デンバ・バ氏、“スペシャル・ワン”の指導法を語る「ドレッシングルームに爆弾を投げ込み…」

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 先日に現役引退を発表した元セネガル代表FWデンバ・バ氏が、チェルシー時代を振り返った。14日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えた。

 現在36歳のバ氏は、ホッフェンハイムなどを経て加入したニューカッスルでブレイク。活躍が認められて2013年1月にチェルシーへと完全移籍し、2014年夏までの在籍で公式戦51試合の出場と14ゴールを記録した。

 その後はトルコや中国などでプレーし、9月13日に現役引退を発表した。今回、『アスレティック』の独占インタビューで自身のキャリアを振り返り、ジョゼ・モウリーニョ元監督(現ローマ)との関係性や元リヴァプールのスティーヴン・ジェラード氏(現レンジャーズ監督)の“スリップ事件”などを振り返った。

 バ氏はチェルシー加入後の半年間は定位置を確保していたが、2013年夏にラフェエル・ベニテス元監督(現エヴァートン)からモウリーニョ氏へと監督が変わってからは序列が低下。それでも、2013-14シーズン終盤には出場機会を増やし、チャンピオンズリーグ準々決勝パリ・サンジェルマン戦といった重要な局面で得点を挙げるなどの活躍を披露した。

 同氏はモウリーニョ氏について、「彼は勝つためにはどんな手段も使う。どんな手段でもね。(人々の頭を混乱させることが)最優先事項なんだ!(笑)」と冗談混じりにコメント。そのマネージメント手法について、次のように語っている。

「彼はどの選手に強いメンタリティが宿っているのかを見極めるために、選手に対してたくさんの心理学を用いる。ある日、彼は僕らにこう言った。『もし君が自信を持てないのなら、それは君の問題だ』とね。彼の第一次政権(2004年夏〜2007年9月)にはフランク・ランパードやディディエ・ドログバ、ミヒャエル・バラックといったタフガイたちがいて、そのようなマネージメントにも応えることができた。自尊心をそれほど高められない若い世代には、もっと励ましやサポートが必要だ。それでも、ジョゼはドレッシングルームに爆弾を投げ込み、誰が生き残るかを観察するような男だ」

「『今日、彼はどの仮面を被るのだろうか? 幸せそうなのか、皮肉っぽいのか、悲しいのか、怒っているのか…』。そんな疑問は、ある時点で気にならなくなった。なぜなら、彼は選手とともに試合を戦っているだけだからね。彼はとても上手く試合に対処するんだ」

 また、バ氏は、チェルシー時代のハイライトの一つである13-14プレミアリーグ第36節リヴァプール戦(2014年4月27日)での得点にも言及。同試合ではリヴァプールのジェラード氏が足を滑らせたところからボールを奪ったバ氏が先制点を挙げ、チェルシーが2-0で勝利した。リーグ優勝に近づいていたリヴァプールはこの敗戦が響き、最終的にマンチェスター・Cの優勝を許してしまった。

「あれがどれほど大きな出来事だったかは、数年後、人々がまだそのことを話題にしているときに初めて気がついた。彼らはまだそのことを話しているよね。リヴァプールファンにとってはトラウマになるような出来事だった。しかし、僕らは彼らの夢を奪ったという事実を楽しむのではなく、ただ勝つことを楽しんだ」とバ氏。また、ジェラード氏に対する「申し訳ない」という気持ちは「そんなにない」ともコメント。「なぜなら、それが試合だからだ。僕がミスをすれば、誰かがそれを利用する。スティーヴン・ジェラードがサッカー界にもたらした功績は非常に大きいけど、残念ながらそれもまた人生だ。すべての物語がおとぎ話で終わるとは限らない」と語っている。


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