緯で、2058年には“複合災害”に備える危機管理策が一般的です。台風+巨大地震、感染症+大規模停電が同時に襲ってきたらどうするか? といった議論は時間をかけてやっておいたほういい。未来人からの最後の警告だと思ってくだされば……」

 そう言い残して國分氏はベンチを立った。その後連絡は途絶えてしまい、宣言通り2058年に帰っていったようだ……。

◆最後の予言は大外れ!?

 ちなみに9月28日、國分氏がフォロワーとの間で交わした最後のDMには「(次の内閣総理大臣は)高市早苗さんです」という大外れの予言が綴られていた。だが、細かな時期を間違えた可能性がないとは言い切れない……。

 果たして、國分氏は真のタイムトラベラーだったのか? その答えは徐々に明らかになるだろう。

取材・文/池田 潮 写真/Pixta


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  • 10/17 15:53
  • 日刊SPA!

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この記事のみんなのコメント

1
  • いち(

    10/17 21:41

    2058年もマスクしてますか?

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