森七菜、新曲リリースも賛否両論うずまくワケ

 女優の森七菜が10月12日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! GIRLS LOCKS!」(TOKYO FM)で新曲のリリースを明らかにした。タイトルは「背伸び」で、10月27日に配信限定リリースされる。作詞は森がヒロイン役を務めたアニメーション映画「天気の子」の新海誠監督が務める。

 森は新海監督に作詞を依頼することになった経緯を説明。「新海誠監督といえば『君の名は。』とか、『天気の子』とか、『言の葉の庭』とか、素晴らしい作品を数々手がけていらっしゃる監督です。私も『天気の子』で、ヒロインの天野陽菜っていう子を演じさせていただきました。あの当時は、17歳、18歳くらいでしたね。もう2~3年前になるんですけど‥‥その年か翌年に、私から新海さんに(作詞を)お願いしたんです」と数年前の依頼だったことを明かした。

 森はさらに「新海監督の言葉に本当に魅了されて、自分自身がいちばん近いところで新海さんの言葉とか感性とかが身に染みて‥‥。この監督の紡ぐ言葉を歌に乗せたら、どんなふうになるんだろうという想像から始まって。あわよくば、私がそれを歌ってみたいなって思いました」と語った。

 新海監督は新曲発表に際して「森七菜さんに初めてお会いした時はまだ高校生で、彼女は仕事のたびに大分と東京を行き来していました。それが僕自身の高校生活とは(当たり前ですけど)あまりに違うことが衝撃で、『もし同級生に森七菜がいたら、あるいは自分の高校時代が森七菜だったら、それはどんな人生だったろう』とよく考えました。そんな妄想を形にする機会を、七菜さん本人からいただけたことがとても嬉しいです」とコメントを寄せた。

 ネット上には《うっわ めちゃくちゃうれしいです! 楽しみ》《配信、めっちゃ楽しみです!!》といったファンの声も多かったが、一方で《スマイルを聞いたけど、そんなに声量もないし、上手いとも思わなかった。森七菜は嫌いじゃないけど、正直歌に関してはそれほど期待できない》《一度テレビで観た時、放送事故かと思うくらい酷かった。役者だけで行けばいいのに》《以前、朝の番組のゲストに出てきて歌っていましたが、カラオケでちょっと上手な人が歌っているレベルだと思いました。なぜこんなにもてはやされているのか謎です》など森の歌声を酷評する声も続々。

「森が歌うことになったのは昨年公開された映画『ラストレター』がきっかけ。主題歌の『カエルノウタ』は岩井俊二監督が当時18歳の森の歌声をカラオケで聞いていて、試しに歌ってもらい、そのまま抜擢されました。映画の企画・プロデュースを担当した川村元気氏は森の歌声を『少年と少女の間をたゆたうような瑞々しさと、誰にも真似できない力強さがあった』と評しています。しかし、これはまだ少女の森だったから未熟な部分も含めて魅力的だったとも言えます。森ももう20歳ですから、新しい表現を見せない限り、歌手としての評価を上げることは難しいのでは」(芸能記者)

 歌手業も続けるのであれば改めて、年相応の表現力を磨く必要がありそうだ。

(柏原廉)

2021/10/14 16:20

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