見知らぬ人の庭につながれていた子犬 首を見ると… 「なんてひどいことを」

アメリカのミシガン州にある動物保護団体『レベル・ドッグス・デトロイト』に、1本の電話がかかってきました。

電話の向こうの男性はかなり動揺した様子で、「庭に知らない犬がいる!」と伝えてきたのです。

スタッフが駆け付けたところ、まだ幼い犬がガレージのそばに鎖でつながれていました。

Posted by Rebel Dogs Detroit on Saturday, August 28, 2021

ウェブメディア『The Dodo』によると、スタッフのティファニーさんが発見した時、犬は怯えてガレージの後ろに隠れようとしていたのだとか。

しかし、彼女が犬を呼んで少しずつ近付くと、犬は「この人は優しい人だ」と思ったのか、しっぽを振り始めたといいます。

その後、犬は安心したように、人懐っこさが全開になったそうです。

鎖が首に食い込んでいた

犬はビーカーと名付けられます。ティファニーさんはすぐに、ビーカーがひどいケガをしているのに気が付きました。

ビーカーの首に巻き付けられた鎖が皮膚を突き破り、肉にまで深く食い込んでいたのです。

※見た人が不快に感じるおそれがある画像(傷口など)が含まれています。

Posted by Rebel Dogs Detroit on Saturday, August 28, 2021

彼女は急いでビーカーを動物病院へ連れて行き、ただちに鎖を外す手術と、傷の手当が行われました。

そして手術は成功し、約10日後には傷もだいぶよくなってきて元気そうなビーカーの写真が公開されました。

Beaker, here! 👋🏻

We want to share an update on the sweet boy found with the chain pierced through his little puppy...

Posted by Rebel Dogs Detroit on Friday, September 10, 2021

ビーカーを救出した時の写真には、多くの人たちが悲しみや怒りの声を上げています。

・この犬の怯えた目を見て、心が痛くなった。

・なんてひどいことをするんだ。かわいそうに。

・助けてもらえてよかった。このかわいい子が、早く元気になりますように。

Posted by Rebel Dogs Detroit on Monday, September 27, 2021

ティファニーさんがビーカーを見つけて鎖を外した後、ビーカーは痛みを感じているはずにもかかわらず、地面に寝転がって彼女にお腹を見せたのだそう。

そして「助けてくれてありがとう!」というように、彼女の顔をなめてきたといいます。

こんなに人懐っこくてかわいらしい犬に、なぜひどい虐待ができるのか、理解に苦しみます。

ビーカーは順調に回復していて、現在は里親を募集しています。

今までつらい思いをした分だけ、ビーカーがこれからは優しい家族と幸せに過ごしていけるよう、願わずにいられません。

[文・構成/grape編集部]

出典 Rebel Dogs DetroitThe Dodo

2021/10/15 11:45

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