年賀状に書きたいメッセージ文例集。今年は新年にいつもと違う一言を相手に贈ろう

年賀状の一言メッセージ文例をご紹介!

年賀状は日本人にとって大切な文化のひとつ。お決まりの挨拶だけではなく、手書きの一言メッセージが添えられた年賀状は、心遣いが伝わり嬉しいものです。

しかし、どんな一言を書くか迷ってしまうことも。今回は、年賀状の一言メッセージの文例をご紹介します。新年の挨拶にふさわしいおすすめの文例を集めました。

年賀状に添える、手書きの一言の参考にしてみてください。今から準備しておけば、今年の年末に慌てなくてすみますよ!

年賀状の一言《基本のメッセージ文例》

年賀状の一言《基本のメッセージ文例》
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一言メッセージを見ていく前に、まずは年賀状の基本の挨拶をご紹介します。定形文としてよく使われるこれらの文例。意外と間違った使い方をしている人もいるのでは?

一から手書きの年賀状を書く際には、定番メッセージのバリエーションが豊富だと便利です。NG表記なども併せて覚えておきましょう。大人の女性のマナーとして、日本語の正しい挨拶をきちんと使いこなせると素敵ですね。

基本の文例①新年を祝う定番メッセージ

「新年おめでとうございます」

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年賀状のメインとなる新年を祝う挨拶部分。「あけましておめでとうございます」が一般的ですね。「新年あけましておめでとうございます」という表現を目にすることがありますが、間違った使い方なので要注意。

「新年」と「あけまして」は同じ意味の言葉なので、「新年おめでとうございます」が正しい言い方です。ほかには「新春のお慶びを申し上げます」なども華やかな印象が出てよいでしょう。

基本の文例②四字熟語メッセージ

「謹賀新年」

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「謹賀新年」や「恭賀新年」など、四字熟語の挨拶メッセージも定番。「謹」や「恭」という字には「つつしむ、敬う」「礼儀正しく」など、相手に敬意を示す意味があり、目上の人への年賀状にも最適です。

しかし「謹賀新年」などは、元は男性が使う挨拶文例とされてきました。近頃は気にしない人も多いですが、女性が単独で送る場合は「謹んで新年のお祝いを申し上げます」など、違う表現を使うことをおすすめします。

基本の文例③旧年中のお礼メッセージ

「旧年中はたいへんお世話になりました」

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前年のお礼を込めた一言も年賀状では定番の文例。「本年もよろしくお願いいたします」などと続けるのが一般的です。「去年」という言葉は、年賀状の挨拶にはNG。「去る」という言葉にあまり縁起のよいイメージがないためです。

旧年を表す際には「昨年」という表現を使いましょう。より丁寧な文例としては「昨年中は格別のお引き立てを賜りまして、熱く御礼申し上げます。」などもおすすめです。

基本の文例④相手の幸せを祈るメッセージ

「幸多き一年となりますように」

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年賀状の最後には、送る相手の幸せや健康を願うメッセージを書くことも。「幸多き一年となりますように」「皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします」などのメッセージが定番です。

そのほかの文例としては「笑顔あふれる一年となりますように」「心豊かな一年となりますように」なども。この部分は、相手が幸せな一年を過ごせるように願う素直な心を込めて、シンプルな言葉で書くのもよいかもしれません。

年賀状の一言《友人へのメッセージ文例》

年賀状の一言《友人へのメッセージ文例》
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続いてはいよいよ一言メッセージです。一言メッセージで大切なのは、オリジナリティを出すこと。一人一人に合わせた、心遣いが伝わる一言を心がけましょう。

ここでは友人の年賀状への文例をご紹介。素のあなたを出しやすいのが友人への年賀状です。手書きの文字を見て懐かしい気持ちになることも。今回は4つのメッセージ文例をご紹介します。友人への一言の参考にしてみてください。

友人の近況を尋ねるメッセージ文例

「ダンスがんばってる?今度のステージにはぜひ呼んでね!」

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日頃なかなか会えない友人には、まずは相手の近況を尋ねる一言メッセージがおすすめです。以前話した内容などを織り混ぜると、「覚えていてくれたんだ!」と嬉しい気持ちになります。ハマっている趣味や相手の家族の話題に触れるのもよいですね!

