佐藤健『護られなかった者たちへ』が初登場3位、木村拓哉『マスカレード・ナイト』“1ランクダウン”もまだまだ高評価! 映画動員ランク

 全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、10月2日~10月8日)が発表され、ダニエル・クレイグ主演の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開2週目で首位を獲得した。公開初日から3日間の累計で、すでに動員数42万人、興行収入6億円を突破するなど、大ヒットを記録している。

 同作は、諜報員の仕事から離れてリタイア後、生活の場をジャマイカに移したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が、旧友でCIAエージェントのフェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)から、誘拐された科学者の救出を依頼され引き受けるも、それが思わぬミッションに発展するというストーリー。6代目のジェームズ・ボンドとして、本作含め「007」シリーズ5作品に主演してきたダニエル・クレイグだが、これでボンド役は見納めとなる。

 こうした話題性もあって、ファンの期待度も高まっていたようだが、レビューサイトでは賛否両論。「ダニエル・クレイグ版『007』にふさわしい作品」「待ちに待った映画、すべてが最高でした。文句なし!」といった高評価がある一方で、「本当にこれが『007』なの? 今までの『007』まで台無しにされた気分」「やっつけ脚本で面白いと思わなかった。これでクレイグボンドが最後なんて、残念極まりない」などと、酷評も少なくない。

 さらに、上映時間が164分と長いこともあって、「途中で寝た」「離席する人が多かった」といった声も。こうしたネガティブな口コミが、今後の興行に影響を与えるか注目したいところだ。

 2位は木村拓哉と長澤まさみが出演する『マスカレード・ナイト』。9月後半映画館動員ランキングで1位を獲得していたが、一つ順位を落とした。2019年公開の『マスカレード・ホテル』の続編となる本作は、木村演じる刑事・新田浩介が、大みそかのカウントダウン・パーティーに現れる殺人犯を逮捕するために「ホテル・コルテシア東京」に潜入。長澤演じるホテリエ・山岸尚美と事件解決に奔走する様を描く。

 公開4週目に入ったが、ネット上では「出演者が全員ハマリ役」「原作読みたくなった」など、まだまだ高評価の口コミが多く、特に木村に対して「やっぱりカッコいいわ」「年を重ねてもキムタクらしさが感じられてイイ」といった好意的な声が目立っている。

 3位には、佐藤健、阿部寛、清原果耶らが出演する『護られなかった者たちへ』が初登場でランクイン。中山七里の長編推理小説を映画化した同作は、東日本大震災から10年目の仙台で発生した被害者を“餓死”させる連続殺人事件を機に、捜査線上に浮かんだ利根(佐藤)と、利根を追い詰める刑事の笘篠(阿部)、そんな中で起こる第3の事件を描く。

 ネット上では作品の完成度の高さや、役者の演技力に称賛の声が寄せられている。特に主演の佐藤については、「1人だけ明らかにレベルが違う。目の演技が特に素晴らしい」「佐藤健以外考えられない当たり役。今まで興味なかったけど、この作品を見てファンになりました」「今作の佐藤健は、今まで出演した作品と目つきや顔つきが全然違う。スゴすぎる!」などと熱のこもった感想が寄せられており、多くの人を圧倒したようだ。

 4位は公開4週目のアニメーション映画『劇場版 Free!the Final Stroke 前編』。同作は、水泳に打ち込む主人公・七瀬遙の活躍を描くアニメ『Free!』シリーズの完全新作劇場版。後編は来年4月22日公開予定とまだ先だが、ファンからは早くも期待の声が聞かれる。

 5位はホラー映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』が初登場。本作は、13年に公開された『死霊館』から始まる「死霊館ユニバース」シリーズの最新作で、全米ではすでに大ヒットしており、世界興収は2億ドルを突破したという。

 日本でも公開を心待ちにしていたホラーファンが多かったのか、レビューサイトでは「『死霊館』らしい作品で、今回も面白かった」「『死霊館』シリーズのファンで全部見てるけど、本当にハズレなしでどれも完成度が高い」「シリーズ全ての作品を見てきたファンです。絶対満足できるから見てほしい」といった声が多くを占め、シリーズを通してもおすすめできる作品になっているようだ。

 田中圭と中谷美紀出演の『総理の夫』は、公開3週目で6位に登場。原田マハのベストセラー小説『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社)を原作とする本作は、日本史上初の女性総理となった妻・相馬凛子(中谷)と、史上初のファーストジェントルマンとなった夫・相馬日和(田中)の激動の日々を描く。

 重々しい政治色を省いたライトなコメディタッチで描かれる2人の日常が好評で、SNS上では「終始笑える」「爆笑しながらも泣ける作品」など、反応も上々。くしくも、現実の日本では衆議院が解散して総選挙が行われるタイミングとあって、より作品に入り込めるかもしれない。

 7位は幸福の科学総裁・大川隆法が原案・製作総指揮を務めた長編アニメーション『宇宙の法―エローヒム編―』、8位はロングランが続く細田守監督『竜とそばかすの姫』、さらに9位も『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』と、アニメ映画が3作品並んだ。

 10位はジョニー・デップ、真田広之らが出演し、日本の水俣病の問題を描いた『MINAMATA −ミナマタ−』が公開3週目でランクイン。水俣市が同作の後援を拒否するなど内容は賛否両論だが、キャスティングの豪華さも含めて話題性は高い。

 レビューサイトには「病名だけは知っていましたが、映画で実情を知り愕然。今までの自分が恥ずかしいです」「社会の授業で勉強した以来忘れていた水俣公害問題をあらためて考える機会になっただけでも、この映画の存在意義は大きい」といった声が多く、水俣病について知識が乏しい人ほど必見の作品といえそうだ。

【全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ、10月2~10月8日)】

1位 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
2位 マスカレード・ナイト
3位 護られなかった者たちへ
4位 劇場版 Free!the Final Stroke 前編
5位 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
6位 総理の夫
7位 宇宙の法―エローヒム編―
8位 竜とそばかすの姫
9位 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
10位  MINAMATA −ミナマタ−

  • 10/16 11:00
  • サイゾーウーマン

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