しかし「結婚はまだ?」や「そろそろ二人目かな?」など、デリケートな話題は避ける心遣いが必要です。新年早々、相手を嫌な気分にさせてしまうかもしれません。

自分のことを伝えるメッセージ文例

「断捨離にハマって家がスッキリしました。よかったら遊びにきてね」

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年賀状では自分の近況を書くのも定番。友人への年賀状なら、よりプライベートなことを書くと喜ばれるでしょう。ハマっていることや今年の目標などもおすすめです。

引っ越しや転職の報告も年賀状でサラッと伝えれば、相手にお祝いなどの気を使わせなくて◯。「〇〇に引っ越しました。ぜひ遊びに来てね!」「新しいオフィスは〇〇駅です。近くに来た時は飲みに行こう」など、誘ってみるのもよいですね。

感謝の気持ちを表すメッセージ文例

「いつも相談にのってくれてありがとう。今年も一緒に笑って過ごせますように」

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頻繁に会っている友人には、いつもの感謝を一言添えるのもおすすめ。年賀状だからこそ、普段は言わないことも書きやすいですね。手書きの一言を添えた年賀状には、SNSのやりとりとは違ったよさがあります。

「いつも楽しい時間をありがとう」など、素直な気持ちを手書きで丁寧に書けば、心のこもった年賀状に。いつも一緒にいるからこそ、一年の始まりには気持ちのよい年賀状を送りたいものです。

友人との再会を願うメッセージ文例

「お互いの時間を調整して、ランチでも行こうね」

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あまり会えない友人には「会いたい」気持ちを込めた一言もよいでしょう。仕事や育児でなかなか自分の時間が取れない30〜40代女性。実現できなくても、再会を願う気持ちが書かれていると嬉しいものです。

ご時世に合わせた文例としては「コロナが収束したらみんなでワイワイ飲みに行こう!」なども。「コロナ禍」の「禍(わざわい)」という漢字は縁起がよくないため、年賀状に使うのは控えましょう。

年賀状の一言《親族へのメッセージ文例》

年賀状の一言《親族へのメッセージ文例》
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続いては親族へ送る年賀状に添える、おすすめの一言をご紹介します。親族とひとくちに言っても、年齢や関係性などさまざま。日頃の付き合い方によっても、年賀状に書く一言は変わってきます。パートナーの親族に書く場合、話題に悩んでしまう人もいるのでは?

ここでは、いろいろなパターンの文例を4つ集めました。相手への心遣いが伝わる手書きのメッセージで、あまり会えない親族へ素敵な年賀状を送ってみましょう。

交流がない親族へのメッセージ文例

「お元気でお過ごしでしょうか

平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」

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日頃あまり交流のない親族への年賀状は、どんな一言を添えたらよいのか特に迷ってしまいます。そんな時には、ご無沙汰になっていることを詫びる一言を書き、相手の近況を尋ねるのがベスト。

こちらの近況を書いてもよいですが、相手の現在の状況がよく分からない場合には失礼に当たる可能性もあるため、避けるのが無難でしょう。相手の健康や幸せを願うメッセージなら、どんな時でも問題ないのでおすすめです。

子供の成長を伝えるメッセージ文例

「昨年4月 長女◯◯がぴかぴかの一年生になりました

毎日元気に通学しています」

出典:https://www.postcard.jp/nenga/column/16nenga-nyugakushiki.html

子供の成長を楽しみにしてくれている親族や、出産のお祝いを頂いた親族には、子供の成長について書くのがおすすめ。またこのような親族へは、子供の写真入りの年賀状も喜んでもらえるでしょう。

「最近はじめたスイミングをがんばっています」「中学に入学しテニス部に入りました」など具体的に書くと、親近感がわき嬉しいですね。相手に子供や孫がいる場合はその子についても尋ねると、より心遣いが感じられます。

日頃の感謝を伝えるメッセージ文例

「いつも応援してくれてありがとう」

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いつも陰ながら応援してくれている、遠くの両親や祖父母には素直な感謝のメッセージがおすすめです。手書きで書かれた子供や孫からの感謝の一言は、いつでも嬉しいもの。なかなか会えないこんな時代だからこそ、写真とともに年賀状で伝えるとよいでしょう。

パートナーの両親など、お世話になっている義理の親族へも感謝の一言はおすすめ。ちょっとしたことでも、感謝されて嫌な気分になる人はいません。

親族の健康を願うメッセージ文例

「まだまだ寒い毎日が続きますのでお体にはお気をつけください」

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年配の親族には健康を気遣う一言もおすすめ。そのほかの文例としては「風邪をひかないようご自愛ください」や、「いつまでも元気なおじいちゃん、おばあちゃんでいてね」など、相手との関係性により使い分けてみてください。

「自愛」という言葉には「自分の体を大切にする」という意味が。「お体をご自愛ください」という表現を目にすることがありますが、二重の意味となるためNGです。使う際は気をつけましょう。

年賀状の一言《職場へのメッセージ文例》

年賀状の一言《職場へのメッセージ文例》
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最後にご紹介するのは職場の人への年賀状の一言。手書きのメッセージをやりとりする機会のあまりない同僚や上司に、心を込めた年賀状を送りましょう。

ここでは上司・同僚・部下や後輩とそれぞれの文例をご紹介します。自分や相手の立場によって使い分けてみてください。手書きの一言であなたの温かい心遣いが伝われば、新年からの仕事もより気持ちよくできますね!

上司への感謝のメッセージ文例

「〇〇プロジェクトでは貴重なアドバイスを頂き大変お世話になりました」

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人生の先輩とも言える職場の上司からは、学ぶこともたくさん。日頃の素直な感謝の気持ちをストレートに表現するのがおすすめです。お世話になった具体的な仕事内容を書くと、より感謝の気持ちが伝わるでしょう。

手書きの文字には人柄が出るもの。ここは一つのアピールポイントと考え、特に丁寧に心を込めて書くことをおすすめします。手書きの一言から丁寧な心遣いが伝われば、よい印象を与えられますよ。

同僚への感謝のメッセージ文例

「いつも仕事の愚痴を聞いてくれてありがとう!」

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同僚への年賀状にも、感謝の一言がおすすめです。悩んだ時や行き詰まった時、支えになってくれる同僚の存在。手書きの文字で改めて「ありがとう」を伝えられると嬉しいものです。

そのほかの文例としては「今年は大きな仕事が控えているね。一緒にがんばろう!」とお互いを鼓舞する一言や、「あなたの仕事への前向きな姿勢に、私はいつもやる気をもらっています」など同僚を讃える一言もよいでしょう。

部下・後輩へのメッセージ文例

「仕事への前向きな姿勢に感動しました

今年はさらなる成長を期待しています」

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部下や後輩への一言は、よい点を褒め、新年への期待を添えるのがおすすめ。文例としては「〇〇の時の対応、素晴らしかったです」「ほかの人のミスを影ながらカバーしてくれていること、いつも感謝しています」など具体的な一言が、やる気アップに繋がります。

ここで注意したいのが、上から目線にならないこと。アドバイスのつもりで書いた一言でも、お説教じみてしまってはせっかくのお正月が台無しです。

新年の抱負メッセージ文例

「〇〇さんの仕事ぶりを見習って今年は飛躍の年にします」

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新年の抱負も、職場の人への年賀状で定番の一言。上司や同僚など、幅広い相手に使えるおすすめの文例です。抱負の書かれた年賀状は、もらった方も気持ちがよいもの。上司へは自分のやる気を見せる絶好のチャンスです。

同僚へは「今年は仕事も恋愛もダイエットもがんばる!」など、プライベートなことに触れるのもよいでしょう。せっかくの手書きのメッセージ。力強く丁寧な字で、新年の抱負を高らかに宣言しましょう!

年賀状の一言メッセージ文例まとめ

年賀状に添える一言メッセージの文例集をお届けしました。いつの時代も年賀状は嬉しいもの。一言でも手書きのメッセージがあることで、温かみを感じられます。

職場の上司などへは、書く一言に悩んでしまうかもしれません。しかし基本的なマナーさえ知っておけば大丈夫。

今回ご紹介した文例を参考に、あなたらしさ溢れる素敵な年賀状を書いてくださいね。

2021/10/15 8:30

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